第1話 フラットファイブの話

我々のバンド名は、「m7♭5」(マイナーセブンフラットファイブ)といいますが、
初めての方に紹介するたびに?マークが顔に浮かびます。

我々もどうしてこの名にしたのか(何となく響きが良かったのかな)はっきりと思い出せませんが、
これはコード名から来ています。 コードとは、日本語で和音といい、和音とは音がいくつか重なったものを指します
(例えば、ドとミとソの3つが重なるCという和音になります)。 となると、m7♭5も、ある音の重なるものなんだなと想像できると思います。

では、、m7♭5を見てみましょう(Cm7♭5を例にしてみます)。 ドとミ♭とソを重ねるとCm、それにドから数えて7番目の音であるシ♭(シの場合は?7になります)を重ねるとCm7,
さらにドから数えて5番目の音であるソを♭(半音下げる)にすることでCm7♭5の完成となります。


和音の「和」は調和の「和」であり、その名の通り音がきれいに重なり響くことが基本ですが、m7♭5はちょっと違います。
不思議な響きがします。その響きが楽曲の要所で使用されると、聴いている人に「おっ、何か違うぞ」と思わせることが出来るわけです。
「予定調和」という言葉がありますが、この、m7♭5はその流れを変える働きがあります。
人生も楽曲と一緒で、予定調和で先が決まっていたら何だか面白みに欠けますね。
「毎日が淡々と過ぎて・・・」と思っている皆さん、ぜひ人生の「m7♭5」を探してみましょう。
「それが見つからなくて・・・」と悩んでる皆さん、騙されたと思って、我々「m7♭5」の楽曲を聴いてみましょう。
今ならCDにメンバー全員のサインが付いて、お値段何と・・・(ピシャ、顔にピンタが、痛た・・・)。

最後はテレビショッピングのようになってしまいましたが、また次回のコラムでお会いしましょう。それでは〜。(2018,3,31)

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