バランス調整
家族3人で2回Eclipseをやったのですが、
・最初に銀河中心を取った勢力がほぼ勝ってしまう。
・対抗手段はあるものの、戦闘ではミサイルがやたら強い。(特に高レベルコンピューターが付くと)
・宇宙人は強弱の差が大きすぎる。
という欠点が、過去の対戦からも気になっていました。
そこでこれらのバランスを調整する以下のルールをつけてやってみました。
・銀河中心で製造できる艦はインターセプターだけ。
・ミサイルの命中確認前に、相手は砲で迎撃できる。解決は通常の攻撃と同じで、1命中ごとに目標の艦のミサイルを1つ無効にする。迎撃した艦は、第1ラウンドに通常の射撃ができない。ミサイルを発射した艦は、第1ラウンドに退却ができない。
・エリダニ帝国は、ディスクを1つ増やす。(他の種族より1つだけ少なくなる)
・メカネマは、最初から進化ロボットを持っている。
・オリオンの覇権の最初の艦は、クルーザーでなくインターセプター。
・ヒドラの発展は、1回の建造数を1とする。
・ドラコの末裔は、ディスクを1枚減らす。
今回は下の子がエリダニ帝国、上の子がオリオンの覇権、私がメカネマです。
第1ターン、オリオンは強化船体を手に入れて今後の戦闘には有利になるものの、星系探査にはろくなのが出ず拡張できません。エリダニは探査を中心に行い、次のターン攻めるに丁度いい古代艦隊のいる星系を2つ発見。メカネマは進化ロボットを生かして広がり、星系の引きも良く、さらに古代のクルーザーも手に入れて好調です。
第2ターン、オリオンは強化船体付きの戦艦1ユニットで、古代艦隊2個の内周星系を攻め、見事奪取に成功。エリダニはこの国必須の進化ロボットを手に入れると、クルーザーで古代艦隊を攻めてこれも占領に成功。さらに古代クルーザーも手に入れます。メカネマもやはりクルーザーで古代艦隊を倒して、スターベースの技術を手に入れます。
第3ターン、進化ロボットを手に入れたものの、良い攻め場所が見つからず、伸び悩むオリオン。エリダニはナノロボットとニュートロンボムを開発し、古代艦隊2個の星系を制圧します。メカネマはオービタルを建設し、古代艦隊を倒して古代のコンピューターも発見しました。
第4ターン、生産力で他に大きく劣るオリオンは、ここで自前の戦闘能力と強化船体を頼みに、戦艦とクルーザーで早くも銀河中心に侵攻。見事これを占領し、技術生産力を集中的に強化します。エリダニはフュージョンソースとフュージョンドライヴを開発し、古代のシールドまで発見して、生産力でもメカネマに迫ります。メカネマはオリオンに備えてフュージョンソースとプラズマ砲を開発し、古代のドライヴも発見します。オリオンが中心を押さえたと言っても、他の勢力も戦闘技術が上がっており、中心にスターベースが置けなくては、その先へ進むのは容易ではありません。

第5ターン、エリダニは進化採掘で生産力がメカネマを越え、メカネマはプラズマ砲などで艦のアップグレードを図りますが、オリオンは強化した技術力を持って、いきなり反物質砲を開発搭載してきます。オリオン恐るべし。
第6ターン、エリダニは戦艦を建造するとともに、オービタルを2個建造してさらに生産力を伸ばしますが、メカネマも進化経済を開発して、生産力で再びエリダニを抜き返し、戦艦も2隻を建造します。反物質砲を持つオリオンも、ソースが弱くて一門しか積めず、侵攻するには無理があるので、進化経済を開発して生産力で他勢力に追いすがります。
第7ターン、エリダニはまずアーティファクトキーから、2ユニット目の戦艦建造とワームホールジェネレーター開発。メカネマは念願の強化船体を手に入れ、クルーザーの生産。そしてオリオンはついにタキオンソースを手に入れ、戦艦もクルーザーも驚異のダブル反物質砲装備とします。いよいよ決戦の予感。
第8ターン、エリダニはクォンタムグリッドを開発し、最終ターンでのワームホール攻撃力を強化。メカネマはアーティファクトキーからの、進化採掘とモノリス開発でモノリス得点を狙います。オリオンもタキオンドライヴを開発搭載して最終決戦態勢。
第9ターン、エリダニはプラズマミサイルを開発してオリオンの攻撃に備え、ワームホールを通って他の両者の後方に侵攻します。メカネマもこのターンに開発したタキオンソースで強化した艦が、これまたこのターン開発のワームホールジェネレーターで、オリオン後方に侵攻します。またメカネマは、主力を置いている内周星系でモノリスを建設します。そしてクォンタムグリッドとポジトロンコンピューターを開発したオリオンは、満を持してメカネマのモノリス目指して侵攻開始。メカネマもスターベースを配置して対抗するとともに、銀河中心にも反撃します。

エリダニの侵攻は、他勢力がより重要な場所での戦闘を優先したため、放置されて両方占領成功。メカネマのオリオンへの侵攻軍は、クルーザー対スターベース、戦艦+インターセプター対クルーザー2が、どちらも性能で勝るオリオン軍に敗れ撃退されます。
そしてオリオンのメカネマへの侵攻は、まず1つ目がオリオン戦艦2対メカネマ戦艦1+スターベース2。オリオンの反物質砲は強力でしたが、メカネマはフェイズシールドで防ぎ、ここを持ちこたえます。そして2つ目はオリオンクルーザー2対メカネマクルーザー2+スターベース1。オリオンはクルーザーと言えどもやはり反物質砲2門と強力で、なかなか勝負のつかない激しい戦闘が続きましたが、最終的にはメカネマの勝利に終わります。
そしてVPを計算すると、銀河中心を持つオリオンは名誉もそこそこで29点。

モノリスを2つ持つメカネマは名誉の引きが非常に良く38点。

そして領土最大となったエリダニは、やはり名誉の引きがかなり良かったものの、惜しくも37点、。メカネマの勝ちでした。

(戦艦はソース容量上、イオン砲が電子コンピューターになっているべきでした。)
ルール変更の狙い通り、銀河中心を取っても勝つとは限らず、宇宙人の強さのバランスも取れ、勝敗は最終ターンの多数の戦闘結果によってぎりぎり決まるという、今までにない良い勝負となりました。このバランス調整ルールは非常にいい感じです。
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