データの移動とコピー

(1)マウス編

セルやセル範囲をマウスを用いてドラッグすることにより、別の場所へ移動したり
コピーをすることができます。マウスを用いる事でメニューやツールバーのボタン操作よりも
より直感的に素早く移動やコピーができるようになります。

■マウスによる移動
              アクティブセル又はセル範囲の外枠へマウスポインタを持って行きます。
              マウスポインタが下の図のような矢印に変化したら移動先のセルへドラッグし、離します。

←アクティブセルの場合 ←セル範囲の場合

■マウスによるコピー
              アクティブセル又はセル範囲の外枠へマウスポインタを持って行きます。
              マウスポインタが矢印に変化したのを確認し、「CTRLキー」を押します。
              すると下の図の様に矢印の先に+が付きますので貼りつけ先までドラッグし、離します。            

きちんと「CTRLキー」を押しながらドラッグしたのにデータがコピーされず移動に
なってしまう人はいませんか?セミナーでも結構この現象に悩まされた方を沢山見て
きましたが理由ははっきりしてます。その理由は、”ドラッグしてマウスのボタンを離す瞬間に
「CTRLキー」が押されてない”という事なのです。極端な言い方をすれば、データを貼付け先
にドラッグし、マウスボタンを離す時に「CTRLキー」が押されていればいいのです。
テキストなどでは矢印の先に+をつけた状態からドラッグを始めるのですが、本当に重要なのは
ボタンを離す瞬間なので「CTRLキー」は最後まで押しておくことをお薦めします。
慣れれば簡単なので大丈夫なんですけれどもね(^^)

←アクティブセルの場合 ←セル範囲の場合

(2)ツールバー編

タイトルバーの2つ下にある「標準ツールバー」には一般的に使用頻度の高いと思われる操作をボタン化して
素早く操作が出来る様に配慮されています。ここではツールバーに用意された移動とコピー操作について
述べる事にしましょう。

■ツールバーによる移動            

 左の図にもありますがツールバーの@切り取り(はさみのマーク)とB貼り付け(ボードに紙のマーク)
 を使用することで移動が可能です。先ず、移動したいデータやデータ範囲を選択します。
 選択したら、@を押してそのデータを切り取ります。
        移動させたい位置へアクティブセルを移動してからBを押せばデータの移動は完了です。

■ツールバーによるコピー

 先に述べた移動と違うのは@の切り取りを使うかAのコピーを使うかの点だけです。
 コピーしたいデータやデータ範囲を選択し、Aのコピーボタンを押します。
 これでクリップボードに選択範囲のデータがコピーされました。
        コピーしたい位置へアクティブセルを移動してからBを押せばデータのコピーは完了です。

(3)メニューバー編

タイトルバーのすぐ下にある「メニューバー」からも沢山のメニューを選択し、実行することが出来ます。
しかし、どちらかというとツールバーやマウスによる操作よりも選択してクリックして…と手順を踏む回数が
多い為に慣れてくると敬遠しがちです。ですが、初めての方にはきちんとメニューとして明記されている方が
何が出来るのか文字で確認しながら操作できるのでお薦めかもしれません。

■メニューバーからの移動


左の図を参考に見ていきましょう。
メニューバーの「編集」をクリックすると編集メニューが開きます。
ここから赤枠で囲んだ箇所が「切り取り」コマンドです。
先ずは移動したいデータを選択した状態で「編集」メニューを開き、
「切り取り」コマンドをクリックします。
シートに戻るとデータは切り取られて消えた状態になってます。
さて、今度は移動したい位置にアクティブセルを移した状態で「編集」メニューを開き、
緑枠で囲まれた「貼り付け」コマンドをクリックします。


メニューを見て気づいた方もいると思いますが左端にツールバーで見たことのある
ボタンの絵が載ってます。
メニューから作業をする際に、同じ操作をツールバーのこのボタンで行えます!
という目安になってます。(結構親切ですよね)






■メニューバーからのコピー





先ほどの移動と異なるのは赤枠の「切り取り」コマンドを押すか、
それとも青枠の「コピー」コマンドを押すかの違いだけです。
先ずはコピーしたいデータ又はデータ範囲を選択し、
「編集」メニューから「コピー」コマンドをクリック、
シートに戻り、コピーしたい位置にアクティブセルを移し、
「編集」メニューから「貼り付け」コマンドをクリック。
これでコピーは完了です。










(4)ショートカットメニュー編

余談ですが、ショートカットキー編です。
ここではWindows版を基本に説明を進めています。
Mac版をお使いの方が同様のショートカットメニューを表示させるには、
「CRTL」キーを押しながらマウスのボタンをクリックすれば可能です。
Mac版を使用されている方は以下の説明の「右クリック」の箇所を
「CTRL」キー+ボタンクリックと置き換えてご覧下さい。
それでは実際の画面を元に説明をしていきましょう。


さて、左の図はセルを右ボタンでクリック(以下右クリックと呼称)
するとでてくる「ショートカットメニュー」というものです。
可能な操作が一発で出てくる=近道=ショートカットとなってます。

移動やコピーなどの操作の対象となるセルの上で右クリックをすると
左図のようなショートカットメニューが出ますので、後は目的に合わせた
コマンドをクリックすれば完了です。
個々の操作の仕方は上で述べた方法と変わらないです。
その時点で行えない操作の場合はコマンドが淡色表示され
選択できない状態になります。
(例:クリップボードにデータ等が無い場合は「貼り付け」コマンド
   は淡色表示で選択できません。)