デジタル油温計の制作

W650のオイルの温度はどうなっているんでしょう?
エンジンはノーマルのままだし特に気にすることは無いような・・・・
でも知りたい〜〜〜
市販のオイルキャップに差し込む油温計は高いし走行中に見えない
ということでサクサクッとデジタル油温計を作ってみました。

材料は
デジタル温度計  A&D製の110℃maxのが安かったので採用
           (150℃maxもあったのですが高かったので不採用 本当は150℃がいいかも)

オイルキャップ  カワサキに純正パーツ

コネクター 2極用 一組 なんでもいいです。 2Pのイヤホン用でも可です。


デジタル温度計です。
−50℃〜+110℃用

秋葉原千石通商で購入
(買ったのは一年以上)
やっと作る気になった










これは温度計の先端部です。
これをバラしてしまいます。














カッターで慎重に切り取ったところです。
先端部にある丸くて黒いのが温度センサー
(サーミスタ)です。
配線は2本で極性はありません。

この後 ニッパーでプツンと切ってしまいます。










W650用オイルキャップです。
純正品を取り寄せました。
たしか600円位だったと思います。

5.1φの穴をあけたところです。











写真の一番左にあるのが今回使用したビスの原形です。
その右側にあるのは先端部を削って 更に中心部に3.5φ
の穴をあけたのもです。

その穴に先ほどの温度センサーを入れます。











オイルキャップにビスを入れたものを裏側からみた画像です。

ビスの長さはキャップのゴムリングのところから最大18mm以内です。
それ以上長くするとギアにぶつかります。

今回は16mmとしました。










温度センサーをビス中央の穴に挿入して接着剤で固めたところ。

反対側はコネクターを取り付けます。












更にオイルキャップに挿入して接着剤で固めたところです。
















 削った部分をパテで固めて黒く塗装しました。

 これで油温計の完成で〜す!












 図面です。
 シンチュウは長さ18mm以下にして下さい。
 その下にデカイギアがあるのでぶつかってしまいます。
 また運転時はギアからオイルが飛んできて温度センサー部にぶつかります。









W650への取り付けは簡単です。オイルキャップを取り替えるだけ。
表示部はハンドルにビニールテープで仮止めしました。
(あくまでも仮です。 でも期間は未定!)

使用した感想はW650は以外と温度が上がらないということです。
郊外をミニツーリングした感じでは気温+40〜50℃の間でした。
ギアを4速に落として追い越し等で+60℃
外気温が10℃だったので最高70℃でした。
夏場で気温40℃(地面からの照り返しを含めて)だと110℃になるはずです。
120℃以上でオイルの劣化が加速されるらしいので110なら許容範囲内?

エンジンをブンブン回される方は150℃まで計れる温度計の方がいいと思います。

油温が確認できるメリットは精神的安心感(或いは不安感)だけです。
またスイッチを追加してサーミスタを切り替えれば外気温も計れます。