2002年11月02日 埼群フレッシュマンラリー 群馬アルペンラリー参戦記

RT雪椿の濱井君にお願いして書いてもらいました



02年11月02日 埼群フレッシュマンラリー 群馬アルペンラリー のスタート TETUYA HPより    はじめまして、今回初めてラリーに参加させてもらいました
 RT雪椿の濱井です。
  まずは簡単に自己紹介させていただきます。五泉の「プレーン」に
 はじめて顔をだしたのが、1年くらい前でしょうか。その頃は愛車イン
 プレッサに乗りつつも、レースなどは別世界と思っていました。でも、
 5月のフレッシュマンを見学に行ってから、いつかは出場してみたい
 なあ・・と考えていました。

  しかし、インプは山に走りに行くたびにクラッシュ。
 その度に皆さんに迷惑をおかけすることになり・・・(汗)
 このままでは、愛車の寿命も短いと思い、プレーンの社長に
 薦められるまま思いきって8月にEP82スターレットを
 購入し、ラリー仕様に仕上げました。
  しかし、病気は治らず、走るたびにEPも傷だらけに・・・。
 そんな私が思い切って、埼玉群馬フレッシュマンにエントリー。
 遊びに行く前の日は緊張で夜も寝られないことが多かったが、
 不思議なことに前日は睡眠も十分取って、いざ出発。

 途中でナビのゴリちゃん(小林君)とサービスの杉浦さんと合流し、谷川岳では藤川さんとT長岡の方々とも合流して富岡
 に向かいました。こうしてみると結構大所帯で頼もしい限りです。
  途中のスーパーで夕食と栄養ドリンクを購入して準備万端。

 T長岡の小俣くんはラジエターにペットボトルを差込ながら、何かをやっています。会場に到着すると、すでに多くの台数が
 集まっていました。近くにはライバル(勝手に思っている)のカルタスの姿も。う〜ん、相手にとって不足なし。
 いよいよスタート。スターレットの薄っぺらなボディーをバンバン叩かれながら出発。多少凹むのではないかと思いましたが、
 フェンダーなんかボコボコなので全然気にならず。

  いよいよSS1。相変わらず緊張もなく冷静にスタート地点に並ぶ。「最初は落ち着いて行け」と言われていたので、
 エンジン回転もそこそこにスタート。ギヤー比が合っていないので、なかなか加速しない。スタートは辛いなあ。しばらくして、
 なんか暗いなあと思っていたら、なんと大枚はたいた補助灯がついていない。あたふたしながら、慌てて点灯する。
 スタートする前に点灯しておくのか・・・(汗)
 日本アルペンラリーのコースだということで、思ったとおり広いコースだ。ゴリちゃんのペースノートを読む声が聞こえる。
 「R4、L6・・・・」「よし!」最初の2,3のコーナーだけが分かったが、「L4、80・・・」「???」その後は
 何のことだかわからない。ペースノートの声は聞こえるのだが、実際のコーナーとは全く合っていない。
 どうしようもないので、安全第一で自分のペースで走ることにする。コーナーは押さえつつも直線ではアクセル全開。

 しかし、なにせEP82のパワーでは、全然登っていかない。ノーブレーキ、アクセル全開でもコーナーまわれる感じかも・・・。
 最後の急なコーナーも何とかクリアし、何とかゴール。ゴールの位置がわからなくて、脇に停まっているオフィシャルの
 車をぶち抜いて、バックしてもどるアクシデント。ペースノートと合わなかったこともあるが、不本意な走りだった。
 後でゴリちゃんと話してわかったことだが、コーナーを過ぎて次の情報がほしいときには、ドラが言ったほうがいいそうだ。
 そう言われてみればそうだよね。ナビはノートに集中してるもんなあ。まあ、素人ということで、笑って済ませてもらおう。

 SS1の反省点をゴリちゃんと考えながらSS2に向かう。SS2はほとんど下りコースだそうだ。SS1ではアンダーパワー
 に悩まされたが、下りなら勝負できるかもと思いながらスタート位置へ。
 ペースノートも反省を活かして、どのようなタイミングで言ってもらうかなど打ち合わせを済ませて、
 今度はやる気まんまんで、スタート。
 前とはうって変わって、順調な滑り出し。「次!」と声をかけると、いいタイミングで次のコーナーを教えてくれる。
 なるほど、これなら少しはペースアップできるかも。ペースノートの意味がわかるなああ、と思いつつもSS2ゴール。

  しかし、ペースノートに気を取られすぎたのか、ギクシャクした走りでイマイチ納得のいかない走り・・・タイヤの選択も
 良くなかったようで、うーん。どうしたらいいのだろうか・・・。オープンCPの前で並んでいる。
 前後の車に情報を聞いてみる。SS1のトップタイムから9秒(実際は7秒だった)離されているとのこと。やっぱりかあ・・・
 この調子じゃあ今後何秒離されるかわかったものではない。

