弐〇〇〇年十月一日(日)
本日はお出かけ。親に連れ出されてソプラノ歌手のミニ・リサイタル。
そういうもんを聴くと、Gacktなんかに行きそうな本日のBGMは、GITANEである。いや、昨日から落ちてるジオシティーズの情報探してYahoo!を漁ってて、たまたまオフィシャルページを探し当てただけだが。
元気のいいお姉ちゃんボーカルを、ハイパーテクニカルブラザーズのギターとベースが支えてる状態のユニット。だが、お姉ちゃんが全然負けてねぇから大好きである。
ギター&ベースの本田ブラザーズ。兄の毅氏は、ex.PERSONZっていうか現在の氷室京介のサポートっつった方が有名か。スティーブ・スティーブンスと渡り合う兄の弟は、やっぱりちゃんと上手いベーシストだったりして、美味しいことこの上ない。
そこへ乗っかるお姉ちゃんボーカル。少し甘ったれた鼻にかかり気味の歌い方にさえ慣れてしまえば、歌ってる内容は実はけっこうクールだったりするのもわかって、なんとも楽しい。
ところが、こういうユニットに限って、活動ペースが速くない。速過ぎても怖いが、遅いのは遅いので切ない。まぁ最近の場合は、動かねぇなーと思ってたら、本田兄が氷室のレコーディング行ってたっつぅ話で。それはOKでしょ。
彼らもまた、ライヴ見てみたい方々である。ツアーやんねぇかな。
弐〇〇〇年十月二日(月)
なんとなくじょおずなぎたぁを聴きたくなって、本日はB'z。懐かしめのとこしか持ってないので、その中から『BREAK THROUGH』『MARS』『FRIENDS』の三枚をば。懐かしいなー中学生の頃だぞこの辺ってば(笑)。
アルバムとして一番好きなのはたぶん『RUN』なんだが、持ってない(爆笑)。我が兄が持ってるんだよな、確か。うん。「赤い陽炎」とか好き。今日のは『RUN』の次に好きな辺りかな。ほんとに、『RUN』がピークなのよ、俺の中では。
ここ数年で彼らのファンになった人間では、頑張って調べない限り恐らく出てこないであろう話だが、松本氏、実はTM
NETWORKのサポートを務めていたお兄さんである。サポート上がりってのはべつにいいのだ、どうだって。
問題は、初期のB'zの音がひっじょおにTMっぽかったという点。それだって、シンセ多様型の音っていうだけで、それ以上の問題はないからいいんだけれど。
いや、TMから入った人間としては、笑えるほどに影響色が濃かったのよ、初期って。そこから脱却し始めたなって思えたのが『BREAK
THROUGH』だったのだ。「B・U・M」とか無茶苦茶かっこいいしな。
で、その後、ロックユニットの名に相応しいレベルまで、打ち込みの存在感が後ろへ下がってギターやらドラムやらが前面に出始めたのが、『RUN』の辺りだと俺は思うのだ。
俺自身がTMから入った人間だから、打ち込みは好きだし、でもハードロックはそれはそれで好きだし、両方混ざってる感じのも大好きなのだが、問題は最後の枠。混ざり具合がどっちかに偏り過ぎてたり、両方の要素を入れてあるだけで混ざってないのはもちろん、存在感があまりに合わなくて相殺しちゃってるなんてのはもっての外。一転して大嫌いな部類に入ってしまう。難しいのだ。
そんな中で、今日選んだ三枚&『RUN』の頃のB'zってのは、非常に混ざり具合が良かったと思うのだ。その意味で、大好きである。あとはね、純粋に「孤独のRUNAWAY」とか「いつかのメリークリスマス」とか「恋じゃなくなる日」とかは、いい曲だなって思うし。
って言ってる本日、どうでもいいが肩がばきばきに凝っている…へるぷみぃ…
弐〇〇〇年十月三日(火)
本日は二世である。坂本美雨ちゃんである。なんとなく、いつもと違うSUGIZOのギターが聴きたくなったので(笑)。『鉄道員』『DAWN PINK』『beautiful』の三枚。
だいたい二世さんというのはどんな業界でも、「親の七光りで出て来やがって」と言われるもんである。宇多田ヒカルだってそうだった。中曽根元首相の息子とか、長嶋監督の息子とか野村監督の息子とかもそうだったろう。
だが、これもどの業界でもそうだが、その後生き残るためには本人の力による実績が必要なわけで。例えば宇多田は、一発屋で終わらずに連続でセールス記録をちゃんと出した。
そんな中で美雨ちゃん。大変である。なんせ父親は世界のサカモトなんだから、期待されないはずもなければ良くも悪くも注目を浴びないはずもない。しかも彼女、一回シークレット・ネームで出てるから、余計ね。
彼女は、親の偉大さをある意味で無視するのがとても上手だと思う。その反面、親の名前を必ず出されることに対して、内心まではわからないけれど、表面上は平然と対応することにも慣れている。ある種、ものすっげぇタフなオンナノコだと思うのは俺だけか?
