赤ちゃんの便秘
 健診の相談の中で「便秘気味でなかなか出ない」という相談が多いのに気付きます。
 赤ちゃんによって排便習慣は様々で、日に何度も排便のある子もいれば、2〜3日に1回という子もいます。特に乳児のうちはまだ腸の動きが十分でない為、便秘になりやすく、出ない日が続くと機嫌が悪くなったり、お腹がはってミルクの飲みが悪くなるので、そういう時は対処が必要です。

便秘時の対処方法

1 乳児では糖水や果汁を飲ませてみる
 「50%糖水の作り方」
 お湯100mlに砂糖4g入れる
2 お腹のマッサージ(時計回りになでる)
 肛門刺激(肛門の周りを指で軽く押す)(綿棒刺激)
3 浣腸(自分でできない場合は受診して下さい)
 よく「浣腸は癖になるのでは?」と質問されますが、その心配は要りません。赤ち ゃんの日数が進むにつれて、次第に自然排便ができるようになります。
4 離乳食が進んでいれば、水分を多めに摂らせたり、繊維の多いものを食べさせ  たりする事も良いでしょう。
5 2〜3才頃であれば、排便訓練が可能なので、毎日決まった時間にトイレに連れ て行き、排便習慣をつけることも大事です。


**senbei医師より**
 便秘の中にはヒルシュスプルングス病のように腸管の機能が悪く排便がうまくいかない症例もありますので、頑固な便秘や少し変かなと思ったら受診するようにして下さい。
オウレン
黄連
(キンポウゲ科)