シャールB1の重圧
 
 今日のASLは、アニュアル97よりA113 Then Things Got Worse その後状況は悪化した。フランス軍がシャールB1で反撃して来た時、これに対抗できるドイツ戦車はいなかった。そこでドイツ軍は戦車を下げ、野砲を再配置して待ち受けた。フランスは8.5ターン以内に、QからBB列内の石造建物から操作班でない統制ドイツMMCをいなくしたら勝利します。西から風が吹いています。
 フランスは9−2指揮官率いるエリート11個分隊と、B1bis6両で攻めます。街を守るドイツ軍は、9−2指揮官付きエリート5.5個分隊と、どれも建物に置けない75ミリ野砲2門、37L対戦車砲1門、20L対空砲1門です。
 戦力バランスは珍しく素で0%台の互角。子供がフランス、私がドイツです。


 ドイツ軍は下手に前の建物に配置すると、戦車に退路を切られる危険があるので、無難に大きな建物に配置。フランス軍は撃たれない所を前進します。その後ドイツ軍は大きな建物一杯に散らばりました。
 第2ターン、シャールがドイツ建物正面のアパートに突っ込むと地下室に落ち、仕方なく2両目がさらに突っ込んで今度はボグ。次にフランス分隊がドイツから見て右側を進んだ所、ドイツ9−2指揮官と中機関銃に撃たれて混乱しました。そこで2両のシャールが、撃ち終わってもう街路戦闘のできないこの中機関銃に近接します。またもう2両はドイツ右手に回って、石垣に隠れました。これをドイツ対戦車砲が横から撃ちましたが弱すぎて効きません。
 迫り来るシャールの重圧は厳しく、野砲に撃たそうな場所もうまく避けているので、ドイツは野砲で煙幕を張って圧力を和らげることにします。またシャールに囲まれて危険な前の建物からは、中機関銃を下げました。
 第3ターン、煙が邪魔でフランスの攻撃は効かず、1両のシャールが煙から出てさらにドイツの建物に隣接して来ます。すると弱弱ドイツ対戦車砲が、石壁の所のシャールに3を出してまさかの衝撃。しかしその対戦車砲もすぐにフランスの白兵戦に拘束されます。ターン後半、衝撃は直らず、ドイツにも損害は出ず。

(下が南)

 第4ターン、うんうん苦しんでいたシャールは回復。そして1両のシャールがドイツ建物に突入してボグになり、2両が建物に隣接します。さらにもう1両が進もうとしたら、エンジン故障で走行不能になりました。またフランス歩兵も建物に取り付き始めます。その後ひとまず戦車の白兵戦は互いに効果ありませんでしたが、ドイツ分隊が1つバーサークしてしまいました。
 ターン後半にはバーサーカーも突っ込んで建物内のシャールを叩き壊したものの、1.5個分隊がシャールの隣に取り残されて、ドイツはまずい感じ。
 第5ターン、戦車指揮官付きシャールに撃たれて1.5分隊はやはり混乱。さらにドイツが張った煙幕に隠れて、フランス歩兵が野砲に殺到し、かなり撃退したものの砲は沈黙させられます。また混乱したドイツ歩兵は、逃げ場を失って建物2階に追い詰められました。
 ターン後半、こうなってはもうドイツも守りようが無く、大きな建物内の部隊も壊滅して投了です。



 ドイツは砲を建物に入れられないので、シャールを止めきれずに近接されてどうしようもなくなってしまいました。ここは砲を隠匿することにこだわらず、野砲を道路(AA6)に設置して、建物全面をカバーできるようにするべきでした。その場合野砲が右側からフランス歩兵に攻撃される可能性があるので、右の並びにもドイツ歩兵を置く必要があるでしょう。

 
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