 SS3は、上り下りが混ざっているらしい。ペースノートもないので、気合一発で乗り切る。だんだん調子もでてきて、
 いい感じで走れている。SS3が終了し、後は帰るだけ。途中、後続車と一部コースが重複するために
 30分ほど待たされる。

 その間にまたも情報収集。
 後ろの台数を確認してみると、優勝候補(と勝手に思っている)のカルタスがいない!!こっこれは!?案の定、
 リタイアしているとのこと、順位が1位繰り上がったぞ。人のリタイアを喜んではいけないと思いはしたが・・・
 しかもSS3ではトップの1秒落ちで行けたようだ。おーこれはいけるかも!!5位入賞が見えてきた。俄然
 やる気も、盛り上がり、2STを考える。帰りの道がSS1の逆走らしい。なるほどSS1のゴールが見える。
 SS4もSS1と同じらしいので、リベンジのチャンスか!!逆走しながらもコースを覚えることに必死。
 「さっきの様には行かないぞ、10秒は縮めて見せる!!」と闘志を新たにする。

 1STも終り、つかの間の休憩。サービスの杉浦さんや長岡の方々が車をチェックしてくれる。ありがたや、ありがたや。
 テントでキムチうどんを作ってくれていたので、ふうふう言いながらガッツク。寒いせいもあり、とても美味。
 車のトラブルもなく、今後の作戦を考える。暫定順位を見ると、トップと6秒差の3位。おおっ。いける!!
 SS1で離されたタイムをSS2、SS3で取り返しているということじゃないか。
 SS4を今度は遠慮なくいけば、きっとタイムアップ間違いなし。ふつふつと闘志が燃え上がる・・・・

 SS4は気合を乗せてスタート。スタートしてすぐペースノートがわからなくなる・・・そんなことは気にせずに
 ガンガン行く。ゴール近くの急なコーナーを抜けてゴール。タイムは・・・・・SS1の5秒アップ・・・うーむ。
 10秒アップをねらっていただけに残念。まあ、登りのパワー不足は仕方ないか。トップのタイムと比較しても2秒落ち。
 トップと8秒差に広がる。

 SS5はいよいよ勝負どころ。今回で一番ロングなSSで5分以上かかるコース。うまく走れば一気に逆転も可能。
 しかも落ち葉や砂が多少でている模様でラリータイヤの自分には有利な状況かも・・・
 相手もはじめての道なら十分勝算あり。待ち時間で集中力をたかめ、スタート。
 コースは思ったほど落ち葉と砂がでているわけではなく、多少滑る感じ。
 Sタイヤでも走れるが、もしビビッてくれたらチャンスが大きくなるなあ。多少進入スピードを落としはしたが、
 なかなかいい感じで走れている。気分もノリノリでゴール。チェックの人からもいいタイムだよと言われたので、
 自信を深める。「うーん、10秒はちぎっていたかなあ・・」と自信満々でナビのゴリちゃんとも話しながら移動。
 (実は5秒ちぎられてた・・・・現実は厳しい・・・)

 逆転しているかもという淡い期待(全然してねえよ!)をもちながらSS6のスタート地点に向かう。
 ペースノートも現在の位置がわからずボツ。わかったのはRのキツイ上りショートのSSだということ。
 最後に上りとは・・・スタートしたがギア比も合わずコーナーもオーバースピードで侵入するなど、
 自分としてはボロボロのでき。
 あーやっちまった・・・・タイムも相当悪いに違いないと少し落ち込む。
 後ろの1000ccのマーチとどうタイム。アチャー。最後のSSがこれではダメだなあ・・・しかし、
 結果的にはマーチと共にAクラスベストをマーク。どうなっとんじゃ?自信のあったSSがダメで、落ち込んでいた
 SSがベストとは・・・まだまだ自分の走りもわかっていないのだなあ。

 さっさと風呂に入ってコテージで休んでいると、なにやら回りが騒がしい・・・「落ちた」とか「SS6」とか
 「中沢」とかの声が聞こえる・・・えっ!どうやらチャンプを狙う中沢さんが落ちたらしい。
 駐車場に出てみると無残な車が横たわっている・・・・さすがに車のダメージより精神的ダメージの方が大きそうで・・(涙)
 総合結果では上位2台を追いきれず、11秒差で3位。初出場にしては大満足の結果。
 一緒に出場した藤川さんはC車3位。T長岡の小俣さんはB車で?位完走。リタイアした中沢さんはなんと
 藤川さんの援護射撃もあり、なんとチャンプ確定。(おめでとうございます!!)終わってみれば、いろいろありましたが、
 実に楽しく、充実した時間が過ごせたと思います。また、次回もチャンスがあれば、挑戦していきたいと思っています。

 最後になりますが、車作りや走り方まで色々指導してくださったプレーンの社長、ラリーのいろはから面倒をみていただき、
 今回もサービスまでしていただいた杉浦さん、サービスでお世話になったT長岡の方々、ナビで参加してくれた
 小林君などなど、多くの皆様の協力で無事参加することがでました。この場を借りてお礼を申し上げます。
 本当にありがとうございました。

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