ちょっと待て!!タバコの煙
 家族の中にタバコを吸う人がいると、子どもたちもタバコの煙や粒子を吸い込み、その結果いろいろな問題が起こってきます。日本小児科医会、日本小児科学会は
「子どもの受動喫煙」について調査を行い、以下のような警鐘を鳴らしています。

1 母親の喫煙が父親の喫煙より問題となる。
 1)母親の家庭での喫煙はタバコの粒子が部屋に残り、子どもが長時間その粒子  を吸うこととなる。
 2)20歳代から30歳代での女性の喫煙が増加しており、この年齢が生殖年齢に相  当することより、今後さらに子どもたちへの受動喫煙の影響が拡大する恐れがある。

2 母親の妊娠中の喫煙による影響
 1)自然流産の危険が増す
 2)出生時体重および身長が共に低くなる(喫煙本数に比例して)
 3)小児喘息の発症率を有意に増加させる

3 家族の喫煙は乳幼児突然死症候群の危険因子の一つ
4 喘息児の気道過敏性の亢進、喘息発作の増加をもたらす
5 喫煙者および受動喫煙者の肺がんその他多くのがんの発生率増加
ミヤマガマスミ
深山ガマスミ
(スイカズラ科)