イマジネーションスケッチ集
四季あでやかに織りなす大地に、鉄路は伸びる。
終わりなき旅を見守りながら、今日もただ寡黙に。

―鉄道に見る『静』の風景―

     原画スケッチ・色彩加工/Koback(C)
[おことわり]
 このコーナーに展示するスケッチは、あくまでもイメージに
 基づいています。実際の風景とは異なりますので、御了承ください。
『峠の記憶』 原画スケッチ/1997年
       イメージ/旧信越本線・横川〜軽井沢
新しい鉄路が竣功した日、それは親しまれた峻険鉄路の終焉を
意味するものであった・・・。天下の急勾配と謳われた峠の鉄
路は、語り草となって、人々の心の中で脈々と生き続けている。
『雪国の夏』 原画スケッチ/1995年
       イメージ/上越線・塩沢付近
冬は豪雪に覆われる、厳しい雪国の鉄路にも、残雪と新緑の春、
ジリジリと照りつける夏、紅葉あでやかな秋・・・と、巡る四
季がある。冬の厳しさ故に、輝く夏が、より鮮明に映る・・・。
『鉄橋とループ線』 原画スケッチ/1993年
          イメージ/上越線・湯檜曽付近
初冬、うっすらと雪化粧した、山越えのループ線。二千メート
ル級の険しい山嶺を越えてきた雪雲が、トンネルの彼方にある、
雪国の情景を追想させる。はやる気持ちを抑えつつ・・・。  
『ひとときの静寂』 原画スケッチ/1995年
          イメージ/東海道本線(横須賀線)・東戸塚付近
大都市圏の鉄路は、数多くの列車が往来する動脈。四季のうつ
ろいを感じる余裕もないほど、繁忙な毎日。しかし、行き交う
列車群を寡黙に支えつつも、確かに鉄路は、巡る四季の兆しを
感じようとしていた・・・。
『初めて描いた鉄路』 原画スケッチ/1990年      
           イメージ/信越本線・東三条付近
この作品は、管理人が鉄道描景画を始める原点になった、古い
スケッチである。鉄道の『静』を象徴するもの・・・それは、
言うまでもなく、鉄路そのものである。2本の重軌条と、それ
を支える枕木。ただそれだけで、訴えかけてくる何かを感じた。
『秋の陽射と紅とんぼ』 原画スケッチ/1991年    
            イメージ/上越線・越後川口付近
季節は秋、澄みきった高い空から、やわらかな陽射がふりそそぐ。
穏やかな空気につつまれて、無数の紅とんぼが鉄路を彩る。深ま
りつつある秋に色づいたススキは、まるで夏を惜しむかのように。
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