筑波鉄道

 常磐線の土浦と水戸線の岩瀬を結んでいた筑波鉄道は昭和62年3月31日限りで
廃止となりました。廃止を間近に控えた3月、初めての訪問で雪景色の中を走る気動
車たちを撮影できました。その時の写真を紹介します。

 土浦駅1番線に停車中のキハ504、長編成の常磐線列車が発着するホームの片隅から1〜2両編成の気動車が出ていました。

 薄っすらと雪化粧した真鍋機関区の構内。

 元国鉄キハ04の原型をとどめていたキハ461、すでに使われることは無かったようです。
 バケットカーキハ541、こちらもすでに使われなくなって久しいという感じでした。
 雪景色の常陸小田に到着したキハ504とキハ821の2連。
 常陸北条を発車するキハ761、ローカル私鉄らしい好ましい感じの駅でした。
 筑波山をバックに走る、筑波鉄道の定番アングルです。
 筑波で交換するキハ821とキハ505、かつて国鉄からの乗り入れ列車が有った関係でしょうか単行の気動車が発着するには充分すぎる有効長を備えていました。

 真壁で交換待ちのキハ505、真壁駅にはローカル私鉄の中間駅としては珍しく、立ち食いそばがあったように記憶しています。

 岩瀬で折り返しを待つキハ504、こちらは土浦とは打って変わってローカル私鉄の始発駅にふさわしい感じの駅でした。