VT250F (MC08) 復活記 その4

2013年春 塗装開始


全体のカラーリングは純正のままだと面白くないので
MOTOGPのRC211風にできないかといろいろ考えてみました
またデカール類は作り直すと大変なので現状そのままにしました
本当は「れぷそる」とひらがなをタンクに入れてみたかったのですが断念
ベースカラーを黄色とし、アクセントに赤を入れることにしました

まずは足付けということでデカール部をマスキングして白色部分を600番の耐水ペーパーでひたすら研ぎます
その後ミッチャクロンを吹いてサフェーサーを塗装します
ここでフロントフェンダーは塗装が下地迄やられていたらしく
サフェーサーを吹いたらチリメン状のシワが発生して
下地が浮いてきました
ラッカーシンナーと金属たわしでゴシゴシこすって全部落とすと、
水道管のような灰色の塩ビが出現
なんかチープな感じ満載
再度下地処理してサフェーサー吹き

ちなみに黄色のような明るい色の場合は
下地の色が発色に影響するので白いサーフェーサーにしました







今回使用した塗料
ロックペイントのパナロック
2液性ウレタン塗料で自動車用です

ラッカー系と違って耐ガソリン性があって、
紫外線に強いし、光沢もいいです


















乾燥後800番で水研ぎ
ツルツルになったところで赤色部分を塗装

























乾燥後800番、1000番と番手を上げながら水研ぎ
つるつるになったところで赤色部分を塗装
その後黄色部分を塗装
またまた水研ぎして表面のブツブツを取り去ってツルツルに仕上げます
最後にクリアーを吹いて 乾燥 また吹いてを3回繰り返して一週間放置
その後1000番1500番と水研ぎして
コンパウンドで表面研磨 これも粗目、中目、細目とコンパウンドを細かくしながら研磨してツルピカ状態にします
ついでにチェンカバーとマフラーも黒色に塗装しました
チェンカバーは樹脂製なのですが塗装により金属製に見えるようになりチョビッとっ高級感が出ました
















フロントカウル、サイドカバー等も赤色塗装



















































次は黄色を塗装
まずは塗料がなじむようにパラ吹き






















次に本格的に塗装
黄色は顔料の透明度(?)が高く下地色が透けて見える
3回ほど重ね塗りしたら黄色になりました


本当h最初に黄色塗装をしたかったのですが
手元になかったので
赤色を先に塗ってしまいました
















樹脂パーツも同様
























塗装後

乾燥後800番、1000番と番手を上げながら水研ぎ
つるつるになったところでクリアー塗装
後で削ることを考慮して3回ほど吹きました

塗料は一回当たり数ミクロンの厚みなので
3回塗っても10ミクロンにはならないかも・・・

(以前、塗装板金をカットして断面観察した際に判明)

その後一週間ほど放置して完全乾燥

今回はめんどくさいので乾燥炉は使用せず














乾燥後1000番、1500番と番手を上げながら水研ぎ
この時点で表面は曇った状態ですが問題なし
その後コンパウンドで表面研磨
これも粗目、中目、細目とコンパウンドを細かくしながら
研磨してツルピカ状態にします




















研磨後です

ほぼ鏡面状態(自己申告)
平らな部分では反射して周囲が見えます




















研磨後 その2
























これは研磨前
マスキングをはがしたところ

ウレタン塗料は研磨なしでもそこそこツヤがあってきれいです






















で〜本体に装着
チョット見には30年前のポンコツには見えない

ついでにチェンカバーとマフラーも黒色に塗装しました
チェンカバーは樹脂製なのですが塗装により
金属製に見えるようになりチョビッと高級感が出ました

黄色塗料代7000円位

これで一応の完成〜〜〜

うれし〜〜〜










走行距離も1万km弱だったのでエンジンも軽快に吹き上がるし、軽いし、40馬力(?)あるしで乗っていて楽しいバイクです
感覚的にはW650より速いような気がします



教訓
タダでホイホイと古いバイクを貰ってはいけない
自賠責、タイヤ、チェーン等の三点セットで最低5万円近くかかる
部品交換、メンテナンスに1万円位
キレイ&快適に乗るためには更に数万円
高い貰い物になってしまった

でも 乗ってて楽しい〜




次回へ続く・・・・