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a8貨幣市場の分析A−LM曲線 


LM曲線の考え方 LM曲線の導き方 LM曲線の特殊ケース 金融政策の特殊ケース

LM曲線の考え方
 マクロ経済学の市場には、財市場、資産市場(貨幣市場・債券市場)、生産要素市場がある。「財市場の分析ではA」では投資曲線により利子率を変化させ、45度線分析と併せてIS曲線を導いた。「貨幣市場の分析@」では、貨幣の需要と供給のバランスから利子率を導いた。しかし、「貨幣市場の分析@」では、国民所得は一定と考えたが、この「貨幣市場の分析A」では、国民所得も同時に変化させ、貨幣市場を分析しLM曲線を導く
LM曲線の導き方
 貨幣需要のうち、投機的動機による資産需要は、利子率が下落すると貨幣需要が増加するので、右下がりとなる。また、これは利子率がある一定の水準まで行くと貨幣需要が無限大となり水平となる。
 さらに、取引動機・予備的動機による貨幣需要は国民所得が増加するとこの貨幣需要も増加する(国民所得に影響を受けるため)
 すなわち、国民所得が増加すると、取引動機・予備的動機の増加分だけ右へシフトすることとなる。従って、利子率は上昇し、国民所得が増加すると利子率が増加するというLM曲線が導かれる。
 下記の(図ー1)において、国民所得が増加すると、取引動機・予備的動機の増加する。(図ー2)図ー1で増加した取引動機・予備的動機の貨幣需要により、貨幣需要曲線が右にシフトし利子率が上昇する。(図ー3)よって、利子率と国民所得の関係グラフは、国民所得が増加すると利子率が増加するという右上がりのLM曲線となる。
LM曲線の特殊ケース
 不況期で国民所得が非常に小さくなり、流動性の罠の状態になり、利子率がそれ以上下がらない状態が起きる可能性がある。その際のLM曲線は、ある一定の利子率から平行線を描く。
金融政策の効果
 中央銀行は、不況期に貨幣供給量を増やし、利子率を下落させ、投資を増加させるという金融政策を実行する。つまり垂直な貨幣供給曲線を右へシフトさせる。そうすると国民所得が一定のままでも利子率は下落する事となる。



【参考】
【用語】
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