たくみ くんの参戦記

新潟県出身の全日本ラリー二駆&四駆ナビゲーター
(02年11月23〜24日中部ターマックシリーズの名古屋大学ラリーの巻き)

ラリーオフシーズンになった高橋 巧です。

ちょっと遅くなりましたたが、2001年最後のラリー参戦記を。
今年の最後は、中部ターマックシリーズの名古屋大学ラリー(以下、名大ラリー)。
大学ラリーでも、近畿のようなSS主体の地区戦ではなく、
かといって、計算ラリーの大学ラリーとも違う、
ハイアベ+ラリー区間の昔ながらのラリー。

中部では絶滅寸前の四駆Aクラスのヴィヴィオを駆る小倉さんとの参加。
四駆Aクラスは、一昨年のこの名大ラリーのアルトワークス以来。
久々に狭いクルマでの参戦となる。
最近、ラリー三昧で太ってしまったので、なおさら辛い?

今回の名大ラリーは、ゲストにあの宮城孝仁選手を招待。
ってことで、宮城さんの送迎も兼ねての参戦となった。
これが、また大変...
金曜日の夜に東京を出発し、土曜の日中は愛知でゆっくりするはずが....
宮城さんの仕事の関係で、出発は金曜の深夜。すでに、土曜日に突入。
そして、3時間半の爆走で、無事、岡崎に到着。
その後は、健康ランドで仮眠して、愛知見物に。
何をしに行ったのかは、想像にまかせます。
(ご迷惑をお掛けした方々、申し訳ありません。)

一応、愛知に来たということで、凄くローカルではあるが、
昼飯は、『名古屋丼』を食べる。
これしか、愛知(豊田?)らしくなかったな...
で、その後、夕食はコンビニ弁当で済ませ、スタート会場へ。
何故かデジャブー状態?おまけに、何故か、疲労が...

今回のエントリー数は、
 クラス2(2000cc越え)  14台 
 クラス2(2000cc越え)  21台
 合計              35台

うち、身内の構成は、
クラス2
 ゼッケン 4 川野・加藤組         “爆音”ランサー
 ゼッケン 7 金子社長、鈴木組      “牧”インプレッサ
 ゼッケン10 ラガー保田、甥っ子保田組 “元松島”インプレッサ
 ゼッケン14 大橋・森脇組         “テイン営業”ランサー
   これは、後に“ぼたん鍋”ランサーに昇格。
クラス1
 ゼッケン30 小倉、高橋組         “元川田”ヴィヴィオ
   小倉さんは、ヴィヴィオを2台所有。
   F−ROMより使い慣れたNONOと思って、“元川田”ヴィヴィオを選択。
 ゼッケン33 牧、デスワー総統こと杉村組 “前田”ミラ

そして、ゼッケン“ゼロ”カー(次は、数字でゼッケン書こうね!)
 ゼッケン ゼロ 天野、宮城組       “青すじ”トレノ

他の注目エントラントは、
 ゼッケン 7 北村、岡本組   “シロキヤラリー優勝”インプレッサ
 ゼッケン19 船木、小林組   “教習車”シビック、何を教えるのか?
 ゼッケン21 広上、北田組   “珍車&化石”のJT190ジェミニ

やはり、“全日本シリーズ3位”のナビゲーターは乗る広上、北田組が強敵か?
宮城さんは、ライバルと決め付けているし...

まずは、指示書を見る。
あれ、今回はあまり難しくないぞ!これは、勝算あり!?
でも、ハイアベはヴィヴィオで乗れるか判らないからな...
そして、問題のラリー区間は、3ヶ所。
 1. 警笛マークを数えて、その個数の3がアベ
 2. 板パスコン
 3. 3Km毎にアベ10%ダウン

一応、1m単位までコマ図距離が出ているので、
所要時間を計算する。
(なんか、ナビゲーターらしいぞ!)
で、最後の“3Kmごとにアベ10%ダウン”も計算。
頭が割れそうになっちまった... しかし、すでにデスワー総統は、この時点で爆発!
なにしろ、“ナビ”デビュー! 奴には、勝ったな!

ドラミで騒ぐと審査委員帳の長坂さんの“いじめ”がきつそうだから、
大人しく話を聞く。

そして、競技開始。
まずは、OMCP。
なにしろ、ローアベ主体のラリー。
ここでの処理をミスると大騒ぎなので、久々に緊張。

その後は、淡々とパスコンをこなし、CP IN。
で、チェックインハイアベ。
ヴィヴィオは、勇ましい音はするのだが、全然、ファイナルが減らない。
結局16秒遅れで、CP IN。
や、やられた...
しかし、牧、デスワー総統組は、もっと遅れたらしい。

次のラリー区間も淡々とこなすが、
途中で何故か、“血だまり”が....
なんと、大橋、森脇組のランサーがイノシシと格闘した跡でした。
でも、そのときは、まだ何だか判らなかったが...
しかし、森脇もとどめをさして拾ってくれば、
ラリー優勝より価値があったものを....まだまだだな!
今回のラリーは、要所要所でケモノが出没する、
“もののけ”ラリーだったのは、確かだったようです。

このラリー区間は、補正で考えすぎて、3秒食らう。
次のハイアベは、一般車が進入したらしく、
レスコンを取って看板パスコン地点より再スタート。
今度は、アベに乗るが、CP位置でうまく落とせず、先行3秒。
そして、1ST最後の申告CP。

減点を計算すると、
 ラリー区間    3点
 ハイアベ区間 19点
 ------------------
  合計     22点
この設定では、もうお終いか...