父親の全面プロデュース、母親のゲスト参加、大貫妙子にSUGIZOに奥田民夫? すげぇよ、はっきり言って。そんだけの顔ぶれ揃えちゃう周りも凄いけど、その中でちゃんと自分の柔らかい声でちゃんと歌えるってのは、それだけでかなりのタフさだとほめたくなる。
きっと彼女は、楽しいのだ。きっとそうだ。うん。
なまじ生まれた家が「ああ」なだけに、クオリティの高い音じゃないと彼女は楽しめないんじゃなかろうか。音を楽しみながらじゃないと、彼女らしい歌が歌えないんじゃなかろうか。なんか、そんな気がする。例えばそんなふうに仮定してみると、どんな人とコラボレイトしても彼女の歌が彼女の歌以外の何物でもないのが説明できる気がするんだが。
前にもこの日記のどっかに書いたな。
音を楽しんでこそ音楽。彼女は楽しみ上手と見た。以上。
ちなみにSUGIZOのギターは、ミキシングエンジニアの違いが見事に出てて、INORANのギターみたいにふんわりした雰囲気に聴こえて、なかなか好き。
弐〇〇〇年十月四日(水)
本日は打って変わってFEEL SO BADである。元気になりたかったのだ。というわけで必然的に「大好きQUEEN」リピートリピート(笑)。『ENDORPHINE』『luv.com』の二枚。
だりあお姐さん。大好きである。杏子姐さんと中山加奈子姐さんに並ぶ、俺様的三大お姐さん(爆笑)の一人。
こんだけパワフルな歌い方してて、喉潰れないってのがそもそもすげぇ。加えて、大の男三人(それも根っからのめたらぁさん)に囲まれて、ちっちゃく見えておかしくないはずなのに、すげぇデカく見えるってことはやっぱり、存在感で負けてねぇってことで。すげぇ。
更に、言葉の選び方。面白い。hideちゃんとどっちが上かっつったら残念ながらhideちゃんと俺なら言ってしまうが、それにしたって面白いぞ、だりあお姐さん。特に、色恋沙汰に関しては、お下劣なことだろうがなんだろうが、あっけらかんと歌えてたりするので、楽しい。ひっじょおに楽しい。
で、ついでに(ついでなのか!?)バッキング部隊。王道から外れてない見事なめたらぁさん。音の重さについては文句ナシ。十分過ぎるほどに重い。それだけで俺にはずいぶん美味しいバンドである。
もしここにハイトーンの男性ボーカルなんか乗ってたら、ここまで面白くはならなかったんだろうなーと思う。
そんなことをあれこれ考えながらも、耳が引きつけられるのはやっぱり「大好きQUEEN」だったりして(爆笑)。
弐〇〇〇年十月五日(木)
勢い余って三大お姐さん最後の一人、中山加奈子姐さんである。アルバム『Howling』。これ大好き。
これって言うよりもまず、加奈子姐さんが、である。
歌は、決して上手くない。この人もまた、「唄」の人だと思う。だからこそ、届いてくるものがある。ちゃんとある。
加えて、ギター。いい感じに尖ってて重くて、でもゴツいんじゃないのだ。あくまでもオンナノコで、でも強くて。そういう感じ。とても好きだ。
ここ1ヶ月近く、浮上しかけては再度落ち込み…というパターンを幾度繰り返したかわからんほどに波が激しかったんだが、「THANK YOU」とか聴いてると、俄然元気出てくるからすげぇ。この曲だって、ヤケクソで開き直ってうあーっっっ!!!ってなってるだけなんだけど、それでも元気出るからねー。いやはや、加奈子姐さんのパワーにはただただ驚くばかりである。
他にも、ちょっと悲しいことあったけど頑張るぜー的な曲とか、ヤケクソで暴れた挙句落ち込んでる曲とか、誰かを励ましてあげたりとか、自分の中で意見分かれてるのを妙に冷静に見てる自分とか、彼氏と別れなきゃいけなくて泣きそうなのに泣けないとか、ただ静かに流れる時間に身を任せてる感じとか、いろんな唄があって。
その全部に、どれだけ弾けてようとそれでも「オンナノコ」な加奈子姐さんがいる感じ。
それにある程度は共感できる辺り、俺もやっぱり女なのかなぁ……とか、ちょっと考えてみたり。
今日は久方ぶりにバイクでお出かけ。もう涼しくて、シャツの上にもう一枚着ないと寒くなっちゃったね。風邪とバッテリー上がりには気をつけねば(笑)。
弐〇〇〇年十月六日(金)
うがー……師匠の四十路記念のお誕生日になにゆえGLAYなんだ俺様ぁー……『BEAT out!』『BELOVED』『pure soul』の三枚ー……。
いや、結局のところね、そろそろさ、月に一度のお楽しみが来ちゃうからたるいだけなんだけどねぇ……なんかこう……うん……(←自分でもよくわかってない)
彼らはデビュー当時から追っかけてきた。考えてみたら、俺の耳の成長は彼らの成長と共にある。今気づいたよ。うん。
要するに、「ロック」に分類できるもののうち、耳当たりのいい馴染みやすい音のものを知らなかったのだ。そこへ、まだ今の俺とそんなに歳の変わらないGLAYご一同。可愛かった(笑)。当時のGLAYは高校二年生から見ても可愛かった(爆笑)。
それが、売れてデカい会場埋められるようになって、今や演歌しか知らなかったようなおっさんでも名前くらいは知ってるようなバンドだしね。すげぇよ。それは認めよう。
ただ、俺の耳が成長するに連れて、彼らのアラも見えてきたし、彼らの音だけが素晴らしいんじゃなくて、他にもたくさんいい音があるんだってわかってきたし。だから、俺は『pure soul』を最後にGLAYを離れた。もういっかなって感じである。
それでも、時折戻りたくなるんだよね。『BEAT out!』なんかは特に。忘れようったって忘れられんわ。大学受験の直前に「グロリアス」発売だよ? 泣いたもん、この曲で。
そんな記憶も片隅に残しつつ、聴き浸る。結論。こいつらのミディアムナンバーはやっぱり好きだ。好きなんだが、バカソングも大好きだ(爆笑)。「SHUTTER SPEEDSのテーマ」とか「FRIEDCHICKEN & BEER」とか。うん。好き。
変わるのが人間だし、変わっていかなきゃおかしいんだけど、彼らの変化はすごくゆっくりで、こういう変わり方もあっていいのかもしれないなぁって思う。
弐〇〇〇年十月七日(土)
今日は氷室が四十路突入だなーとか思いながら、GLAY継続(笑)。珍しいったらありゃしねぇ。しかもよりによってインディーズ盤『灰とダイヤモンド』!(爆笑) 誰か止めろよ、俺を。
でもねー、もしかしなくてもこのアルバム、メジャー1stの『SPEED POP』より好きなのだ。あくまでも個人的に、だけどな。ついでに言うとベスト盤『REVIEW』より全然好きだ。うん。
上記二枚は、なんかねぇ、こう……なんつぅかな、綺麗すぎなのね。印象が。綺麗…違うな、落ち着いてんだな。落ち着きすぎ。うん。そんな感じ。
『SPEED POP』の頃なんて、彼らはまだ20代半ばだったはずだ。……落ち着いてんだよ。ふざけんなってくらい落ち着いちゃってて、オトナ臭くてさ、なんかヤだったのね。そんな落ち着いた感じで「JUNK
ART」とかやられても、面白くなかったのだ。
『REVIEW』はやっぱ、若い時に勢いだけでやっちゃった曲を録り直そうっていう試みは認めるが、落ち着いちゃったら面白くないんだってば、だから! 「千ノナイフガ胸ヲ刺ス」とか、絶対『灰と〜』の方がかっこいい。
昔の曲を録り直すってのは、それはそれで勇気もいるし度胸もいるし、昔の自分たちを否定せず、でもそこまでで妥協してしまわずに現在なりの最高を目指すっていう、かなり大変な作業なんだよ、たぶん。だから、その心意気は認めるけどもさ……納得いかねぇ。
つぅわけで、俺は若い時の曲は若い時のままに聴くのが好きである。
唯一気になるのは、『SPEED POP』にも収録された「真夏の扉」。これ、『灰と〜』だと入ってるギターソロ後のAメロが、メジャー盤だと完全に抜け落ちてるのね。わかってて削ったんだろうが、俺は実は、削られた部分の歌詞が一番好きだったりする。
ついでに、気になるのとは違うが、「RAIN」。これは、メジャー盤だとYOSHIKIのピアノが強すぎてYOSHIKIカラーしか見えなくなる(逆に言えば当時のGLAYがまだ太刀打ちできなかったってこと)ので、インディーズ盤の方が好き。
そんなことも考えたりしながら。若いっていいなぁ…なんて思ってみたり。俺もまだ半分若いんだけどな(笑)。
弐〇〇〇年十月八日(日)
本日お出かけである。一泊二日で親と俺様三人そろって車で。親父がいるということは、必然的にどらいびんぐ・みうじっく、なし(号泣)。っていうかZabadakとかぐらいなら大丈夫なんだが、車のスピーカーが自動フェイドアウト機能(爆音ノイズの置き土産付)を持っているので、静かめのものも却下。
親父、後部座席に陣取り、「虫がいる!」と言っては動き、「会社に連絡しとかなきゃ」と言っては電子音を(たぶん最大音量で)響かせる。非携帯族の俺様には耳障り以外の何物でもないっつーに……だーかーらー、俺様初心者! そこ、わかって!
