一縷の望みをかけて
 
 今日のASLは、Blitzkrieg to ParisのAP233 Grebbeberg Heights グレッベバーグ高地。グレッベバーグ尾根はオランダ防衛の要衝で、連合軍の来援までオランダはここを死守しなければならなかった。ドイツは7ターン終了時に、ボード17の建物すべてを支配した上で、塹壕とトーチカをオランダより多く支配していたら勝利です。林と麦畑は疎林になり、小川は深いです。
 守るオランダは、8個分隊と機関銃中2軽3、81ミリ迫撃砲1門、20L(4)対空砲2門、トーチカ2を山のレベル2か3に、塹壕7を山のレベル3か4に置きます。そして町には6個分隊と機関銃中1軽2を置きますが、同じ文字の1列には1個分隊までです。また木を切ってブドウ園にしたり、切ったばかりのブドウ園を含む草を平地に変えるPFZを、10個使えます。
 一方ドイツは全てSSで、4−6−8の8個分隊と機関銃中1軽3、80ミリ盤外砲無線機を町の東に初期配置し、3ターンには5−4−8突撃工兵を4個と4−6−8を6個分隊、9−2指揮官、機関銃中1軽4、火炎放射器1、爆薬2が、山の北東側から入って来ます。さらに東北東に位置を指定された盤外観測員の80ミリ盤外砲と、1、2ターンだけの爆装スツーカ1機があります。
 全体としては予想勝率ドイツ54%の良いバランスで、勝利条件も普通なので、いかなガリポンさんでもこれなら悪くないシナリオではと思っていました。しかし配置を検討すると重大な問題が。町の方ではドイツが楽々勝てるのですが、その分山の方が戦力不足で、直接山の近くに出て来る増援戦力だけで攻めるのは困難です。かと言って町の戦闘が終わった後、初期配置戦力の到着を待ってから攻撃を始めても、時間が全然足りません。一応8ターンに延ばす想定でやってみます。
 子供がドイツ、私がオランダです。


 第1ターン、ドイツ軍は全力で前進を始めます。オランダ軍は飛行機が怖いので突撃でしか動きません。第2ターンも同じ感じですが、ドイツの射撃が良く当たり、オランダ前衛にだいぶ損害が出ました。
 第3ターン、SS様の攻撃は強力で、町のオランダ軍は壊滅寸前です。そして山にはドイツ増援が到着し、9−2指揮官率いる精鋭が、頂上に登ってオランダ軍に勝負を挑みます。かなり危険ですが、時間を考えるとこの時期から撃ち合って勝たなければ間に合いません。一方脇の森に回った部隊は、迫撃砲に狙われていたので、前面に出るのを控えました。
 しかしターン後半、オランダ軍は対空砲で隠ぺいを剥がし、回して撃った迫撃砲が連射し中機関銃も撃って、9−2スタックに損耗・混乱を与えました。ただ9−2は無事でSSなので、次ターンに一発回復できる可能性は高く、ドイツはここで踏みとどまって戦うことにします。
 第4ターン、ドイツ分隊は回復しましたが、損耗した半個分隊は回復せず。オランダ軍は一歩下がっていて、5−4−8の射程内には隠蔽された1ユニットいるだけで、これはダミーかもしれません。そこで9−2隊は準備射撃するよりも、警戒移動でオランダ機関銃を避けて、迫撃砲に4ヘクスの前進射撃をすることに賭けます。
 しかし迫撃砲も対空砲も良く当たって、9−2指揮官は死亡しドイツスタックは壊滅状態に。ドイツ投了です。

(下が南・白マーカーはPFZ)


 やはり時間が短すぎて、ドイツ軍は無謀な賭けに頼らざるを得ません。ドイツは丘の上に上がると同時に、迫撃砲に狙われていようと、脇の森の前面にも部隊を並べた方が、少しはましだったかもしれませんが、どちらにしろ撃ち勝つのは容易ではないでしょう。バランスを取るためには、ドイツ初期配置部隊が合流してから山攻めを始められるよう、10ターンくらい必要ではないでしょうか。
 なんかだめだったっぽいこのシナリオ集の残りの中で、一番戦力バランスの良いこのシナリオに一縷の望みをかけてやってみました。しかし結局またしても時間設定がダメでした。

 
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