タンクの塗装
ヤフオクでタンクを落札し再塗装してみました。
最初の頃のは画像がないので文章のみになります。

1.ニーパットをはずす。
  ’99年式はネジ取り付けなのでネジをはずして取り去ります。

2.エンブレムの取り外し
  これは苦労しました。なかなか剥がれません。いろいろHPを調べたらエアーサロンパスがいいとか
  いろいろ出ていましたがシンプルにシール剥がしスプレーをブッかけながらタコ糸を隙間に入れて
  ゆっくり剥がしました。
  スプレーは100円ショップのものなのであまりコストを気にせずじゃぶじゃぶかけた方がよく取れます。
  左右共取るのに3時間くらいかかりました。(休憩時間の方が長かったかも)

3.表面を#400の耐水ペーパーで表面を充分に荒らします。
  W650のラインはテープを張ってるので落としておきます。
  (そうしないと後でラインが残る)これで失敗して後で苦労しました。

4.プラサフで塗装します。
  そのときは知らなかったのですがミッチャクロンで下地処理をした後にプラサフで塗装したほうが
  良いみたいです。

5.ポリパテでニーパットの部分を中心に盛っていきます。
  ナトコ製とソフト99製を試してみましたがナトコの方がゆるめで一回で厚く盛れないのですが
  (厚くすると流れる)巣穴が開くにくいような気がしました。
  100円ショップで大きな紙皿を買ってきてその上で硬化剤を混合して使うと後始末がラクです。
  TOTALで3kg位使用



パテを盛ってはサンダーで削り
また盛って・・・・・と
’02年の10月に始めたのが’03年3月まで
かかってしまいました。

画像はパテ盛りの途中です。














サンダーかけはパテの粉が飛ぶので
外でやってました。
ヤスリはナイロン製(?)の網状の#80
網状の方が目詰まりしないのでラクです。
ホームセンターは高いのでこれも100円ショップで購入。

削れなくなってきたら表裏を逆にするとまた削れるようになります。











だいたい削り上がったところ。

ここで3Mの黒い粉を振りかけて表面の粗さを
チェックしたかったのですが売っていなかった。
よって手触りだけが頼り。
曲面が多いのでヨコ方向に削るとタテ方向の
手触りで凹凸があるし
タテに削ればヨコ方向で凹凸を感じます。

でもってサンダーをタテ方向、ヨコ方向と
繰り返しながら削るとなめらかになります









プラサフを塗装してから#400の耐水ペーパーで水研ぎします。
巣穴が出てきますので薄付け用ラッカーパテで
拾っていきます。
ラッカーパテは乾燥すると痩せるので厚めに盛ります。
で・・・また研いでパテ盛って・・・・
を繰り返してプラサフを塗装します。
これを何回か繰り返して巣穴が出なくなったところでプラサフを塗装後水研ぎして下地処理終了です。

画像はラッカーパテで拾っているところ。









塗装ブースに吊してプラサフを塗ったところです。



















その拡大

何となくアンコウの吊し切りを想い出すのは私だけか?























次はベースカラーとなる黒塗装です。

表面をシリコンオフで脱脂した後2液性ウレタン塗料で塗装します。
塗料はロックペイントの88シリーズを使用。
塗料1に対し硬化剤0.1を入れた後専用シンナーを40%分追加し攪拌機でよく混ぜた後にノズル径1.0Φのガンを使って
空気圧2.5kgで塗装しました。口径がもっと大きい方が塗装しやすいのですが手元には1Φしかないのでそれでガマン。

3時間くらい経たところで乾燥機に入れて60℃2時間強制乾燥
その後1日放置

翌日に再度黒を塗装しました。
その後また乾燥した後#1200番の耐水ペーパーで軽く水研ぎ
水研ぎ前はピカピカなのですが多少ザラついた部分もあります
ので研いでみました。
水研ぎ後はツヤがなくなりますが後で磨けば光るので心配無用

塗装、乾燥方法はサイドバッグと同じなのでそちらを観て下さい。






これは赤を塗装した後です。
赤塗装時のマスキング方法は撮影しなかったのですがやり方は次の白ライン塗装と同じです。

赤い部分はピカピカなので周囲の光を反射していますが黒い部分は水研ぎ後なのでツヤがありません。













赤塗装後にラインテープでフチ取りをしていきます。
最初はマスキングテープでチャレンジしたのですが
曲線部で曲がらないのでラインテープに変更しました。
ラインテープは白の方が後で剥がしやすいので
白の方がいいです。
画像では白とゴールドのラインテープを使っています。
テープはカー用品店で購入

専用マスキングテープが入手出来ればその方がいいです。
田舎なのでなかなか入手出来ないのですよ。







ラインテープの上からマスキングテープを貼ります。
面積の広いところはスーパーの買い物袋を切って
貼っています。

この後ウレタン塗料の白を塗装します。

1時間くらい経て半乾きになったところで
テープを剥がします。












テープを剥がすとノリの後が残っています。
これは充分乾燥した後にシール剥がしスプレー
をかけてこすれば取れます。
ゴールドの方が白より取れにくいので白を推奨します。

それよりもここでは塗装のニジミを取る方が先です。
画像では赤い部分の左上に白がにじんでいます。











半乾き状態のうちにシンナーを綿棒につけてこすると取れます。(ホッ!)

完全乾燥後にテープのノリを取ります。
シール剥がしスプレーをたっぷりかけてゴシゴシと磨きます。














塗料のたれた部分は#800番の耐水ペーパーを
コルクに巻いてその部分だけ研ぎます。
くれぐれも他の部分は研がないように・・・
そのためにはコルクの様な硬めのものに
ペーパーを巻いた方がラクです。















次に#1200番の耐水ペーパーで全体を軽く研ぎます。
この時はコルクより柔らかいスポンジに巻いた方が
曲面に沿って研げるのでラク

私はコンパウンド用のスポンジを使いました。

この後粗目用(7μm)と仕上げ用(1μm)
のコンパウンドで磨きます。

仕上げとしてウレタンクリアーを2回塗装。
一回毎に完全乾燥させるので更に数日掛かります。







最後の仕上げは#2000番の耐水ペーパーで水研ぎした後に液体コンパウンドで
粗目用、仕上げ用、鏡面仕上げ用(0.2μm)
と徐々に細かくして磨き上げます。
コンパウンドはホルツのを使いました。
最初はチューブの半練り状のを使ったのですが
液体の方が使いやすかったので液体に換えました。
コンパウンドを細かくする事にツヤが増していくのが
わかります。
チョットウレシイ瞬間








最後はKAWASAKIのプレートを張り付けて完成。
だいぶ雰囲気が変わりました。
チョットだけ昔の雰囲気が出せた様な気がします。
ついでにフロントとリアフェンダーも黒に塗装しました。こちらはタンクに比べれば圧倒的にラクでした。
昨年の10月に開始して以来7ヶ月。
gizおじさんから「なんでそんなにかかるの?
ヒョットして空き缶にパテ盛りしてるの?」
なんて言われるし・・・・・
でもウレシイよ〜

注.決して近くで観ないで下さい。
  ボロが出ますので・・・・・・





シロートの我流塗装なので 間違っている部分も多々あると思います。
詳しい方がおられましたらいろいろご指摘頂けるとありがたいのですが・・・・
間違い、もっといい方法等 掲示板に書き込んでくださいませ。
宜しくお願いします。 m(_ _)m