乳幼児突然死症候群(SIDS)
 「それまでの健康状態及び既往歴から,その死亡が予測できず,しかも死亡状況,剖検によってもその原因が不詳である。乳幼児に突然の死をもたらした症候群」と定義され,生後2から5ヶ月に発症することが多く2才まで発症する可能性があります。危険因子として次ぎの4つが指摘されています。

1:うつ伏せ寝
2:喫煙
3:人工栄養
4:厚着
その他には
5:なるべく赤ちゃんを一人にしないで
6:暖め過ぎに気をつけよう


*乳幼児突発性危急事態(ALTE アルテ)

SIDSと症状が似ており,亡くならない場合で「それまでの健康状態及び既往歴からその死亡が予測できず,しかも児が死亡するのではないかと観察者に思わしめるような無呼吸,チアノーゼ,顔面蒼白,筋緊張低下,呼吸促迫などのエピソードで,その回復に強い刺激や蘇生を要したもののうち原因が不詳のもの」と定義され、外来で見かけたり,そのような話を聞くことがありますのでかなりの頻度になるのではと推測されます。