3端子レギュレータの使い方



3端子レギュレーターは名前の通りで3本足の部品です。
(A)図のように接続します。
12Vの出力電圧を得るためには12.5Vのバッテリー電圧が必要となります。(低飽和型の場合)
また通常型ですとバッテリー電圧は14V必要となります。
これは3端子レギュレータが動作するためには
IN−OUT間に電圧を必要とするためです。
以降は低飽和型で説明します。

(A)図でバッテリー電圧が12.5V時に出力は12.0Vとなります。
それ以下の場合は出力も低下します。
また12.5V時の発熱は0.25Wとなります。

(B)図でバッテリー電圧が14V迄上昇しても出力電圧は12Vのまま安定します。
その代わり3端子レギュレーターが電圧をしょいます。
その結果3端子レギュレーターの両端電圧は2Vとなり発熱は1Wとなります。

利点は出力電圧が安定するのでLEDを点灯させるための電流制限に抵抗を使っても明るさが変化しないことです。

欠点はバッテリー電圧が12.5V以下に低下した場合には役に立たないことです。


そこで(C)図が考えられます。
9V出力の3端子レギュレーターを使えばバッテリー電圧が9.5V迄低下しても出力は9Vで安定します。

LEDの両端電圧は2.2Vですから3本直列にして6.6Vになります。20mA流すとして抵抗両端は2.4Vですから抵抗値2.4V/0.02Aで120Ωになります。
抵抗消費電力は0.044Wになるので1/4WでOKです。

これだとバッテリーレス車にもギリギリ仕様可能だと思います。

ただしアイドリング時にバッテリー電圧が9.5V以下になるとその分LEDは暗くなりますが仕様に耐えるとおもいます。
(この辺は実験していないので若干無責任発言)

また9Vの場合は3端子レギュレータの両端電圧が高くなりその分発熱が増えますので放熱板が必要です。