02年5月11〜12日東日本戦ツールドCORSA参戦記

レーシン グチーム 雪椿 杉浦さんにお願いして書いてもらいました



02年5月11日 東日本戦ツールドCORSA のスタート TETUYA HPより    チーム雪椿の杉浦です。
  先週の5月11日〜12日に行われたJAFラリー東日本選手
  権第1戦ツールdeCORSAに出てきました。
  今回のラリーは自チームのナビがいなく、T-長岡のベテラ
  ンナビ中沢さんにお願いしたところ快くOKをもらい参加が
  決まった。
  受理書にはレキがあるため11日(土)朝8時に集合の為新
  潟の自宅をAM2時45分くらいに出発。
  途中でナビ中沢さんを拾ってスタート会場へ。
  予定通り7時半には現地到着。5台くらいのクルーが既にい
  た。
  会場内にはまだ入れなかったので路上でレキのドラミ。
  各コース2回見れる模様。しかし早くしないと時間がないよ
  うなので早速レキへ。
  レキへは今回初参加の中部の牧さん・高橋さんコンビと移
  動。
  CORSAは自分自身昨年も出ていてコースはほぼ同じと聞
  いていたので、
           TETUYA HP より

 道の雰囲気は大体わかっていた。レキであらためてコースを通ったが昨年のラリーが半年前だったので、まだ道の雰囲気
 は結構覚えていた。

 1STのコースを先にレキ。比較的テクニカルなロングSSとショートのそこそこハイスピードなコース。
 2STは昨年はじめて走ったときにびっくりした超高速コース。
 こんなところで道から外れたらどうなるんだろうと想像も絶するコース。
 でも走ると楽しいんだなこれが。
 しかし、当日は雨が降っており、レキ時には結構な霧が出ていた。
 夜もこんな状態だったら楽しくないラリーになりそう。
 レキも終わって、スタート会場につくとサービス隊が既に到着していた。
 すぐにスタート準備。
 どうも天候は回復しそうもなく、スタート会場も日が暮れてくるにしたがって時々濃い霧につつまれたり、最悪の状況に。
 こんな状況だから、ヘッドライトに霧対策をしなければいけないと思いつつも何もなくどうしようかと思っていたところ、黄色のセロハンを持っていらっしゃる方がいて、運良くもらえる事になった。お礼に越野寒梅の小瓶を上げる。

 ゼッケンは47で19時17分にスタート。SS1へ。
 今回は移動はすべて分計時。SS1まではCPもなく順調に移動。
 いよいよSS1スタート。ここは1STメインのロングSSの後半3kmほどのコースで準備運動のようなもの。
 スタートするもすぐに霧に悩まされる。でも黄色セロハンは白ヘッドより良く見えた。
 そんなに標高のない林道なのに霧が凄い。全然踏めず、安全運転モード。
 何とかガードレールを頼りにしたりして走るが途中道が広くなったところで道を失う。
 こうなったらペースノート聞いても道が見えていないから怖くてアクセル踏めない。
 リズムもつかめずやっとの思いでゴール。チェック車でチェック処理していたら次車がゴールしてきてしまった。ここはかなり遅かったんだろうな。
 トップから27秒落ちで約キロ10秒差かい!
 ヘッドライト効果は得られなかった。

 移動してSS2。ここは1.5kmのショートSS。
 ここからスタートは俗に言うクリスマスツリーでのスタート。
 前半高速コースで後半少しテクニカルセクションがあるが、距離が短いのですぐ終わってしまう。途中INが広い右コーナーで少し失敗したが後は無難にゴール。
 ここは短かったのでトップからは3秒落ち。

 また移動してSS3へ。ここは1STのメインのロングSSで約10km。
 CPを経て、SS3のスタート。
 最初は上りで2kmほど上ると今度は延々と下りに入る。
 こは霧が凄いかと思ったが、それほどでもない。
 前が見えるから結構踏める。
 途中ドンつき右からはSS1と同じコースに入る。
 今回はSS1走行時よりも霧もなく走ることが楽しい。
 途中にC車が止まっていたが特に危険なところもなくゴール。
 しかし、タイムは25秒落ちでキロ2.5秒差。

 次はSS4でSS2と同じコース。
 当初ここはショートなので、中沢さんからここはナビシートから見物させてもらうよと言われていたが、霧が少々あり、クラッシュするといやなのでやっぱりペースノートをお願いする。
 自分では上手く走れたと思ったが、タイムはSS2と同秒。トップからは同じく3秒落ち。