とかなんとか思いつつ車を走らせていた間、頭の中を駆け巡ったのはCRAZEの「鎖」だった。目的地到着後、MDに落としたのがあったはず、と思ってリュックを漁り、見事発見。それをBGMに、飯の支度も手伝わずにだりだり。だって運転手やると疲れるんだもん。
デビュー当時からカウントして、現在の板谷祐で四人目になるCRAZEのボーカル。ファンはそれぞれの想いをいろんな形でぶちまけてるが、俺は楽器隊三人が音楽をやめずにいてくれればそれでいい。祐は祐で好きだから、彼が彼らしくいられるならそれでいい。その結果として、今の四人にまとまったならいいじゃんかって思う。無論、同意見の人も反対の人もまったく別の意見の人もいるだろう。
ただ、やっぱり歴代のボーカルを比べることはしちゃうよね。しょうがない。ファンなればこそ、だ。ついでに、「今のヤツの声で先代のヤツの曲を聴きたい」ってのも、叶わぬことと知りながらその逆も、望むことがある。
今日聴いてた鈴木の代でできた曲なら、「鎖」は緒方の声でも合うと思う。「クロイカリスマ」は祐、是非やってくれって感じだし。あとはやっぱり、緒方の時の「OVER」を、祐に唄ってほしいな、とか。
それが叶うことだってある。後のヤツの曲を前のヤツが歌うってのだけはほぼありえんが、逆はある。あっていいし、やってほしい。
ただ、それだけで終わってほしくなんかないし、それだけで終わるなら過去の曲を全曲カバーしたアルバム出して終わりになる。それは却下だろ。
十一月にマキシが出る。初代・藤崎の時の「BABY PUNKS」のカバーがタイトル曲。楽しみだ。いろんな意味で。
<本日の戦利品>
・渡辺美里『Sweet 15th Diamond』〔AL〕
弐〇〇〇年十月九日(月)
移動日。いや、それ言ったら昨日もだが。月に一度の楽しくないお楽しみが来てしまったので、運転は親父にまかせてMD聴きまくり。久しぶりだ。
出発前の暇つぶしに聴いてたのが、まずGackt(アルバム『MARS』とマキシ『鶺鴒』)にGARGOYLE(アルバム『封印』)。それから、車中でROUAGEのアルバム『Lab』とマキシのカップリングを落としたものにチェンジ。
ROUAGE。リーダーであるギターのRIKAが脱退したそうだ。それに関するインタビューを読むと、RIKAの不器用さと、自分にも周りにも嘘のつけない性格が見えてくる気がする。
好きなギタリストの一人だ。いろんな意味で、音よりむしろ人間的な面で好きなギタリスト。彼がこれからどうするのか、しばらくは動向を見守りたい。
あと、他のメンバー。とりあえず、ステージでの立ち位置をどうするのか、それが気になる。その辺も含め、次に出てくる音がどうなるか。良くも悪くもミモノ。
で、帰って来てからコンポに喰わせっ放しだったGLAYの『灰とダイヤモンド』(笑)。この節操のなさがどうにもならん辺りが、どうにもこうにもまったくもって俺様である。
弐〇〇〇年十月十日(火)
一昨日の戦利品のみさっちゃんを堪能。ベスト盤ってのは、昔の音源の音質が良くなるってのが利点の一つだね。
笑ったのはあれ。スペシャルサンクス。天下のコムロを「哲ちゃん」と呼ぶよ、この人は(笑)! 木根氏も「木根ちゃん」だし、SPEEDのプロデューサーとして名を馳せた伊秩氏も「伊秩くん」だし。キャリアがすごいってのがこれだけでもわかるし、キャリアだけじゃなくてちゃんとナカミのある付き合いをしてきたんだろうなってのがうかがえて、楽しい。
あとは、聴いたことない曲も何曲も入ってて、でもそのどれもがやっぱりどうにもこうにもみさっちゃんで、とてもとても楽しい。
十五年。それだけの間、ずっと歌い続けてても、この人の歌の根本的なとこって変わらないんだなぁって思う。そう思えるお唄歌いさんって、そんなに多くない。いろんな意味で貴重な存在だなって思う。
これから先も歌ってくれてたらいいなぁ……うん。歌っててほしいです。この人には。
弐〇〇〇年十月十一日(水)
だるだる。なのにLUNA SEAおんぱれぇどである。『STYLE』と『SINGLES』のDISC-2と『LUNACY』の三枚。特にどれが聴きたいってこともなく、なんとなぁくこれ。
結論。俺はどうやら、Jの「とんでもない度」の高い曲と、INORANの「ふんわり度」の低い曲がツボらしい。
具体的に言うと「Sweetest Coma Again」「a Vision」辺りと「gravity」とか。そんな感じ。
INORANに関しては特にその傾向が強いらしい。ふんわりふわふわなのは割と聴き流しがちだ。なんか、ガラスみたいに強そうで弱そうな感じの曲っつぅか、そういう感じのアルペジオが聴ける曲。そういうのが好きらしい。
SUGIZOはね、どうでもいいと言うと非常に聞こえが悪いが、いい意味でどうでもいい。SUGIZOの曲の中で、特にこういうタイプのものが好きっていうものがない。割とどれでも好きになれるので、あくまでもいい意味でどうでもいいのである。
そんなことを言いつつも、やっぱり耳につくのは前者二名の曲だったり(笑)。
そう言えば、新曲が出るそうだが……誰の曲かなっ(わくわく)。
弐〇〇〇年十月十二日(木)
だるだる継続中。よく寝る。寝てるとCD漁る気になれなくて、結局昨日の三枚そのまんま継続。
だるくなる原因はわかってるのだ。雨だからなのだ(爆笑)。雨降っちゃうとね、お出かけしたくなくなるのだ(まるでGLAYの下手ギタリストさんのよう/笑)。