他のクルーは、
 2クラス
  金子、鈴木組   6点
  北村、岡村組   7点
   その他2クルー 7点
  川野、加藤組   8点
   :
  大橋、森脇組  912点!減点のみで、イノシシのお持ち帰り無し!

 1クラス
  広上、北田組   3点!
  土岐、大串組   5点
  船木、小林組   6点
   :
  小倉、高橋組  22点(8番手)
   :  
  牧、杉村組    32点(11番手) 

そして、ゼロカー 天野、宮城組 6点

サービスでは、関東風でも関西風でもない、
なぞの尾張風(?)おでんを食べる。
暖かいもの食べれたので、文句言いません。
でも、その後のオフィシャル食のししゃも(めざし?)が、おいしそうだった...

2STは、ハイアベ2本、ラリー区間4ヶ所(うち申告1ヶ所)
ラリー区間1ヶ所をこなして、ハイアベへ
クロスミッションヴィヴィオは、ちょうどアベ52Km/hだと、
2速ではファイナルが減らない速度域なので、
できるだけ3速を使って、少しでも速度を上げることを狙う。
しかし、11秒遅れ。なかなか、Aクラスには厳しい...

このハイアベを終わって、ラリー区間に入ると、
何故か青すじトレノが道端に停車。
なんと、ハイアベ後にパンクとの事。
ゼロカーは、リタイヤとなりましたとさ。
おかげで、宮城さんは言い訳をしなくてよくなった...

しかし、このラリー区間で大問題が...
ハイアベゴールCPから、1個目のコマ図まで距離を控えれば、
後は、楽勝にこなせる設定で、
ボーとしていて、CP距離とコマ図距離を間違って控える。
途中で気付いて計算しなおし....
なにしろ一番重要なデータを飛ばしてしまったので、
いろいろ計算するが、どうも合わない。
牧、デスワー総統組に聞きに行くが、
やっぱりデスワー総統、全然データ取っていない....
で、結局、電卓を何度も叩いて、適当に算出。
ここで、1年分の電卓を叩き、眠気が吹っ飛んだ!
結果としては、4点いただく、うち3点分が最初の飛ばした部分。
やっぱり、気を抜いては、いけない!

続くラリー区間をこなし、最後のハイアベ。
ここは、落ち葉でちゅるちゅる。
こんなところで刺さっても...と思っていたら、怪しい踊りをする輩が!
赤いレーシングスーツに、違和感の無い踊り!
やっぱり“船木”だ!
さすが、全日本四駆CクラスNo.1リタイヤナビゲーター?
“教習車”シビックとは、そういうことだったのか、納得!

結局、このハイアベもたっぷり減点を頂く。
そして、最後の申告CP。
CP位置は、過去の資料から予想が付いていたのと、
睡魔に耐えられず、ボーとしていたら、
なんと予想よりコマ図3つ分早くにCPが...
その瞬間に、申告CPから深刻CPに。
慌てて計算して、何とか処理をする。

ゴール会場で、正解表をもらい、減点を計算すると、
 2ST
  ラリー区間     9点
  ハイアベ     24点
 --------------------   
   合計      33点
1ST+2ST合計  55点

7ヶ所のラリー区間で12点もらったので、ナビゲーターとしては...
ラリー区間の減点を分析したら、
前のCP位置から1つ目のPCまでで減点を多めにもらっている。
どうやら、ちゃんとCP看板位置でボタンが押せていない?へたくそ!

翌朝は、東京までの運転手なので、とっとと寝てしまう。
いや、正確には、宮城さんに無理やり寝かされてしまった...
で、起きたら表彰式。
ぼけた頭で成績表を見たら、なにやら7位。それも、6位と同減点。
ゼロ減点差で、7位とのことでした....

結果は、
クラス2
 優勝  北村、岡本組   11点
 2位   金子、鈴木組   15点
 3位   川野、加藤組  19点
  :
 13位  大橋、森脇組 985点

クラス1
 優勝  広上、北田組   15点
  :
 7位   小倉、高橋組   55点
  :
 10位  牧、杉村組   77点

金子社長、鈴木組、逃げ切りならず!
なんと、北村、岡本組のシロキヤラリーに続く2連勝。
そして、1クラスは、
全日本ナビゲーターの威厳を見せた(?)広上、北田組の優勝。
でも、それ以上にJT190最後の優勝ラリーか?

久々に電卓叩くし、正解表でドキドキするわで、楽しいラリーでした。
その後は、3時間で東京に戻ってくる強行スケジュールでしたが...

残念ながら、来年の名大ラリーの形態は変わって、
七帝戦との併設になるそうですので、どうやら出れなくなりそうです。
なかなか楽しいラリーなので、また、復活することを願っています。

最後まで今年は締まらない成績で終わってしまいました...
来年は、何から始まるかは全く未定!

それでは、今年一年、みなさん、ありがとうございました。


02年 名古屋大学ラリー  リザルト




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