ハザード時にメーター内のインディケーターを
     点滅させる方法

ハザードキットを組み込んだ場合にはハザードをONにしてもメーター内のウインカー用インディケーターは点滅しません。
そこでハザード時にも点滅させるための改造です。
これはFマキさんのHPで知りました。それまではメーターをバラしてメーター内で改造するしかないと思っていたのですが
こんなやり方もあるのかと目からウロコ状態でした。
Fマキさんありがとうございます。


まずはウインカー動作時の解説です。
左図は右ウインカースイッチをonにした状態です。
赤い線に沿って電流が流れるためウインカーは点滅します。
ここで青い線経由でインディケーター→左ウインカーランプ経由でも
電流が流れインディケーターも点滅します。
ただし電流が少ないので左ウインカーランプは点滅できません。
(消灯状態のまま)
















次にハザードON時です。
この場合左右のウインカーに電流を流し左右とも点滅させます。
その結果インディケーターの両端共12Vがかかってしまい
インディケーターには電流が流れません。
よって点滅しません。

















これが対策後の回路です。
ダイオード経由でインディケーターに電流を流し
インディケーターの反対側はアースに落とします。

これならウインカー動作時、ハザード動作時共にインディケーターは
点滅します。

















では実際の改造方法です。

左図はW650のメーターを裏から見た図です。
コネクターは大きく書いてます。

ここで緑色電線が左側ウインカーの電線
灰色は右側ウインカーの電線
黒に黄色ラインはアース線です

この3本が改造対象です。
(他の電線は関係ないので省略)










まずはこの3本をカットします






















次に緑色電線を黒と一緒にします。

L,Rからの電線はダイオードを挿入してから一緒にして
メーター側の灰色電線に接続します。
これでハザード時にもインディケーターが点滅するようになります。



















緑色電線と黒電線を一緒にしてハンダ付けしたところ

上の方にチョコット見えているのは熱収縮チューブです。
ハンダ付け前に入れておかないと、といいながらよく忘れるのよ














ハンダ付け後に熱収縮チューブをかけてドライヤーで暖めます。
そうするとチューブが収縮してびっちり押さえてくれます。
熱収縮チューブが無ければビニールテープでグルブル巻き














これはダイオードを挿入したところ
写真では見にくいのですが電線色は灰色です。
ダイオードには熱収縮チューブをかけています。
















仕上がりはこんな感じです。
この後ビニールテープでぐるぐる巻き
実際には自己融着テープを使いました。













この作業をするためにはヘッドライトを取りはずさないと出来ません。
ちなみにヘッドライトの取り外しは簡単です。(ネジ4本)

ハザードは1年前に付けたのですが今回インディケーターが点滅するようにしたのでやっと完成です。
長かった〜