お出かけしないということは、新しいCDを漁りにCD屋のおやっさんのところへ行けないということであって。いや、交通手段なんかいくらでもあるし、出ようと思えば出られるけどもさ。めんどくさいんだよね、要するに(笑)。
そんでも、そろそろ新しいネタが欲しくなってきてるので、近々お出かけしなきゃなぁとは思ってる。ZIGZOとDir en greyの新作出たし、Medical Trance Peachのマキシも出たはずだし、もうちょっとするとGacktのビデオも出るし、GARGOYLEの新作も十二月発売って決まったし(気ぃ早すぎ)。ねっ。お出かけしなきゃなのだ。
しかし、だるい。だるい日に耳につくのはたりたりしてる曲だったりして。「4:00AM」とかなんかもうエンドレスでかけとくかってくらい本日のツボである。あぁ……ねむひ……。
弐〇〇〇年十月十三日(金)
本日、お天気がよかったのとその他諸事情により、お出かけ(喜)。久しぶりなのだー。
ただし、チャリで出た上に後輪がパンク(爆笑)。帰りはチャリ押して久方ぶりに3km歩いたので、右手首、死亡(泣)。っていうか、弱ってるよ、弱くなってるよ、俺!
で、戦利品は下記参照なんだが、聴いてるものはまだ一昨日から変わってなかったり(大爆笑)。ここまで引っ張るのも珍しいぞ、俺。まぁ、結局のところLUNA SEA好きーっていうのが前提なんだけどな。わかってんだよそのくらい。ふーんだ(なぜスネる?)
で、おやっさんとこはいっつも、俺の買った品物と一緒にヴィジュアル系インディーズバンドのチラシを数枚入れてくれるのだが、その中で今回やたらめった笑えるものが一枚。
バンド名はどうも「PSYCHO LE CEMU」というらしい。
ホントに本気で戦隊モノなカッコしてんだよねぇ……戦隊モノっつぅか、RPGの典型的パーティーか! そうだな、これ。そっちだわ、たぶん。
だっているのがさぁ、剣士でしょー? 魔法使いでしょー? 格闘家でしょー? 神官でしょー? で、お姉ちゃんでしょー?(たぶん男だろうが)
……これだから日本のバンド業界腐ってるって言われるんだよ。こいつらの音が救い様なかったらもう終わりだね。その状態で売れちゃったりしたらもう笑うしかないよ。さて、どうなるかな、と。
……音、聴いてみるべき? マキシがでるっつってんだけどさぁ。どおよ?
<本日の戦利品>
・ZIGZO『Add9 Suicide』〔AL〕
・Gackt『MARS〜空からの訪問者〜回想』〔V〕
よーやく、ようやく、三日ぶりにコンポの餌、変更。ZIGZOのアルバムである。っていうか昨日の戦利品の吟味に入ったっていう(笑)。
実は、前作『MONSTER MUSIC』以降のマキシが、いまひとつ振るわないというか引っかかってこないというか。ちょっと物足りなかったのだ。
だがしかし。今作。いいじゃないか。ちゃんと引っかかってくるものがある。
ついでに言うと、1曲目「add9 suicide」。これ。
こういう、バカなんだけどバカじゃないアソビができるバンドはもう、それだけで俺様のツボである。やっぱり好きだわ、このバンド。
あとは5曲目「RUSH!!!」とか好きだしな。うん。
結論。もうちょっと聴き込むとまた別の角度から聴いたりできるんだろうが、現段階では満足。楽しい。やっぱり音楽は楽しくないとね。
弐〇〇〇年十月十五日(日)
引き続き『Add9 Suicide』。なんかここんとこ、数日継続っての多いな。いかんいかん…。
今作と前作での違いの一つに気づいた。「唄」が違う。
なんかねぇ、血を吐くのと同じくらいの勢いで刺さってくるよ、今作のTETSUの唄は。そういうのって、TUSKの唄とかkyoちゃんの唄とか一郎氏のギターとかぐらいでしか聴いたことない。だから今作は印象が強いのか、と思った。
「何から何まで」「深い森にいた」「もう2度と会えない君へ」。その辺が、とてもとても、痛い。
軽く楽しむ気分で聴けるアルバムじゃない。
前作は楽しかったのだ。その印象がまず強かったのだ。今作は違う。
以前の俺なら曲のバックボーンなんかをここぞとばかりに雑誌漁って探すんだけど、そう言えば最近そういうことをしていない。雑誌は相変わらず買ってるんだが、読むページが随分少なくなった。ライヴレポが大半だな、読んでるのって。
以前なら、アルバム発売よりもっと前にインタビューを読み漁ってから聴き込みに入ってたもんだ。
今はインタビューを読み漁らなくなった分、先入観なしに聴き込める。
先入観なしに聴き込むと、音と真っ正面から対峙することになる。
とんでもない音と対峙するのは、大変な反面、とても面白い。これだから音楽好きはやめられない。
弐〇〇〇年十月十六日(月)
大変である。土曜の夜中から現在進行形で、世話になっている某サイトの掲示板がものすごいことになっている。非常に大変である。俺様、別HNで参加なんかしちゃってるから余計大変でね。まぁこれは自業自得か。
結局のところ、考え方も感じ方も価値観もなにもかもが違う人間の間で自然発生したズレが、すべての原因だろうと俺は思うんだけどね。しょうがないじゃんねぇ、違う人間なんだからさ。
ま、そんなことを考えてる横でZIGZOの新作聴いてると、悶々と考え込んでしまうので、仕方なくCDチェンジ。あまり深く考え込まずに聴けるものを、と思ったんだが、これがなかなか思い当たらない。ロック好きがこんなところで祟ろうとは思いもしなかったわ(苦笑)。
上々颱風とかさ、G-CLEFとかさ、いろいろ考えたさ。結果、選んだのはDir en greyだったり(大爆笑)。いや、京君の日本語って日本語に聞こえないからさ、考え込まなくてすむかなって。
