炎の超火力
 
 今日のASLは、J149 Taking a Stand at Rosario ロザリオで徹底抗戦。フィリピンに上陸した日本軍がマニラに向かう途中、ロザリオにいたアメリカ軍は徹底抗戦した。日本は7.5ターンの終了時に、115VP以上持っていたら勝利です。VPはCVPに加え、南東からの脱出VPと、複数ヘクス建物支配につき5VPが入ります。さらにアメリカは6ターン以降南東から脱出することができ、そのVPは日本のVPから差し引かれ、騎兵として脱出した場合は2倍に計算します。
 浅いジャングルの太平洋地形ですが、道路は有り、麦畑は茂った麦畑のままで、丘は有りません。また7、8ターンは夕暮れで+1LVがあります。
 守るアメリカは、隠密エリート騎兵が10個分隊と9−2指揮官、爆薬1、フィリピン現地軍が8個分隊と37LLのスチュアート4両、75ミリ野砲1門です。最初にモラルチェックに成功した騎兵は、ヒーロー1人をもらえます。また第7ターンに戦車は自動的にリコールされ、その場合も脱出のVPに数えることができます。
 攻める日本は第1ターン以降に、北側西の道路から、エリート8個分隊と爆薬1、八九式中戦車3両、九五式軽戦車3両が、北側東から一線級17個分隊が、入って来ます。また第5ターンにもボード49北側から、八九式中戦車3両、九五式軽戦車3両が入って来ます。
 最大火力は日本の方が絶望的に低く、低火力市街戦で日本歩兵0.75になりそうですが、全体に建物がまばらで木造建物が多く、市街戦と見るか微妙な感じもします。ただ普通に見ても日本の予想勝率は13%、低火力市街戦ならマイナス11%なので、アメリカからスチュアート1両と4個分隊を減らしました。そうすると日本の予想勝率は、普通の計算で47%、低火力市街戦なら21%です。また日本の増援戦車が1ターン早く来るバランスルールも使いましたが、そもそも日本戦車は戦闘では役に立たないので、ほぼ意味は無いでしょう。
 子供がアメリカ、私が日本です。


 全く勝ち目の無い戦車相手に、戦車部隊で仕掛ける?史実の日本がどうやってこんな攻撃に成功したか分かりませんが、わざわざここで戦車を出して大事なVP源を失う訳にいかないので、日本は歩兵だけを侵入させます。その際日本軍は左右二つのグループに分かれて侵入することを強制されているので、中央付近に出て合流するようにしました。
 するとアメリカは、奥の石造建物が密集するブロックを囲むにように飛び飛びで並んでいる木造建物に、放火を始めます。まあそう来ますよね。
 第2ターン、日本軍はとにかく合流再編しながら奥に進みます。そして逃げようとしたスチュアートを迫撃砲で撃ったら、見事衝撃に。しかし順調に火事は燃え上がっており、36火力のアメリカ鬼神スタックが守る石造建物ブロックを、どう攻められるというのか。

(下が北)

 第3ターン、衝撃のスチュアートは回復せず、日本はそこに煙幕を被せて街路戦闘で見事撃破。それでも煙越しに撃たれて、それなりに減少しましたが。他の日本軍もさらに奥に進み、せめて足掛かりとなる木造建物群に近づきます。
 後半アメリカは、ついにブロックを囲む全ての木造建物の放火に成功。その際いくらかアメリカ軍に損害は出ましたが、こんな居並ぶ炎の関門、抜けられる訳がない。
 第4ターン、全日本戦車が侵入しますが、戦う気は無く、ルートが確保できたら駆け抜けるだけです。そして攻撃の機会を窺っていた日本歩兵でしたが、このタイミングで風が吹き始め、アメリカ軍への射線が遮られてしまいました。
 これじゃあもうね、外からの援護射撃は全然効かず、援護無しで突っ込んでも火災で部隊は分断され、煙を抜けた途端に遮る物の無い道路で倍火力の射撃を受けるとか、全くもって度し難い。日本負け。


 放火によってアメリカ軍は密集した石造市街で守れるようになり、完全に低火力市街戦となりました。それも日本は最大24火力−1修正ですが、アメリカは戦禍でもヒーローが出て来て、36火力−4修正というとんでもない火力が作れ、低火力市街戦の中でも過去最悪のものです。日本はVP的にかなりの損害をアメリカに与えなければ勝てませんが、こんな圧倒的に劣る火力では、例え風が吹かなかったとしても、日本側の損害が増すばかりでしょう。

 
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