FIRE WIRE Vol.2 2001.05.13 赤坂ブリッツ
開場時間ぴったりに赤坂へ着くくらいを狙って出発。
昨日、Jの出番前にペイントされた幕が、BLITZ裏手の駐車場のとこにがつんと張ってあって、太陽光の下で「WAKE up!〜」ってのもなんだかな、と笑ってみた。でも、かっこいいんだよ。
本日の司会進行はレスラーさんだったらしい。RAYとJのボディーガードなんだって(笑)。しかも今日は、昨日とは別のオープニング・アクトのメンバーが、司会が喋ってる間にとっとと出てきて、客と一緒に「うぉー!」と叫んでた。楽しかった。
そのオープニング・アクト、SUGAR COATED BOMBSというらしい。Vo.、G.×2、B.、Dr.の五人編成で、盛り上がったのを一気にクールダウンさせるようなまったりした曲からスタート。俺的にはけっこういい感じだった。昨日のオープニング・アクトよりこっちの方が好み。ちなみに、ベース君が黒地に白で「秒殺」と書いたTシャツ着てたのも好みだ(笑)。本日は昨日と逆にJが先でzilchが後。Jの出番前にはもう一度、昨日と同じペイント。これは同じ兄ちゃんの手によるもの。昨日より手際よくしゃかしゃか書いてた。
J、声潰れてた。たった一日、たった十曲+αで声潰すのか、この男。まぁ、歌ってるって言うよりは叫んでるし、発声練習なんてスバラシイことやるようなタマじゃねぇし、しょうがないか。自業自得。
本日は「PYROMANIA」でスタート。ノーミス。やりゃできんじゃんかー(怒)! それを含めて今日も十一曲。間に入った新曲は、昨日とは違うヤツ。リズム的に「INTO THE SUN」by LUNA SEAに近いものがあった感じ。又の名を、小野瀬節全開。早く音源化しなさい。
で、今日もダフが来てました。ギター屋さんでした。昨日と同じ曲を歌った後はギター屋さん。でも、昨日より馴染んでるぞ、ダフ(笑)。音には昨日も余裕あったが、今日は他のメンバーのステージングを見計らって絡みに行く余裕が(笑)。なんだかな。zilchは一曲少なかったと思う。昨日やった新曲のうち、俺の好みの方だけやってた。他の曲はたぶん昨日と同じ。
で、今日はDJブースなくて、I.N.A.ちゃんのお道具は出てるのに本人不在。なにごとかと思ったら中盤、レイが昨日と同じように客席からパーカッションを募って。で、引き上げられたのがI.N.A.ちゃんだった(笑)。やってくれるぜちくしょう。ステージに上がったI.N.A.ちゃん曰く「空の上まで届かせろぉ!」。
実は誠に申し訳ないことに、FIRE WIREとBLOOD BROTHERS INC.の影にはhideちゃんの存在があることを、綺麗に忘れておりました。hideちゃんを忘れたわけじゃないんだよ。zilchの曲で同期で鳴る音の中にhideちゃんの声もあるからちゃんとわかってるんだよ。でも、あんまりナチュラルにhideちゃんが音の中に居るから、本尊様は空の上、ってのを忘れてた。そのくらい自然に、hideちゃんそこに居るんだもん。あくまでも俺にとっては、だが。
珍しく、zilchが「PSYCHE」のアタマをミスった。同期パーツの多いバンドはそれやっちゃうと一瞬にしてかっこ悪くなることもあるが、そうはならない辺り、さすがと言うかなんと言うか。てーかもしかするとミスったのはレイ一人かもしれんのだが。アンコールは昨日とは曲順を逆にして、zilchのメンバーメインのセッションバンド。Vo.レイとDr.ジョーイと、G.×2とB.がそのままで、あとはJとDr.のスコットとダフが入って、ラストになった「NEW ROSE」でフランツ登場。しかし、昨日のセッションには登場しなかったzilchのメンバーとは対照的に、Jバンドの方は楽器弾かないのに出てくる出てくる(笑)。結局今日は一番多い時は全員いたな。それもまた楽し。
しかし、J。それまではお馴染みだった「SHAMPAGNE GOLD SUPER MARKET」の間奏で見せてたスピーカーよじ登り。昨日も今日もやらんかったんだが、今日は「NEW ROSE」の後半にベース放り出してよじ登ったっきり、最後まで下りてこなかった。スピーカーの上に座って、悠々と足組んだまま。
それに俺は妙に腹が立った。Jは本来お歌唄いさんではなくてベース屋さんであって。いくらzilchのベース屋さんがちゃんと弾いててくれるとは言っても、本職を放り出すとはなにごと。しかも放り出したままで曲終わっちゃうとはなにごと。ちょいと俺様ご立腹。最後の最後にレイとフランツとスコットが遊んでたのを見なかったら、後味悪いまま終わるところだったよ。むか。終演後、オープニング・アクトだったSUGAR COATED BOMBSの恐らくメンバーさんが、会場の外で自分らのCDを入れたダンボール箱抱えて宣伝してるのを見つけたので、つかまえて購入。いっぱい余ってたので、「じゃあ、ください」と言ったらむちゃくちゃ喜ばれた。しかし、辺りをうろつく警備員に「ここで物を売買しないでくださいねー」と怒られ、ロクに感想も言えぬまま互いに慌てて散る。
そこで、FIRE WIRE関係者に一言。その日のオープニング・アクトのCDくらい物販で売ってやれよ。