ユニバーサル基板の配線方法

ユニバーサル基板に部品を搭載してから配線する際の配線方法および半田付け方法についての説明です。


1.ワイヤーのストリップ

先端を30〜40mmむきます。
線材は単線の方が配線しやすいのですが
より線でもかまいません。
太さは0.3〜0.4Φ
より線ならAWG28くらい














2.ストリップ後

こんな感じになります。

















3.配線箇所

今回は緑色の間を配線します。


















4.ワイヤー長の決定

配線箇所に先ほどストリップしたワイヤーをあてて
長さを決定します。
決定したらカット部分を軽く折り曲げて目印とします。















5.ワイヤーのストリップ&カット

折り曲げの所からストリップし被服を少し動かします。
その結果被服の左右に裸の電線が見えます。
更に被服を少しのこしてカットします。
より線の場合は両端をもってよじっておきます。
これはストリップ時にヨリが戻っている事があるためです。
また端子にワイヤーをからげる際に作業をやりやすくするためでもあります。










6.からげ準備

0.5mmのシャープペンシルを用意します。
芯は抜いておきます。

先端に先ほどのワイヤーを入れます。















7.ワイヤーのからげ

部品の端子にワイヤーをからげます。
ワイヤーをピンと張りながら巻き付けるのがコツです。
















8.ハンダ付け

からげた上からハンダ付けします。
きっちりからげておけばハンダ付け前にワイヤーが
とれることはありません。

その後余分なワイヤーをカットします。














9.カッター

先端がよく切れる小型のニッパーがいいのですが
高いので100円ショップで買った適当なニッパーを使用しています。
切れなくなったらもっと荒っぽい作業用に回します。

くれぐれも他の作業に使用しないで専用としてください。
固いのをカットすると一発でボロボロになりますよ。











10.おまけ  ハンダゴテについて
ハンダゴテは普通のニクロム線タイプ、セラミックヒータータイプ、温度調節付きタイプがあります。
温度調整付きが一番いいのですが高い!

そこでセラミックヒーターか普通のヒータータイプとなるわけですが セラミックヒーターがお勧めです。
セラミックヒーターは特定温度までは抵抗値が低くてその温度に達すると急に抵抗値が大きくなります。
(例として300℃)
つまり300℃までは電流がイッパイ流れて急激に温度が上がりそれ以上では電流が減って300℃を維持しようとします。簡易型の温度調整機能が付いていることになります。

ですから周温度の影響を受け難くい。また大きなものをハンダ付けするとコテ先の温度が下がりますが、先ほどの理由で温度が回復するのも早い。

欠点は衝撃に弱いことで落としたりするとヒーターが割れてしまうので優しく扱う必要があります。
電子工作だったら20Wタイプで充分です。40Wタイプだとかなり大きなものをハンダ付け出来ます。
両方あれば最高なのですが・・・・

おしまい