あぁ、そう言えば新作買ってきてないやぁ…「【KR】CUBE」だっけ。あの曲とか、クリップは大好きなんだが、曲そのものの印象が残ってないんだよぉ…それもどうだかな。
クリップ…最近、面白いクリップは増えたが(TMRの「魔弾」とかな/爆笑)、曲の印象と映像の印象が一緒に残るのって少ないなぁ……それを考えると、Guniw Toolsの活動休止が痛いなぁ……
そんなことを考える一方で、某サイトの掲示板の心配をする俺様。だってあそこのサイト好きなんだもん。さてさて、どうなることやら。
弐〇〇〇年十月十七日(火)
昨日言ってた某サイトの掲示板、管理人さんの名の元に閉鎖宣言が出ちゃったよ…好きなのになぁ…っていうことはこれからメールするけども。
そんな本日、夕方までしばらくの間、なにもかけずに過ごしてみたり。なにしてんだろなぁ…と思いはしても、聴きたいものを思いつかなかったのよ。
で、さすがに口寂しいならぬ耳寂しくなってきたので、箪笥漁って、BODYとCRAZEに目が行った。それぞれ『FLAME』と『BE CRAZY』を選び、コンポに喰わせる。
一郎氏のギターはやっぱりかっこいい。結局そこに耳が行く辺りが、なんとも俺様。
あとねぇ、成ちゃんのベースもねー、ZI:KILLから『THAT'S LIFE』辺りまでが一番俺様好みなんだなぁ……はぁ、うっとり。
しっかし改めて聴いてみると、BODYにせよCRAZEにせよ、シンセがいい具合に引いたポジションにいて、とてもいい感じである。一郎氏のギターも哲のドラムも、アク強すぎて混ざり合うことのできない音の方が多いのに、このシンセ屋さん(二枚とも同一人物)はその辺のコントロールが非常に上手である。いや見事。
それでもやっぱり、「NAKED BLUE」のドあたまのカッティングに惚れ惚れしたりするんだよねぇ…あぁ…ライヴ行きてぇ…(って、十二月から一月にかけて行くけどな)
……っていうかやっぱりやだよぉ、某サイトの掲示板閉鎖ぁ…(落涙)
弐〇〇〇年十月十八日(水)
昨日閉鎖宣言が出た某サイトの掲示板。やだって言う人が多くて続行決定(嬉)。部屋で一人小躍りしそうな勢いで喜ぶそのBGMは昨日のままだったりする(笑)。
や、なんかね、箪笥漁るのめんどくさくなってきてさ。ついでに言うと、初期CRAZEはやはし俺様的にとてもとてもツボなので。
やっぱなー、俺ベーシストに弱いんだな。成一師匠作曲のヤツには弱いんだよな。うん。
この人ねぇ…ZI:KILL時代、ステージでTUSKに紹介される時、「Mr. BASS MAN」だったからね。うん。やっぱかっこよくて好きっす。
ベーシストは一風変わったヤツが多いという説がある。俺のツボに入るベーシストなんて皆そうだ。性格をよく知らない人まではわからんが、性格も音もある程度わかってる人は皆そうだ。
だいたい世間に対して斜に構えつつ、情に脆いところがあったり。クールに見えて実は熱いヤツとか。そういう人がベーシストであることがけっこうある。
そういう人は、例えばインタビューなんかで話してても比較的大人しい。で、音出すとやたらかっこよかったり。だからハマるのか、俺。
……結論。俺様はやはし、成一師匠が好きである。や、みんな好きだけどさ。うん。
弐〇〇〇年十月十九日(木)
久方ぶりに(日記開始からは初か?)Valentine D.C.。『THE V.D.C.』『GENERATION』『public address』の三枚が本日の餌。
解散は惜しかった。が、メンバー全員がサポートだろうとソロだろうとやっていける方々なので、やめちまうってこたぁないだろうなという気はしてた。JUNさんとKen-ichiさんはすでに動いてるという情報を見たしね。
古いのだ。彼らの音は。正直に言ってしまえばそういうことだ。古かった。感覚そのものが時代的に古いのだ。あんま売れなくてもしょうがないかなって感じ。
でもだからこそ、一度ついた固定ファンはほとんど動かなかったことだろう。俺だって、いまでもちゃんと好きだし。
彼らのなにが好きって、安心して聴けるところ。音が不安定になることなんて絶対にないし、ハジけてる曲ではちゃんとハジけてる(つまりオヤジっぽくおとなしくなっちゃってない)。
そういうところが大好きなのだ。ただ、ハードロックと言うにはいささか刺激が足りない。俺ごとき若僧には余計足りない。どっちかっつったら歌謡ロックだから。
ただ、俺は歌謡曲もそれなりの数を聞いて育ってきた世代だから、彼らの音も好きになれたし、今でも好き。けどやっぱり、今の10代とかには少し抵抗あったかもしれない、そういう音。
歌謡ロックではあるけれど、彼らにしか出せない色っていうのはもの凄く明確にあったと思う。他の歌謡ロックっぽいバンドとも違うのだ、ちゃんと。その彼らの色に染まった新しい音は、解散しちゃったんだからもう増えない。それがやっぱり残念。
弐〇〇〇年十月二十日(金)
なんとなく日本人っぽいようなそうでもないような音が聴きたくなって、INORANのアルバム『想』とSUGIZOのレーベルのオムニバス『GRAND CROSS 1999』とd-kikuの『miniature garden』の三枚。海外のミュージシャンの参加率もけっこう高めでお気に入りだったりする。
バラエティに富んでるって意味で『GRAND〜』の勝ち。とても浮遊感があって不思議な気持ちになれるって意味でkikuっちゃんに一票。俺が抵抗なく聴ける海外の人のボーカルって意味で『想』大好き。そんな感じの三枚。
