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ISLisp は 1997 年に ISO (International Organization for Standardization, 国際標準化機構) で策定された Lisp の規格です。ISLisp Home Page によると、『業界標準となっていたCommon Lisp の言語仕様の巨大さに対して、処理系の効率と学習・利用の容易さを向上するために, Common Lisp を継承しつつ EuLisp, Le Lisp, Scheme を参考としてコンパクトで一貫性のある言語を目標に開発されました。』 とのことです。最近、笹川さん が ISLisp に準拠した処理系 Easy-ISLisp を開発中で、M.Hiroi も興味を持ちました。
基本的に ISLisp は Common Lisp (CL) のサブセットです。CL にはあって ISLisp にはないデータ型 (たとえば、有理数、複素数、構造体など) がありますが、ILOS というオブジェクト指向 (CLOS のサブセット) はサポートされています。Common Lisp は言語仕様が巨大なので、勉強するのはけっこう大変ですが、ISLisp ならば初心者にも気軽に試してもらえるかもしれません。
ISLisp はあまり普及していないせいか、利用できる処理系は少ないです。Easy-ISLisp の他には、ISLisp Home Page で公開されている OKI-ISLisp が簡単です。実行ファイル (ISLisp.exe) を適当なディレクトリにダウンロードして、そこで islisp を実行するだけです。
C>islisp > ISLisp Version 0.80 (1999/02/25) > ISLisp>
終了するには (quit) を入力するか、CTRL-C を入力してください。
本ページでは OKI-ISLisp を使って、Lisp プログラミングを楽しんでいきたいと思っております。いつものように、お気楽なページにしかなりませんが、よろしければお付き合いくださいませ。
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