T.M.Revolution
T.M.R. LIVE REVOLUTION '00〜'01 -progress-   2001.1.16 新潟県民会館


 

今年のライヴ初めの日。というわけで行ってきましたT.M.Revolution。
行き帰りとも新幹線にしたんだが、大雪程度なら止まらんだろうとタカをくくってたら、地震で止まった(爆笑)。間に合ったからいいけどさ。

で、ライヴ。
正直なところ、足らんかった。俺には足らんかった。
つまらなかったわけじゃない。周りのノリもステージ上のテンションも高かったし、どっちかが空回りする感じもなかったと思う。いいライヴだったと思うよ。
だが、俺が入り込めなかった。俺が入り込むのに必要な条件がそろわなかった。惜しいな。

足りなかったモノその一、バンドのグルーヴ。これについては、ぴったり合ってるバンドメンバーに非はない。それ以上のものを欲してしまう俺が悪い。
その二、ギターの音圧。これはもうしょうがねぇ。あきらめるより他にない。TMRはそれを求められる音で作られてないからしょうがない。
その三、鳥肌。これが立つほど、俺にとっての「いいライヴ」になるんだが、立たなかった。足らんのだ。なにかが。

そんなとこかな。うん。足りなかったのはそのくらい。
足りないっていうのはステージ上の人間に非があるわけじゃなく、俺が求めたモノがずれてるってコトであって。
だから、それを差し引いて思い返せば、大変にいいライヴだったと言えるのだ。

楽しかったのはあれですな。ギター屋さんその二。SUNAO氏。某友人の彼氏さんを思い出させてくれるステージング(笑)。いやマジで楽しくて仕方ねぇ。音圧が足りないのが残念だが、彼はハードロックバンドにいたりしたらマジで某友人の彼氏さんみたくなるんだろう。
あとは、中盤から西川含めメンバー皆に構われていた、最前列中央にいたらしい男。まだ半分子供っぽく思えたんだが、連れの女(ヘタすっと親か?)に連行されて来てみたら最前列だったらしい。どうしたらいいのか見当もつかなかったようで、棒立ちのままうつむいていた模様。西川に心配されてたもん(笑)。挙句、西川抜きで各メンバーの見せ場ができてる曲の時なんて、フロント三人がその男の前に集中しちゃうわ、ピックなんか投げられちゃうわ。ライヴ終盤にはハンドクラップくらいはしてたらしいです、その男。

問題は、本編中盤のアコースティックナンバーを終えた後、次の曲の直前。後ろの席の嬢ちゃんが突然俺に声をかけてきたのだ。
いつものごとく腕組みして品定めするような視線でステージを凝視してた俺に向かって、「腕組みしないで見てもらえますか?」ときたもんだ。
もちろん面識があるわけじゃないから、俺がなんで腕組んだまま見てるのかなんて、その嬢ちゃんにはわからんで当たり前。それはいい。それをわかってくれとは言わん。だが、なんで他人の見方に口を出せる? それがわからん。

いいじゃんか、どういう風に見てたって。俺は腕組みして見てることで、俺なりに楽しめるんだから。いいじゃんか。
と思いつつ後半終了。アンコール前にでももう一回言ってくるかな? と思ったけど、なんも言われなかった。

だから、わからんのだ。なぜそんなことを言われたのか。その嬢ちゃんが俺にどういう見方をさせたくてそう言ったのか、まるっきりわからんのだ。謎。そして、ちょっとばかしご立腹。

ああいうことを周りに言っちゃう嬢ちゃんが他にも大勢いるなら、俺は二度と生西川を見に行かなくていい。俺様にとってどんなにサポートメンバーがおいしかろうと、行かなくていい。
少なくとも他人の迷惑にはなってないであろう俺の楽しみ方に対して、あーだこーだ言われるなら、行かなくていい。

と、ご立腹だったことは置いといて、ライヴの最後の最後。メンバー皆でステージフロントで横一列になって、手繋いでお辞儀してた場面。そういうことされるとダブるんだよね、先月見たばかりのLUNA SEAが。悪いことじゃなくて、ただ、ちょいと切ないな、と。
その時の西川の顔がまだえらく良い顔だったもんで、もう……良いライヴだったのねーと思わず溜息。