日本軍は攻防とも丘包囲に強い
 
 今日のASLは、AP168 Nameless Hill 名も無き丘。ニューブリテン島に上陸したアメリカ海兵隊は、丘陵地帯の近くで日本軍と遭遇した。アメリカは5ターン終了時に、ボード47の小屋全てと、I1,I2,I3の小道2ヘクス以上を支配していたら勝利です。浅いジャングルの太平洋地形です。
 守る日本は、一線級5個二線級7個分隊と機関銃中2軽2、擲弾筒1、75*歩兵砲1門、南向き限定のトーチカ2、狐穴2です。隠匿も展開もできず、初期配置ではMMCをスタックできません。
 攻めるアメリカは、火力6の海兵隊3.5個分隊と中機関銃1を、勝利条件の南側にあるヤシ林付近に、MMCをスタックせず配置。そして第1ターンに東南西のかなり広い範囲から、9個分隊と中機関銃2、軽迫撃砲2が入って来ます。
 このシナリオではアメリカが好きな方向から攻めることができるので、丘で守る日本は包囲攻撃の不利を受けそうに見えます。しかし日本軍には包囲射撃のペナルティがほぼ無く、混乱に耐性があり、DM無視で回復できることから、丘を包囲されてもそれほど不利にならず、丘の有利を打ち消される程度と思われます。
 そこでこのようなシナリオは初めてですが、丘の修正を無しとして戦力バランスを調整してみます。また日本軍は不利なSSRと二線級の多さを鑑みて、質−0.1で計算します。これをもとに日本は二線級を2個分隊減らし、アメリカは増援を1個分隊増やした上、指揮官1人を9−2に変えて、予想が正しければこれでアメリカ54%の非常に良いバランスとなります。
 子供がアメリカ、私が日本です。


 防御側ながら先攻となる日本は、どうしても見える所に置かざるを得ないアメリカ半個分隊を射撃で除去し、他の部隊は配置を整えます。しかしアメリカ軍の侵入範囲が広いので、全てに十分備えるのは難しい。アメリカ軍は三方から囲むように侵入してきました。
 第2ターン、南側の小丘に集まったアメリカスタックは多分鬼スタックで、射程の足りない日本歩兵がこれを撃っても勝てる訳ないので、歩兵砲で7以下の白燐弾を撃ち込めるかどうかが超大事。うー、無かった、きつい。反対側にいた擲弾筒は、煙幕が無い代わりに白燐弾を北と西に置けましたが、歩兵砲は榴弾もやはり当たらず、日本はまずい予感。そして予想通り、アメリカ鬼スタックはKIAを皮切りに連射して、日本は大損害。日本早くも厳しい状況に。
 ところがターン後半、今度は日本歩兵砲が連射して、アメリカ鬼スタックは損耗を含む全混乱となりました。西から丘には登られてしまったものの、トーチカに対する白兵戦は生き延び、日本は次の射撃が勝負の要。

(下が北)

 第3ターン、トーチカの上にはアメリカ2個分隊が乗っているが、隣から20火力でモラルチェック3。よし日本勝ったか!何でこれ耐える?片方ピンになっただけ。ならば歩兵砲を回して撃つ!外れた。日本は呆然として、追加射撃をするのも忘れてしまいました。トーチカ内からは討って出て、1個分隊を相打ちに取ったものの、これは日本苦しい感じ。
 ターン後半には、アメリカ鬼スタックが全回復して復帰し、トーチカも歩兵砲も陥落。北側からもアメリカ軍は迫って来ます。
 第4ターン、こうなっては日本ももう抵抗の術が無く、次々と削られて追い詰められ、アメリカの勝ちです。



 日本は最初の鬼スタックへの白燐弾が撃てているか、歩兵砲の追加射撃(2回チャンスがあった)を忘れていなければ、予想勝率どおり十分互角に戦えていたと思います。やはり丘で包囲される日本軍は、戦力評価で丘包囲の不利を受けず、丘の防御効果を打ち消されるだけとして良いようです。
 また以前J236 Deadly Dexterで、逆に日本軍がレベル1の高台で守るオーストラリア軍を攻めた時、日本軍が異常に強かった例がありました。普通なら高台を攻める攻撃側は、隠蔽・TEM無しで先制倍火力攻撃を受けて、楽ではないはずです。しかし日本軍の攻撃に限っては、その混乱しない能力で先制射撃を耐え、反撃で包囲射撃を加えると、防御側は混乱しても潰走できず除去されるという逆転現象が起きます。日本軍は、レベル1の裸丘(高台)に対する包囲攻撃でも、丘包囲で1.5倍して戦力評価すべきでしょう。
 もっともどちらもまだ1例ずつしか経験していないので、これはひとまず仮としておきます。

 
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