 1ST最後のSS5。
 SS3と同じ林道・同じ距離。
 結構リタイア車がいましたね。
 結構下のほうでは林道ダンスしていた人がいたんだけど、右に行けってゼスチャーしてたからてっきり道路左側に車があるのかと思ったら左コーナーにそのまま刺さっていたので、思わずおかま掘ってしまうかとあせってしまった。
 それ以外は危険個所もなく、ゴール。
 タイムはSS3の1秒落ちでトップからは23秒落ち。
 1ST終了でガスコン。
 ここでちょっとせこさと言うか速く走りたい色気が出て、満タンにせず、15リットルだけ入れる。燃料計は満タンから一目盛りくらい落ち込んだところまで上昇した。しかし、これが最後の走りに影響するとは思っても見なかった。
 そしてサービス会場へ。

 サービス会場ではうどんを作って待っててくれたので、フロントタイヤを交換してうどんを頂く。
 5月と言うのにさすがに北軽井沢は寒くてうどんが暖まる。
 また、中沢さんが持ってきてくれた栃尾名物の油揚げを焼いて食べたがこれがまたおいしかった。今後ラリーのサービスの定番になりそう。

 1時間半くらいのサービスを終え2STへスタート。
 2STはいよいよお楽しみの高速コース。
 しかし、霧が出ていたらどうしようかと思っていたが、SS6スタート地点に着いて夜空を見上げたら星が出ているではあーりませんか!?
 これは霧に邪魔されなく思いっきり走れそう。
 そしてSS6スタート。
 スタート後とにかく全開。少し行ったところでR4のコーナーだけ減速し、また全開。
 クレストL8は先が見えずおっかないけどとにかく全開。昨年はビビリが入ってちょい全開にできなかったのでその反省をし今年は全開。何とか走りきりタイムはトップから18秒落ちでキロ3.5秒差位。

 つなぎのダートを走りSS7へ。
 スタート地点に到着するとすぐにスタートって感じ。
 ここのSSも高速コース。
 気分良く3速全開でコーナーを抜ける。
 こっちは距離が少々短めなのですぐゴール。タイムは7秒落ちでやはりキロ3.5秒位の差。
 まだまだ修行が足りない。

 移動区間を経てSS8へ。ここはSS6の繰り返し。
 2STはSS6を3回、SS7を3回通るコース。だから、走るにしたがって道に慣れるのでタイムがあがるはず?
 SS8は先ほどより8秒短縮したが、トップからは14秒落ち。少しは差が縮んだかな。

 SS9は2秒短縮したが、トップからは7秒差。やっぱりみんな経験つめば速くなりますよね。

 SS10は3回目の最後のアタック。
 スターターも連続で180台(フルエントリーで3回走るので180台休み無しだった模様)の出しでご苦労様でした。クリスマスツリーでのスタートなので、カウントダウンだったらもっと疲れただろうな。
 このSSで恐れていた事が発生してしまった。
 SS9を走りきった時たまたま燃料計をみたらかなりガソリンが減っていた。
 今までのラリーでは自分の車は燃費がよかったのでガスコン時甘く見て15リットルにしてしまったがこれが裏目に出てしまった。
 SS10で走行中、終盤に一瞬ではあるがエンジンストールが起こってしまった。
 一瞬ではあるがエンジンが吹けないと結構怖いものが有る。
 そのため、SS10は先ほどよりも6秒タイムダウン。
 トップからは17秒落ち。やはりキロ3秒以上の差。

 さて、いよいよ最終SS。SS12
 ここも燃料が心配で思いっきりアクセル踏めず。
 タイムはさっきの同じSSの1秒落ちでトップからは9秒落ち。やはりキロ3.5秒位の遅れ。

 結局、トータルではトップから107秒落ち。平均すると走行距離が49.5キロだから、
 2.16秒の差だった。
 結果は2駆Bクラス12位とちょうど中間。

 ゴール会場についたらゼッケンがあとのほうだから、寝る場所もなく、いろんなところをうろついて、最後はみんなで会場の室内でカセットコンロを使って栃尾名物油揚げを食べてしまった。
 これが一番楽しかったりして?・・・

 最後の表彰式はひげのオンパレードでなかなか楽しい表彰式でした。

 表彰式が終わっってラリーは終わりましたが、この後が地獄でした。
 帰りの道は眠気との戦いで、関越トンネルの出口付近では目を開けているにもかかわらず、
 見た風景が真っ白状態。
 中沢さんに起こされなければ、どうなっていた事か?

 中沢さんには今のがこのラリーで一番怖かったと言われてしまった。

 もっとナビに”怖い”と思わせる走りをしなければ。

 中沢さんを無事自宅に届けて、その後1時間程度走ったところで眠気に負けて1時間ほど路肩で寝てしまった。
 寝た時間が日曜日の午後1時頃。結局34時間寝ずの疲れたラリーだったけが、めっちゃ、面白かった。(チャンチャン)

 写真はこぐれさんのHPをご覧あれ。




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