たくみ くんの参戦記

新潟県出身の全日本ラリー二駆ナビゲーター
(02年5月11〜12日東日本戦ツールドCORSAの巻き)



今回(?)は、シロキヤの高橋 巧です。

今年の第2戦は、東日本戦第1戦のツールdeコルサ去年、主催者救済クラスで出場したラリー
今年は、ちゃんと選手権クラスで出場、ドライバーは、シロキヤの牧さん。D地区からの遠征だ
クルマは、綺麗なGC8インプレッサ、久々のCクラスでの出場です。

なんと60台のフルグリッド、それも全て選手権クラス、やっぱり、特徴があって、いいラリーはちゃんと集まるんだよ!

牧さんは、愛知から来るので現地で前泊、宿泊先はコルサの前泊組と同じ北軽井沢民宿ラリーはやっぱり前泊が重要!
なぜって?そりゃ、ラリー馬鹿話が楽しめるからさ!
ということで、コルサのオフィシャル部屋に遊びに行く、一応、翌日の設定を聞くのだが、結局、ラリー馬鹿話に。

・世界のA井選手に勝つには?
  ショートカット作戦!
  レキのときに、どこのガードレールの“切れ目”から行けるか確認する事。
  ローリング姿勢と着地姿勢に注意。100m級らしい?
  でも、5分は勝てる!

・ラインは、“塩カルを避けろ!”
    と言われても、“塩カル”をどうやって見分ければいいのか、わかんねえ。

・クレストは左から
  唯一、使えた情報。
  深夜1時まで粘ると、ちょっとはいいことある!

さらには、コルサクラブ員の石○正○氏は当然のことながら、キャ○ッセの御大、加○氏も話題に上がり、
ケチョンケチョンに...
中部のM井氏、K野氏も話題に上がるが、全て馬鹿な話題に...

仕舞いには、
『こんなところで、馬鹿な話をしている場合では無い!今すぐ下見をして来い!』
と言われるが、そんな甘いわな(?)には、引っ掛からない。
なぜなら、
『ラリー前に悪いことをすると、ラリー中に悪いことが起きる!』という格言がシロキヤにはあるからだ。
この格言(?)には、一同爆笑。これは、かなり真相を付いている格言のようだ。
これを最初に言ったシロキヤのH田さんに感謝せねば。

この前泊でラリーの半分は終わったようなもんでした、翌朝からは、地獄の耐久ラリー。
早朝8時よりレキ開始。
 1.5Km D林道
 9.5Km M峠(インターラリーでも使ったところ)
 5.5Km S林道
 2.6Km G林道
全て舗装で、4箇所を2回づつ見れる設定。
4箇所とも去年使ったとこなので、どんな感じかは判っている。当然、ラリー区間なんてものは無いので、
2回のレキでペースノート作成と道をいかに覚えるかが勝負、単純極まりない。

02年5月11日 東日本戦ツールドCORSA のスタート TETUYA HPより  ちなみにJAFの特認が取れ、SS距離はトータル49Km。

1STで使うD林道、M峠は、探せばどこにでもありそうな普通の林道。
でも、2STで使うS林道、G林道は最高!
S林道は、
 !グレーチング8L 7L クレスト8L in keep ST200 down left keep
ST80 7L ST80 7R ST200 (10段階表記)なんていうような、超高速コース。
あまりにもハイスピードで、インターラリーではSSにできなかったそうだ。
でも、コルサは走らせちゃうよ!
4速コーナーリング、Aクラスだと5速か?
二駆のストーリアだったら“ギア足りません!”と、なりそうだな。
G林道も同じく高速コース。
ロングのM峠以外は全て高速コース。
             TETUYA HPより

M峠だって、全体的に見れば高速コース。当然、中部の牧さんは、こんな高速コースの体験は無かったそうだ。

しかし、S林道、G林道のレキ中から白い靄が...おかげでペースノートの作り方が変わりました。
ストレートの長さは、感覚ではなく実測! これは、非常に勉強になりました。
前々から“ストレート長さは実測じゃないとダメ”と言われていたが、面倒臭かったので、いつでも感覚で...
でも、霧になると実測じゃないとわかんねえ。こりゃ、いい勉強になった。

レキも無事にこなし、スタート会場へ。
 Cクラス(四駆) 26台
 Bクラス(二駆) 24台
 Aクラス(四駆)  7台
 Aクラス(二駆)  3台
の60台。
Aクラスの二駆には、あの幻のDスポーツストーリアも。
なぜ全日本戦に出てこん!

