太平洋では戦力差さえも突破する
 
 今日のASLは、Heat of BattleのBuckeyes!より、Buck1 Welcome to the Jungle ジャングルへようこそ。実戦経験の無いバッカイ師団が、ニュージョージア島への上陸直後に、日本軍の攻撃を受けた。日本は6.5ターン以内に、南端のKとWの間から10VP以上突破したら勝利です。浅いジャングルの太平洋地形ですが、東西方向の道路が変化した小道はありません。
 守るアメリカは、二線級10個分隊と中機関銃3、軽迫撃砲1、狐穴6を初期配置し、第5ターンに二線級3個分隊が来ます。
 攻める日本は、一線級12個分隊と機関銃中2軽3、擲弾筒2です。
 なんと防御側の方が数で勝り、普通に戦力評価すると、日本は予想勝率マイナス83%の超必敗。なんですが何か違う気がする。この間のA53 Smith & Westonのように、太平洋地形で突破する日本軍は、撃たれても無理矢理抜けることができるので、特別な強さがあるんじゃないか?そう考えて今回は、日本にバランスで1個分隊を追加するだけでやってみます。
 子供が日本、私がアメリカです。


 日本が混乱せずにすり抜ける能力を持つだけでなく、ここは左右の小道が無く丘の起伏や小川があって、左右の対応移動に時間がかかります。アメリカは普通なら有利なはずの戦力ですが、日本を止めるのは想像以上に難しそうです。アメリカは考えて、左のジャングル丘を軽迫撃砲含む2個分隊で、見晴らしの良い右の裸丘側は5個分隊と中機関銃3で守り、中央手前には唯一の修正付き指揮官と3個分隊を置いて、どちらにも駆けつけられるようにしました。
 するとアメリカがそれに備えて守りを厚めにしていた通り、やはり日本は右手から来ました。しかしそれでも日本のほとんど全軍から隠蔽付きで対峙されてしまうと、全然守れる気がしない。防御射撃も外れたし。
 ターン後半、アメリカは反対側の丘から軽迫撃砲を撃ち込みましたがまた外れ。もう絶対持ちこたえられないので、中機関銃隊は丘を下りました。でも丘の上を取られたら、やっぱり持ちこたえられそうにない。

 第2ターン、当然日本は丘の上をびっしり埋めてきます。アメリカも迎撃しますが、大して効きません。そして前進射撃でアメリカ中機関銃が1個混乱しました。モラル6しかないので、撃ち合うとすぐこけるね。また日本中機関銃スタックは、スワンプに隠れて出口に近づいて来ます。
 ターン後半、ここで踏ん張らなければアメリカはもう終わりです。すると軽迫撃砲は連射して、丘の上の小さなジャングルにいた日本分隊を除去。さらに手前側でも、隣接してきた日本分隊を損耗させました。そして中機関銃も3を出しましたが、そこの日本分隊はバーサークで耐えます。
 アメリカはかなり頑張りましたが、それでも日本軍の位置があまりにも有利です。結局反撃でアメリカ軍は軒並み混乱し、日本の圧勝です。

(下が南)


 2倍の数が必要だったはずの太平洋地形での攻撃なのに、攻撃側が同数で圧勝してしまうとは、どうなってるんだ日本軍。やはり太平洋地形での日本の突破は、今までの常識が通用しない衝撃的な強さです。
 普通は突破正面が突破に必要な前進距離の2倍以上で、広域突破として攻撃側を1.5倍で戦力評価している所ですが、今回は出口が狭くなっており、基準からするとそれに及びません。ただ普通防御側が出口の狭さを生かすには、出口付近で守り、攻撃側が来た方へシフトしなければなりません。しかし今回は、出口付近が丘から見下ろされて守りようのない地形な上、左右の移動が大きく阻害されていて、そのような守り方ができないので、特例的に広域突破と見るのが妥当でしょう。
 しかしそれでも予想勝率はやっと50%の互角で、今回の日本圧勝には及びません。太平洋地形での戦闘では、まだまだ計り知れないものが残っているようです。
 また広域突破にはならなくても、日本軍による太平洋地形の突破は、A53 Smith & Weston等でそうだったように、攻撃側0.75倍の効果を打ち消すように思われます。そこで今までの例をそれで計算し直してみると、だいたい実情と合ったので、今後はそう評価することにします。これはまた後日検証します。

 
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