可哀そうなANZAC
 
 今日のASLは、AP161 ANZAC Boys。ドイツの空挺作戦によりクレタ島が制圧されつつある中、ANZACの兵士たちは銃剣突撃による反撃を行った。ANZACは5ターン終了時に10以上の建物を支配していたら勝利です。麦は生えていて、果樹園はオリーブ園になります。
 守るドイツは全てエリートで、第1ターンに5個分隊と機関銃中1軽2、軽迫撃砲1が、第2ターンに3個分隊と軽機関銃1、軽迫撃砲1が、第3ターンに3個分隊と軽機関銃1が、南西から入って来ます。第1ターンは隠蔽になれません。
 攻めるANZACは、第1ターンに東からエリート5個一線級3個分隊と軽機関銃3、軽迫撃砲2が、第2ターンに北からエリート3個一線級2個分隊と軽機関銃2、軽迫撃砲1が入って来ます。軽迫撃砲の煙幕は初弾9以下です。1ターンに一度バンザイ突撃ができ、攻撃側・不意打ちなら自動的に格闘戦になります。
 戦力評価ではANZACが予想勝率マイナス20%の超必敗です。なんでアンディさんは、好きなはずのANZACを、ヨーロッパではこんなひどい目に遭わせるのでしょうか。可哀そうなのでANZACを2個分隊増、ドイツを1個分隊減して、ANZACの予想勝率を30%に上げます。
 子供がドイツ、私がANZACです。


 第1ターン、ドイツは中央前の3つの建物で防御戦列を張ります。ANZACは建物と林の隙間から、オリーブ園にいるドイツ1個分隊に、最強フルスタックで勝負を挑みます。これは当然勝つだろう。ドイツの射撃、3、ANZACスタックの大半が混乱。おかしいな。ANZACはそのまま全部隊が並んで決戦を挑むつもりでしたが、狙いが崩れました。
 第2ターン、ドイツは増援も前線に到着。ANZACは迫撃砲2つとも煙幕が無かったので、仕方なく回復した混乱部隊には後ろで隠蔽を付けさせ、他は突撃で隠蔽を付けたままドイツ軍と対峙します。増援部隊は足止めのドイツ半個分隊を混乱させつつ、生け垣線に出ました。


 第3ターン、ドイツ鬼スタックは24火力。こんなの相手に撃ち勝てるはずがありません。準備射撃でANZAC分隊が1個混乱します。しかし防御射撃でANZAC射撃戦列は3を出し、ドイツ鬼スタックを一部混乱させました。
 それでも石造建物は固く、次のANZAC準備射撃では全然効きません。最初から分かっていましたが、火力で勝り迫撃砲を持ち石造建物で守る相手に、林や生け垣から攻撃して勝てるわけないのです。ANZAC負け。



 ドイツが鬼スタックを組み上げる前に、ANZACは撃ち合いで大勝ちしなければ勝ち目が無さそうです。ドイツはたった3個建物を保持するだけで勝てるので、序盤の隠蔽の無い状態でドイツ軍を撃破せず、ちんたら脇から空いている建物を取って行っても絶対10個には届きません。
 このシナリオについては、アンディさん自身の対戦がジャーナル14に載っていて、それは両者とも分散したまずい戦い方でした。以前他の人がやっているJ243 Sore ThumbsのAARで、防御側がバッラバラに分散して完敗しているのを見て、アンディさんは「アラモ式防御を試してみて」と言っていたことがあります。私はこれが集中決戦戦術のような守り方を指していて、アンディさんたちは竜派に近いのかなと思っていましたが、それは思い過ごしだったようです。まあ確かにアラモは、防御側が守り切ったのではなく、全滅した戦いですから、勝てる戦術の名前ではないですね。

 
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