森林内では防御側が強いのか?
 
 今日のASLは、J242 Courage of Cowan コワンの勇気。アルデンヌの冬季反攻で、森林内のアメリカ軍は、防御態勢が整うまでの時間を稼いでいた。ドイツは6ターン終了時に、奥の村の建物6つの内5つを支配していたら勝利です。積雪があり、全ての建物は平屋建てです。
 守るアメリカは、エリート4個一線級5個分隊、ヒーロー1と、中機関銃2、バズーカ3、軽迫撃砲2、狐穴8を初期配置。そして第3ターンにシャーマンの76L型、75ミリ型各1両がやってきます。
 攻めるドイツは、SS11個分隊と機関銃中2軽3、シュレック1、爆薬2、75Lの4号駆逐戦車(前面装甲11)3両を小川手前の森林内に配置します。
 戦力評価では、ドイツ戦車が先にいても森林内で勝利条件の村に先着できないので、攻撃側完全先着による防御側0.25倍を適用せず、シャーマンの半数しかドイツ戦車を倒せないことによる0.75倍を適用します。するとドイツの予想勝率は59%と、アンディさんらしく良いバランスです。しかし今までに実例は少ないですが、森林内では普通より攻撃側が不利で、特に攻撃側の戦車は弱くなる気がします。そこでドイツバランスで、ドイツの中機関銃を重に代えてやってみます。
 子供がアメリカ、私がドイツです。


 アメリカ軍は、薄い前線で凍った小川を見張っています。ドイツは鬼スタックを射撃待機させると、アーマーアソールトで4個分隊を突出部に隣接させました。これによりダミーを含んだアメリカ前線は蹴散らされます。
 1ターン後半、アメリカは奥の軽迫撃砲以外撃たず、森の中で防御陣地を築きました。その一番高いスタックは中機関銃2と指揮官、ヒーローと思われ、これへの攻撃は容易ではなさそうです。
 第2ターン、いきなりアメリカ大スタックに歩兵を隣接させるのは無謀なので、ドイツは一部の部隊に左手の小川を進ませながら、大スタックには戦車を隣接させました。雪の小川渡りで疲れた部隊は、休ませながら隠蔽を付けます。すると対峙するアメリカ軍はまた一歩後退しました。こんなの繰り返してたら、ドイツは間に合いそうもないぞ。


 第3ターン、ドイツは煙幕を張った上で、アメリカ戦線左手に爆薬攻撃を仕掛けます。また小川を進んでいた部隊たちは向こう側に上がって、次に来るアメリカ戦車や邪魔な奥の迫撃砲に向かいました。そして最後にドイツ鬼スタックが、アメリカ前線の右端に隣接します。
 ターン後半、アメリカ大スタックは下がると誰かに撃たれる形なので、突撃で一歩下がるしかできない状況。アメリカは後方にやってきた戦車と一緒に第二線も作りますが、これでどうなるのか。ドイツの方も、迫撃砲を狙った射撃で、戦車砲が壊れています。

 第4ターン、ドイツは果敢に行くしかない。戦車をアメリカ大スタックに突っ込ませると、バズーカにも耐え、対応射撃にも走行不能になりながら生き残りました。これでアメリカスタックが撃てなくなったので、ドイツ軍はそこに大挙して隣接し、爆薬で蛇の目を出してほとんどを吹き飛ばします。
 しかしそれすら所詮白鳥の歌。ドイツは、左側を進んでいた部隊が奥から迫撃砲や歩兵火力でやられたり、シュレック持ちがバーサークしたりして、もうろくでもない状況です。鬼スタックこそ迂回して森を進み村に近づいたものの、そちらには戦車を含むアメリカ第二線が待ち受けているのに、ドイツの使える戦車は1両しかなく、しかも反対側です。ここからあとたった2ターンで建物5つ取るなど、もう遠すぎて無理。ドイツ負けです。

(奥の村は見えない彼方)


 やはり過去のいくつかの経験同様、森林内の戦闘だと、攻撃側戦車は十分力を発揮できず、防御側の歩兵は強くなるようです。また今回はありませんでしたが、攻撃側の砲などほとんど使いものになりません。
 そこで森林内(ルール上の森林に限らず大きな連なった林)で守る防御側で、攻撃補正が無い場合は、戦力評価で歩兵の質を+0.1することにします。また森林内の場合、攻撃側は戦車数を0.75倍、砲数を半分にすることとします。
 これで今回のシナリオを計算し直すと、ドイツの予想勝率は34%と大分実感に近づきます。また過去の例を計算しなおしてみても、高めの優勢率で予想一致率が上がり、個々の例を見ても実感と予想勝率が近くなったので、概ねこれで良さそうです。

 
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