どれも、オムニバスっちゃあオムニバスな、でもINORANのとkikuっちゃんのは明らかに違うぞっていう、そういう不思議な音たち。こういうのも大好きなんだな、俺様。
バンドで長くやってきた人が、ある日突然、まったく接触のなかった人と音を合わせる。それはたぶん、やってる本人たちがまず、一番先に楽しいんだろう。で、聴くヤツがその次に楽しい。たぶん、そういうもの。
いいね〜…音を楽しむ余裕はやっぱ必要でしょ。って、今の俺にはあんまりなかったりもするんだが。
音を楽しんでこそ音楽。
そういう、けどおっそろしくハイレベルな音の集合体の一つが、今日選んだ三枚。
他にもいっぱいいっぱいあるんだよね、こういうの。楽しくて好きだよ。うん。
弐〇〇〇年十月二十一日(土)
のんびりまったりと昨日の餌を継続してみたり。今月ほんとに継続多いな…ま、いっか。
今日特に耳にすんなり入ってきて脳みそに居座ってくれたのはkikuっちゃんだったりする。
ゲストボーカルがまたいい感じでね。好きっす。
彼はLUNA SEAのシンセ担当の人だから、LUNA SEAのライヴの中盤、真矢のドラムソロのバックサウンドなんかも担当してたり。しかも、その時のデータ使ってリメイクした曲もこのアルバムには入ってるので、ライヴビデオと見比べたりするととても楽しい。
ただ、ライヴ会場(特にアリーナクラス以上)では、この綺麗で繊細でそれでいて芯のある音の感触は、ほとんど味わえなかったんじゃなかろうかと思う。と、ちょっと残念かな。
そんなことを考えながら、夕方からお昼寝したり。日々まったり。こういうのも幸せである。
おかんの淹れてくれたコーヒーが美味しかったな。うん。そんな日。
弐〇〇〇年十月二十二日(日)
本日はTHE TRANSFORMERオンパレードである。いぇーい(注:テンションは低い)。
アルバム『感情漂流』とマキシ『真実の色彩』『水の中の小さな太陽』の三枚。
夏の間にね、十月中のライヴツアーが決まってたのだ。……流れちゃったよ(号泣)。
行きたかったのにな。ま、二月に延期になったし、いいけど。
流しちゃった分でなにをするかっつーたらレコーディングだそうで。これでとんでもなくおっそろしいレベルでかっこいいモノが来なかったら泣くぞ、俺。
まぁ、彼らに限ってそれはないという確信もあるけども。
去年の彼らはすごかった。デビューから半年でマキシ五枚+七ヶ月目でアルバム発表。速ぇっつの。しかも、合間合間に毎月どっかしらでライヴやってキャンペーンもやって。
今年の彼らにそこまでのハイペースを望んでいたわけではもちろんない。が、だいたいこの時期にライヴやって、この時期にレコーディングして、っていう年間計画くらい立ててただろうにさ。なんで急にライヴ流しちゃうかな。そこだけちょっと、ほーんのちょっとばかしご立腹。
悔しいから新作は出るっていう話を聞き次第、予約に走る。ついでに、二月のライヴも行ってやろう(←とても偉そう)。それで俺に「…負けた…」と思わせることができればそれでよし。
っていうか、この人たちならもう完璧にそうなっちゃうんだけどね、俺。聞く前から、会う前からそんなふうに負けてなんかやんねぇ。来るなら来ーい!って感じ(笑)。
弐〇〇〇年十月二十三日(月)
本日、箪笥の引き出しを眺め回してて、なーぜーかMASCHERAに目が行ったので『iNTERFACE』『orb』の二枚をば。
この二枚を含め、彼らの音ってーのは後になればなるほどインパクトが薄くなっていく。言葉は悪いが要するに売れ線になってしまって彼らの独自の色が薄くなっていった感じである。
従って、どうせならインディーズの時のアルバムにしようかとも思ったんだが、なんとなくこの二枚。
聴けば聴くほど痛い。ダメダメなのである。特に『orb』の方。かなーりめけめけである。耳に残るものがない。引っかかってこない。それではダメなのである。ちなみに、あくまでも俺様的に、だ。
『orb』で唯一引っかかるのが、「八月の憂鬱」の一節。
「僕は疲れたよ」
……彼らがその後解散したことと引っかけて聴く俺に問題があるのだ。それはよおっくわかってるのだ。でも、この二枚を幾度もリピートして、結局この一言だけが耳にこびりつく。何をやっていても、である。
これはもう、MICHIさんの声のせい、と言うほかない。
それだけ情感こもっちゃってるんだよね、この一節に。だからここだけが引っかかるんだよね。そういうことだろうと思うのだ。少なくとも、俺から見たらそういうことだ。
MICHIさん、二日後にインディーズでミニアルバム発売だそうだ。どんな言葉がどんな声でどんな音に乗って出てくるのか、非常に楽しみである。
嫌味ではない。俺は、MICHIさんの唄が大好きだから、「疲れた」という言葉にばかり情感がこもるような精神状態から脱出して、あの声で朗々と歌い上げてくれてたらいいなぁと、心の底から願ってる。
弐〇〇〇年十月二十四日(火)
本日は「朗々たる歌声のお兄さん」繋がりでGacktである。
理由としてはもういっこ、今月発売になったライヴビデオでの彼の歌が、あまりにも凄まじかったため、耳直しっていうのもある。
アルバム『MARS』とマキシ『鶺鴒〜seki-ray〜』『再開〜Story〜』の三枚。
ライヴビデオの歌、誉めてやりたい部分もあるさ。ああ、あるよ。いいライヴだったんだろうなと思うよ。
だがしかし。
喉を潰すな、ボーカリスト!
まさかGacktが喉潰すほどの歌い方してるとは思わなくてねぇ……っていうか、裏声使用率が高ければ、気管支炎で地声がまったく出なくたって、裏声で歌えちゃうんだよー!
