虚構を捨てて現実と向き合う(前篇)
 
 For the Peopleでマクレラン、グラント、シャーマンの戦闘評価と特別能力を妥当なものにしてまた2回やってみましたが、北軍のカードが良いとマクレランが動けすぎて、前半で北軍が勝勢になってしまうと分かりました。そこでマクレランに制限を加え、代わりに南軍はジャクソン、フォレストを弱め、北軍にグリアーソンを加えて、再度やってみます。
 前回書いた通り元のFor the Peopleでは、グラントとシャーマンを過大評価して後半の北軍を強くし過ぎていたので、代わりにジャクソン、フォレストを本来より強めにし、グリアーソンをいなかったことにして、帳尻合わせしていたものと思われます。しかしグラントとシャーマンを本来の弱さに戻した今、もはやそんな虚構に付き合う必要は無いのです。
 Y君が南軍、私が北軍です。


 第1ターン、南軍は戦前の裏切りやマイナーキャンペーンとカードが良く、一気に戦争準備が整います。北軍も3のカード3枚と良かったのですが、途中で戦力を港に送るのを忘れていて、東湾の封鎖ができませんでした。
 第2ターン、北軍はメジャーキャンペーンを含む3のカード4枚と非常に手が良く、前のターンに上陸した部隊でフロリダを脱落させてしまいます。しかし目が悪くて東湾の封鎖はまた失敗し、ナッシュビル侵攻もゲリラに止められて、良い手の割に劇的な成功とはなりませんでした。
 第3ターン、今度は南軍の手が良く、リーを待たずしてインディアナへの侵攻に成功します。北軍も封鎖レベルが1、上陸レベルが2となり、ようやく東湾の封鎖に成功しました。両者互角の形勢でしょう。

 第4ターン、ここでリーが例のごとくワシントンとペンシルヴェニアを狙う位置に登場します。マクレランもこれを食い止めるため、フレデリックで軍を作りますが、やはりそれを見たリーは西部へと転進しました。その間北軍は封鎖と上陸修正を進めます。
 そしてリーが西部に到着すると、マクレランも西部に向かい、南軍がさらに侵攻できるか、逆に追い出されるかの攻防戦が始まります。南軍は鉄甲艦を作ってウォバッシュ川を渡り、北軍はこれに師団移動で対抗。そして最終ラウンド、ここで北軍はキャンペーン。ビューエルが背後に回り込み、リーの補給を切った上で、マクレランが襲い掛かります。これは攻撃に有利な中規模戦闘となるよう攻撃戦力を調整し、リーが勝てる可能性は9分の1しかありません。マクレランの周到な作戦により、リーは万事休すか?
 ところがマクレランの目は1でリーは4となり、リーは八死に一生を得て、一州侵攻を維持できました。ただそれでもリーは補給回復のため、追加の北部侵攻はできず、補給切れ攻撃で余計な損害を強要されることになります。


 第5ターン、幸い南軍はここで2枚の増援カードを引き、苦しかった戦力状況が改善しました。ただそれでも南軍は戦力に余裕ができた訳ではなく、これ以上北部侵攻をするのは難しそうです。そこで代わりに外交でミズーリの南部参戦を促しました。しかしそれも北軍が軍団を派遣して食い止めます。
 北軍はさらに4まで上昇させた上陸修正を利用し、多かった上陸可能カードで沿岸要塞の攻略を進めていきます。そして最終ラウンド、最後番を利用して再度攻勢に出る可能性があるリーに対し、マクレランは一か八かの攻撃を仕掛けました。
 リーの後ろにはジャクソンが控えていて、これにリアクションされると全く互角。もしそれが失敗すればマクレランが58%で勝つという、際どい勝負ですが、中規模戦闘なら敗北時のSW損失リスクが無いのでやってみます。すると今度こそマクレランは勝ちを収め、リーをインディアナから追い出して、このターンの北部侵攻SWを食い止めました。
 さらにこのアクションはキャンペーンだったので、北軍はさらに上陸を行い、南北大西洋の封鎖までも完成させます。南軍は最後のカードで北側の封鎖を解除することもできましたが、これから厳しくなる戦力事情を考え、軍の戦力を散らして兵力の損耗を抑えることを優先しました。逆に北軍は損耗度外視で攻勢を続けたため、損失は多めです。



 4、5ターンは北軍の運が良く、リーの追い出しと封鎖が成功して、北軍がやや有利と思われます。しかしマクレランの能力変更がうまく効いて、ゲームが終わるほど圧倒的にはなっていません。そしてこれからはグラントが、リーはもちろんロングストリートにも勝てない現実に直面することになるので、南軍にも十分逆転のチャンスはあるでしょう。
 
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