無人の野を行く
 
 合宿でおもしろかったので買ったEclipseを、たかさん、かさいさん、私の3人でやりました。これは宇宙戦争物ではメジャーなテーマである、滅んだ旧帝国の覇権をめぐっていくつかの種族が探査、植民、技術開発、戦争をしていくゲームです。
 ゲームについてはここに分かりやすい解説があります。
エクリプス Eclipse − どんなゲーム? 編 −

 序盤かさいさんは、最初の探査で敵が無く2惑星に植民できる当たりを引くものの、続けて2回旧帝国軍の守る宙域に当たり、一旦拡大をストップします。技術はナノロボットとプラズマキャノンを開発し、それを積んだ巡航艦を生産して、残党掃討の準備をします。
 たかさんは改良船体を開発。帝国の遺産の資源を使って、それを積んだ巡航艦を2隻建造します。
 そんな2人に対し私は4回連続敵のいない宙域を支配し、見つけた技術遺産で改良船体と先進ロボットを開発します。しかし宇宙艦の建造には手が回りません。

 その後かさいさんもたかさんも順調に帝国残党を征伐し、領土や失われた帝国の遺物などを手に入れていきます。かさいさんはハイパーグリッドソースを戦艦に積み、たかさんは帝国の遺物で4VPを獲得しました。
 一方私はさらに3回、合計で7回連続の無血占領が続き、勢力が大幅に拡大します。しかも先進研究所を開発して4ヶ所もの技術植民をし、技術生産力が15に上昇します。そして巡航艦も2隻建造しました。

 さらに私は先進経済も手に入れて経済力を24としました。このままでは他の2人の集中攻撃に合う恐れがあるため、私は先んじて国境になりそうな宙域の探査を行い、宙域の接続を絶つようタイルを配置します。
 しかしかさいさんは、旧帝国の強靭な船体とダブルプラズマキャノンで強化された戦艦2隻を先頭に、中央に迫ります。そしてたかさんも改良船体とポジトロンコンピューターの戦艦2隻を筆頭に中央を目指します。この2人は旧帝国軍との戦闘で名声を稼いでおり、帝国首都を占領されたら勝ち目はありません。
 そこで私は圧倒的な技術力を背景に、最強のタキオンソース、タキオンドライヴ、アンティマターキャノンを開発し巡航艦に積み込みます。そして船体も強化されたこのスーパークルーザー4隻を持って旧帝国首都に先んじて乗り込みます。強力な防衛システムもアンティマターキャノンの前には為す術も無く、私は無損害で占領に成功しました。
 次のターンに私は、ダブルアンティマターキャノンと6ポイントもの増加装甲を持つ超弩級戦艦を旧帝国首都に建造し、守りを磐石なものとします。

 かさいさんの時間の都合でこの第8ターンでゲーム終了としましたが、終了時点の得点は私30点、たかさん28点、かさいさん22点でした。かなりうまく行ったと思っていた私でしたが、実は旧首都を取れなければむしろたかさんに負けているほどでした。
 様々なVP獲得源があり、運や単純な戦略だけでは勝てないように、バランスがうまく取られていると思いました。タイルの配置や出てきた技術、さらに人類以外の種族によってさまざな戦略があり、何度もやれるゲームになっています。

 
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