今回はCクラスからの出走で、Cクラスは26台。
ゼッケンは12番。速い物順らしい?こんなゼッケンもらっていいのか?

スタートするころには、霧もかなり濃く。
でも、群馬といったら赤城の霧があるので、それに比べれば、まだまだまし。
牧さんもせっかく群馬に来たのだから、霧の洗礼もいい経験か?

SS1 M峠の途中から約3.8Km。かなりガスって来ました。
でも、まだまだ前は見えるぞ!と思っても、どうやら牧さんは霧の経験が無かったみたい?全然、踏めない...
踏め!と言っても....九州に続いてか?群馬は馬鹿多いから、こりゃやれたな!と思ったら、
案の定、40秒ぶっちぎられ。キロ10秒だ。

SS2 D林道もガスっていて、ダメ。M林道に戻って、ロングのSS3も霧でやられる。でも、まだ前見えるんだよな...
群馬の霧っていうと真っ白!っていうイメージがあるから、牧さん、霧の練習が必要だよ!

その後も霧にやられっぱなし。
でも、途中でエンジン不調の長野の花岡選手が前を走ることに。おかげで、9.5KmのSS5ではラップすることもでき、
おもしろかった。

1STの時点で、トップから200秒以上離される。これが東日本戦の実力か?
でも、全日本に行くと、まだまだ差があるんだよね...

1クルー¥2,000の格安“カーマジックOZ”サービスを受けた後、お楽しみの2STへ。
S林道、G林道を交互に3回使う、いたって単純な設定。
でも、これがおもしろい。
滅多に走れないハイスピード林道を、これでもか!ってくらい走らせてくれる。
設定から考えれば、いたって単純なのだが、でも、これで十分競技になる。
いろんな林道を順走、逆走で走らせるよりも、エントラントの学習能力が試されて楽しい?

しかし、朝8時からレキ開始だったので、2STスタートの午前0時くらいには、
もうヘロヘロ。体力の無さを痛感してしまった...つなぎ区間は、もう爆睡。
SSスタート、3分前くらいにならないと意識がはっきりしてこない。
金曜レキで、十分寝てから、土曜スタートのラリーがやっぱりいいな!

2STの目玉、SS6,8,10のハイスピードS林道スタートして、あっという間に3速。でも、その後、スピードが伸びない?
なぜ思ったったより車速が伸びん?なんか3速からはBクラスか? どうやら、タイヤに原因が...
馬鹿でかい ダンロップSP91R 215-65-15は普通のインプレッサには大きすぎました。
インプレッサで加速しないんだから、これを近畿戦で使ったNAセリカのガッキーさんはもっと悲惨だったんだろうな...

高速コースに慣れていないのと、大径タイヤにやられ、2STもトップとはかなり離される。
まあ、これもいい経験か?

結局、危なげ無くゴール。無事完走。
懐中電灯も三停板も使わないし、車両トラブルも無い! どうも、私らしく無いラリー展開だった。
で、成績は、Cクラス18位。
まあ、成績はともかく、Aライにしてから、初めての完走印!九州の苦労が報われたか?

しかし、久々のハードな1日だったので、ゴール会場到着後、すぐ爆睡。
起きてみたら、群馬の連中は、“らく顔”に...やっぱり群馬、馬鹿だ!
JAF SPORTSには、絶対、今回の表彰式の写真は出ません。
品性が問われるような状態だからだ!

久々に50Km弱のSSを体験でき、それもインターラリーで使ったM峠に、コルサらしいハイスピードのS林道、G林道。
9.5Kmのロングも2回あって、おもしろかった!

で、これは来年も!と思ったら、コルサはしばらくラリーの主催をお休み?




         ラリー ページ     ダートラ ページ     クラブ ページ     リンク ページ     掲示板