まぁそうせずに、歌に込めた想いとか曲ができた時点で表現したかったこととか、そういったものを喉潰してでもツアーの最初から最後まで歌い続けたっていうのが、Gacktのやり方だったのかもしれんし。
そうは思うんだが、あれだけの声量、あれだけの表現力を持つ男の歌が、喉潰れてるせいもあって、100%まではビデオに刷り込まれてない。それがちょっとどころじゃなく残念なのだ。
なーのーで、聴き直し、耳直し。
こういう歌は、レコーディングでなければ歌えない男ではない、と思いたいわ。
それは、ライヴに行かない限りわからないけれど。そんなことはわかってるんだけれど。
でもね、ライヴに行くために他の金かかることすべてを諦めることは、俺にはできないのさ。特に、新作のCDやビデオと音楽雑誌を諦めるっていうのはね(苦笑)。
弐〇〇〇年十月二十五日(水)
楽しくなりたくてZIGZOの『血と汗と涙の裏側のハッピー』『MONTER MUSIC』『Add9 Suicide』の三枚。
だがしかし。夕刻からふと思い立ってGARGOYLEのライヴビデオ『終わりのはじまり』を見始めたら……止まらねぇ(大爆笑)!!!!!
いーやぁもぉ……だってねぇ、結局のところどのくらい行ってないんだろう、GARGOYLE…。
たぶん二年近く行ってない。
他のバンドだったら、長い間行かなくても行けなくても、たぶん平気だ。だがしかし。
GARGOYLE。別格。初回から三回目までなんて、あまりの楽しさに二ヶ月に一回通ったほどだ。いや、頑張ったな、俺。
その頃は特にね、GARGOYLE自体がライヴやりまくりな年だったが故に、そういうことも可能だったし。
今現在、その当時(二年前)よりは少ないものの、それでもメジャーのバンドがアルバム作ってツアーやってっていうのと同列以上の数はこなしてる。
つまり、俺が行かないのだ。行けないってのももちろんあるが、行ってない。
……行きたいよお……
「人の為」で踊りたい。「HALLELUYHA」とか「DESTROY」とかでアタマ振りたい(いや、本腰入れてヘドバンやってる姉さんらの足元にも及ばんが)。「約束の地で」聴きたい。
っていうか新曲楽しみ。
っていうか…………………………ライヴ行きたい〜〜〜〜〜(号泣)!!!!!
弐〇〇〇年十月二十六日(木)
で、昨日ちゃんと聴き損ねたので、昨日の三枚継続。
いやぁ……耳につくのは相変わらず、バカ全開の楽しげな曲と、唄が刺さってくるモノタチだったりするのだが、それと同時に、言葉がいろいろとね。残るのだ。
以前、hideちゃんとかだりあお姐さんとかの歌詞を称して「日本語で遊ぶのが上手い」という内容のことを、この日記で言った覚えがある。どこに書いたか探すのが面倒なんでいつだったかわからんが(笑)。
で、ZIGZOのTETSU。上記お二方とはまた違う種類の面白さがあって、なんとも楽しい。
言葉を乗せるメロディーがあって、メロディーの切れ目と言葉の切れ目のバランスを上手く取ってると、とても聴こえがいいもので。
例えば……そうねぇ、やはしTM NETWORKとかは作詞のプロがついてたりするから、メロディーと言葉が綺麗にはまってるし、他にもプロの作詞家が並べた言葉っていうのは綺麗に聴こえる。真矢の『No
Sticks』なんかも、言葉のはまり方はとても綺麗。
で、TETSU。面白い。
綺麗にはまってるわけではないのだ。綺麗じゃないんだがキレイなのだ。……なんのこっちゃ。
や、でもね、ほんとにそう。面白い。非常に面白い。
例えて言うなら、CD聴けば覚えられるタイミングで言葉とメロディーが絡んでるのに、楽譜にしたらすっげぇわかりづらそうな感じ。って、例えになるのか、これー!
他にこういう面白さを持ってる、作詞する人っつぅと、GLAYのTAKUROとかがわりとそうだと思う。あのー、アップテンポのちょっとバカソングっぽいヤツとか、こうなってるのあるよね。
あとはFANATIC◇CRISISの石月努。彼もまたけっこう独特な乗せ方をするので、コツをつかむまでが面倒だが、つかむと他の曲も一気につかめる。
そういう感じの、言葉とメロディーの絡め方。楽しい。
ZIGZOの新作『Add9 Suicide』、その意味でも興味深いアルバムである。以上。考察終わり。
弐〇〇〇年十月二十七日(金)
朝からZIGZO、昼からROUAGE、夜は本日の戦利品。なんともめまぐるしい日である(笑)。
ZIGZOは昨日のを継続。ROUAGEはアルバム『Lab』+αを落としたMD。本日の戦利品でまず手をつけたのは、ハノイのトリビュートだった(爆笑)。
これ、すっかり日記でもおなじみのCD屋のおやっさんが絶賛してたヤツで、やっと金に余裕ができたので購入したもの。
参加ミュージシャン9組のうち、名前でわかったのはSadsとVooDoo HawaiiansとSEBASTIAN BACHだけだった。あとは、名前はなんとなく目にしたことがあるかもしれないけど、よくわかってない人たちばっか。
が、しかし。これ、想像以上に大騒ぎで、非常に楽しい。ハノイって俺、原曲を一曲も知らないのね。なんだが、耳に馴染んでくるこの感じは間違いなく、70〜80年代のにほひ(笑)。
いやぁ……これは買う価値あったね。買って正解。ひさしぶりにいい買い物をした気分だ。
惜しむらくは、ハノイ好きで有名なkyoちゃん辺りが不参加だっつーこと。彼は彼でいい具合に原曲を壊して歌い上げてくれたろう。と思うと、ちと残念。
あとの2枚はこれから吟味するといたしましょう。
<本日の戦利品>
・ZIGZO『WALK』〔MCDS〕
・FANATIC◇CRISIS『LIFE』〔MCDS〕
・V.A.『HANOI ROCKS TRIBUTE BLOODY KNUCKLES & LIPSTICK』〔AL〕
弐〇〇〇年十月二十八日(土)
起きたのが午後2時半ってのは新記録(大爆笑)。昨夜寝たのも3時くらいだったんだけどねぇ…なんでこんなに寝たんだか(笑)。
で、そんな本日、起きてから家を出るまでハノイのトリビュート。
歩いてる最中はZI:KILLを好き放題に編集したMD。
