華弾繚乱
 
 今日のASLは、アニュアル96よりA101台児荘へのドライブ。1938年、台児荘攻略に向かった日本第10師団の前に、中国第31師団が立ちはだかった。日本は7.5ターン以内に、捕虜を除く50VP以上を南へ脱出させたら勝利です。
 日本は18個分隊と八九式中戦車2両、九一式装甲トラック4台、九二式装甲トラック2台、九四式豆戦車2両。中国は20個分隊と37L対戦車砲3門、37*野砲1門、狐穴12、ロードブロック1です。
 さてこのシナリオを今までの基準で評価すると中国必勝になるのですが、ちょっとそうは見えません。日本の中戦車以外のAFVは今までの基準だと戦車に入らないものですが、ここでは十分役に立ちそうです。また最初の頃は0.8倍で評価して丁度いいと思っていた中国歩兵も、最近はもう少し弱いように思えます。
 そこで中国軍に対する日本武装AFVは全て戦車として数え、中国歩兵の質を0.7倍で評価してみると、中国が1%有利なだけの良いバランスとなります。これが妥当かどうか今回は戦力修正無しでやってみます。子供が中国、私が日本です。


 日本軍が森を抜けてしまうと、高台と生垣で左右の見通しが悪く、突破を止めるのが難しくなるので、中国は全軍を平地が見渡せる森の前面に並べます。また日本も戦力を集中して、広がった中国軍が集まってくる前に中国軍の前線を破らなければ勝ち目がありません。そこで日本は唯一の道路がある右側に全軍を置きます。

 日本軍は前進するAFVに隠れて歩兵が進み、途中で適宜部隊を落としていきます。車両は歩兵射撃を邪魔しないためと敵に当たりにくいように全て機動中。これを並べて行ってウミガメ戦術完成です。
 中国軍はパラパラ防御射撃をしてきますが、火力射程共に少なく若干の損害を与えただけ。そしてさらに砲を出して撃ちましたが、短砲身は故障、長砲身2門は効果無し。日本軍の前進は大成功です。
 後は巨大ウミガメグループ射撃で近くの対戦車砲を混乱させてしまえば、戦車無傷も夢じゃない。けどこれもはずれ。そうするとまあ1、2両くらいやられるかもしれないけど、全然問題ないだろう。
 ターン後半、中国対戦車砲射撃開始。命中、破壊、連射、命中、破壊、連射、ガコガコガコガコ・・味方AFV6両壊されて1両衝撃。
(エッ?チョットマッテ、ナニコレ、意味ワカンナイ)

(下が北)

 第2ターン、突如異世界に放り込まれた日本軍。もう笑うしかない。幸い中国の対戦車砲は2門が故障し、1門は射撃で沈黙させました。日本兵は煙幕支援を受けて進みます。しかし反対側の中国歩兵もすぐ近くまでやって来ています。その前にこの戦線を抜けられるのか。
 第3ターン、日本は中機関銃や煙幕の切れた迫撃砲等で撃ちますが、良い目を出しても中国兵のMCの目がさらに良くてあまり効かない。それでも今行かないと中国の援軍が前線に入って万事休してしまう。日本は右手でバンザイ突撃、左手ではパラパラと分散して前進します。しかし中国の射撃は逆に効きまくり、日本のモラルチェックは失敗連発。さらに中国は直った対戦車砲まで撃ち始め、日本のAFVは残り2両しかいなくなった。そして白兵戦でも日本軍は全く冴えずやられまくります。
 第4ターン、数えてみるともう残った日本軍は51VPしかない。ここから1VPの損失だけで中国軍を破り、ロードブロックを撤去して全軍が南に抜ける。絶対できません。日本負けました。



 目の悪い時というのはあるものですが、ここまで極端なのは初めてかも。そのため今回の結果だけでは、戦力評価基準の変更が正しかったかどうか分かりませんが、過去の結果の再計算でも問題なさそうなので、これからは変更したものを使うことにします。と言っても中国軍が出てくるシナリオが、家にはあまり残っていないのですが。

 
インデックスへ