ただ日本がチートで無双するだけ
ゲームジャーナルの南方作戦1941をやりました。日本の東南アジア侵攻は、簡単だったように思っていましたが、調べてみると連合軍の兵力はかなり多く、いくら植民地兵が弱くても実はかなり難しい攻撃だったのではないかと思ったものです。
HJの太平洋艦隊では、日本の師団が4戦力なのに、マレー・フィリピンの「軍」は1戦力になっていて、ずっとこのイメージで日本は楽勝という気になっていました。しかしWar in the Pacific: 1941-1945では、日本が史実の時間内に全て占領するのはほぼ不可能で、疑問を持っていたのがきっかけです。
ゲームは日本7枚連合軍5枚のアクションカードをターンの最初に選び、日本から交互にカードを出すことで、移動や攻撃、その他イベントを実行していきます。ユニットの行動は通常1ターンに1回だけですが、イベントを使えば複数回の行動もできます。勝敗は、日本軍の土地占領と、連合軍の要塞がどれくらい持ちこたえたか、日本軍にどれくらい損害を与えたかのVPで決まります。
子供が日本、私が連合軍です。
連合軍は日本の攻撃を予期していなかったことになっているようで、全て行動済みから始まります。日本はフィリピンやマレーへの上陸を後回しにして、補給と電撃戦を繰り返して倍火力空爆を連発したり、いきなり酸素魚雷による長距離奇襲で連合軍海軍を撃滅したりして、制空海権を一気に握ります。電撃戦ってそういう意味でしたっけ?酸素魚雷ってそこまで超兵器でしたっけ?
全域の制海権を取られると、連合軍は内側への連絡線が切れ、行動済みの自動回復もできなければ、増援を送り込むこともできなくなります。要は連合軍が抵抗不可能になります。
その上で日本はマレーに10ユニットのフルスタックを送り込み電撃戦開始。しかも補給で回復して再度電撃戦で倍火力攻撃。マレー軍はすぐに溶けます。シンガポールが落ちたら次はフィリピンで同じことをすれば、こちらも楽々落ちるでしょう。4ターンが終わった時点でVPを計算すると、間違いなく日本が勝つので、ここで終わりにしました。

歴史通りの部隊と妥当な表面戦力で、システムも悪くないと思うのですが、とにかく日本のイベントがチート級で全てを吹き飛ばし、連合軍は全く抵抗のしようがありません。連合軍が最初全て行動不能なだけでもかなりの日本びいきなのに、歴史以上の結果にしかならないよう、日本軍に超能力を与えるのは興覚めです。そこで次回は以下のように理不尽なカード・ルールを修正してやってみます。
・酸素魚雷は、その海域に航空攻撃できるユニットを日本だけが持つ時のみ、使用できる。一方的に敵艦隊の位置を把握し、夜間に気付かれず発射して初めて、酸素魚雷はその威力を最大限発揮できるものです。実際スラバヤ沖海戦でABDA艦隊を撃滅したのは、日本が陸上機でジャワの航空機を撃滅した後の夜戦でした。
・母艦は隣接海域に航空攻撃できない。艦載機は陸攻よりずっと航続距離が短いのです。
・ヒノデハヤマガタを除き、電撃戦は2回連続で攻撃できない。開戦時の準備された奇襲を別にすれば、電撃戦で戦闘力が2倍になったりしないでしょう。
・海上移動は3移動力。なぜ鈍足の輸送船団が、一瞬で長距離を移動できるのでしょうか。日本本土からシンガポールまでは、1か月近く(2ターン)掛かるはずです。
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