今井藤七
丸井今井百貨店の創始者。今井藤七(いまいとうしち)は1849年(嘉永2年)三条町上町に生まれました。13歳の年、長岡の竹屋吉兵衛のに奉公人となります。3年後今町の河内屋要吉の養子に迎えられますが、翌年父が投獄されたため、やむなく父の後を引き継ぐことになりました。
明治に入ると志を新たにし、新潟港から北前船で北海道にわたりました。そして明治5年、札幌の創成川畔に小間物商を開業することになります。これが「丸井今井」飛躍の第一歩となるのです。
翌々年、札幌市中央区南1条西1丁目に新店舗を開設。事業も活況を呈しました。明治24年には創業20周年を迎え、小樽色内町に丸井今井商店を独立させます。大正5年には北海道で最初のデパートを開店しました。
こうして藤七は北海道の地に着々と事業を拡大していきました。
大正14年10月24日 、東京目白の自邸で77年の生涯を閉じました。