家に帰ってきてから、まだコンポに喰わせたままだったZIGZOの『MONSTER
MUSIC』。
なんでZI:KILLだったんだっけなぁ……あぁ、野球延長決定…その後のヒッパレを見たいんだってば、俺は。
……じゃなーくーて。えーと、あぁ、そうだ。買ってきた新作とか落としてなくて、持ち歩いてるMDで気を引かれるものがなくて、机にしまったままだったZI:KILLのを見て「あ、これ」って思ったんだ。
前にもこの日記に書いたことがあるような気がするが(←探す元気はない)、ZI:KILL聴きたくなる時ってのはだいたい自分が落ち込んでる時だったりした。
……この夏辺りから、どうも違うんだよねぇ。ハジけたい時に聴いてる気がするぞ。
ま、本人たちハジけちゃってるしね。特にたすくと成ちゃんが(笑)。
詳しくは今出てるロクf参照って感じ(笑)。ZI:KILL時代の彼らから、今の姿は想像つかないわね(爆苦笑)。
CRAZE。いよいよ新作のリリースまで一ヶ月を切りました。楽しみ。
それ以前に、インディーズリリースの作品でいくつか欲しいのをおやっさんとこに頼みにゆかねば。
あと、十一月はkyoちゃんとBEASTとLUNA SEAと…あとなにあったっけ…前は手帳にいちいちメモってたんだけど…やっぱそれやんないとわかんなくなるな(苦笑)。
弐〇〇〇年十月二十九日(日)
本日は、ハノイ・ロックスのトリビュートになぜこの男が参加しとらんのだー! という怒りのままにkyoちゃん(笑)。や、そんな盛大に怒ってるわけでもないけどさ(笑)。
『異邦人<ALIEN>』『strip』『Sexbeat』と、BMGビクター・アリオラレーベル時代の三枚を。
なにが聴きたかったって、ラップっぽいのとかやるようになる前の、セクシーさ全開のエロいkyoちゃんの歌声(笑)。や、今でもエロいのはめちゃくちゃエロいし、優しそうなのもやっぱり優しそうだし、変わってないっちゃあ変わってないお兄さんなんだが。それでもね、なんとなく。
っていうかそもそも、アリオラレーベル自体が好きなんだよ、俺は。
D'ERLANGERいたでしょー、DER ZIBETいたでしょー、DIE
IN CRIESいてー、Valentine D.C.もいたねー、DEAD ENDにMORRIEさんにISSAYさんにkyoちゃんに……はぁ、うっとり。
そんだけ個性的なろっかぁさんたちを集めてたレーベルに、いきなりSHAZNAが入った時は、BMGビクターに苦情言ってやろうかと思ったさ! やんなかったけど。
その後、半年くらいでSHAZNAが東芝に移籍した後って、誰も残ってなかったんだよね。今現在、レーベル自体が存在するのかどうかも知らんぞ、俺。
他にもねぇ、そういうろっかぁさんのためのレーベルって、特にインディーズだとけっこうあったりするもんなんだが……どれもあんまり人気がない(泣)。
そんな中、なにやら元祖ジャパメタバンド周辺が騒がしい。
44MAGNUMの限定盤発売だの、ラウドネスがオリジナルメンバーで復活(ってことは山下さん復活ー!)とか、アースシェイカー再結成とか、いろいろ。嬉しいことこの上ない。
……あ。アリオラの話してて、kyoちゃんの話してないや(爆笑)。ま、いっか。
弐〇〇〇年十月三十日(月)
昨日のkyoちゃんからの流れでDIE IN CRIESに行こうと思って、その前にちょっとだけ昨日箪笥に収納(笑)したNEEDをば…と思ったら、結局一日それだった(苦笑)。
『DOWN TO THE NITTY-GRITTY』『BARK』の二枚。
こんだけ聴き込み体勢に入ると、そろそろアラも見えてこようと言うもの。だがしかし。
ない。アラが、ない。
もちろん、まったくないわけじゃないが。
いやーやっぱ彼らはこれから先、一年くらい追っかけてみる価値ありだー(喜)。
一年後に、音が成長してるか、幅がいい具合に広がってるか、元からの得意技に更に磨きがかかってるか……そういう変化が見られれば大丈夫だ。その先までもが楽しみになる。
あとはやはし、ライヴを見てみたいな。うん。
MCゼロだそうだ。イコール、言葉での煽りゼロ。で、あの物騒なかっこしたお兄さん四人が食ってかかってくるわけ?
……見てぇ。かなーり切実に見てぇ。
だがしかし。これから年明けにかけて、金が飛ぶ(笑)。たとえ近場で彼らのライヴがあったとしても、あきらめる可能性大だなぁ……ま、そん時はそん時だ。
弐〇〇〇年十月三十一日(火)
朝からLUNA SEA。そして、お出かけから帰宅後はDIE
IN CRIES。
それぞれアルバム『LUNACY』+マキシのカップリングを編集したMDと、アルバム『VISAGE』『NODE』『Eros』。
正直な話、俺様は最近のRYUICHIのお歌がちょっと苦手である。ハイトーン過ぎなのだ。
まぁ、それでいいっつぅかそれがハマってる曲も多いんだが、そうじゃないのもたまぁに。
個人的にはアルバム『MOTHER』〜『STYLE』の頃がすんげぇツボだった。
対照的にkyoちゃん。年を追うごとに俺様好みになってくる。そういう人も実は珍しい。
D'ERLANGERの頃よりDIE IN CRIES初期。初期より後期。後期よりソロ初期。ソロ初期より最近。いやはやどうにもこうにも、大好きである。
でも、それはあくまでもお唄歌いさん限定の好みの時期であって、バンド全体の好みの時期ってのはまた違うし、ライヴとかライヴビデオとかの要素を排除して、純粋にCD音源だけ評価すると、好みの時期ってのはまたズレたりする。
でも、それでいいんだと思う。結果的にどの時期にもそれぞれに良さがあるっていう結論にたどり着けるから、それでいいんだと思う。
さて。十一月だ。金が飛ぶ時期だ(泣笑)。秋のリリースラッシュも大詰め。けっこうな数の新作が控えてんだよ。しかもその後にはライヴなんてもんもあったりするんだよ。金の算段をしなければならぬな。
そんなことを思いつつ、十月終了。
<本日の戦利品>
・S.Q.F『SPINNING Q FACTOR』〔MAL〕
・X.Y.Z→A『LABYRINTH』〔MCDS〕