たくみ くんの参戦記

新潟県出身の全日本ラリー二駆&四駆ナビゲーター
(02年8月31〜9月01日 全日本二駆部門SONNETの巻き)

  ソネットらしくないソネットラリー

  どうも、高橋 巧です。

  今回はガッキーさんと全日本二駆部門のソネットラリーに行ってきました。
  昨年まではSSが開催できず、
  また、事前情報がまるで入ってこない、いやらしいラリー。
  受理書によれば、SSを開催するとのことでしたが、
  『ソネットだから...』ということで、まったく期待せず....

  金曜にレキがあり、『ソネットも全日本みたいじゃん!』という感じ。
  でも、10時レキ受付で15時から『しのいサーキット』での練習走行。
  正味2時間のレキ?何本林道使うのか?
  結局、使う林道は2本。7.7Kmと3Km。
  それも、3Kmはハイアベのみ。レキも1回だけ。
  やっぱり、ソネット、中途半端だな...

  しのいサーキットでの練習走行も何事も無く終了。
  今年のレキ付のラリーでもっとも楽な設定。
  ということで、宿に帰って、すぐに飲み始める。
  今回はRTNの加藤さんと加藤さんのナビの瀬川さん、
  瀬川さんと一緒に富山からアムロケイズの才木さん、
  そして、ガッキーさんのトランスポートとして、
  わざわざ奈良から石川君が参加。ご苦労様です。

  林道2本、トータル10Kmのペースノートなので、
  適当の飲んでから清書しても全然楽勝!
  今年のレキ付ラリーで、もっとも楽なラリー。
  前日レキ付のラリーにしては、物足りない?
  まあ、これでもいいか!

  しかし、ここで問題が...
  6人で2部屋の割り当て。
  木曜から宿泊している5人の話では、
  木曜の晩もガッキーラチェット歯軋りが炸裂していた模様。
  これは、ラチェットの餌食になりたくない...と思っていたら、
  みなさん親切で、ガッキーさんと相部屋になってしまいました...
  やっぱり、ラチェット炸裂!
  朝4時から、カリカリ、カリカリ。
  ラチェットと思うと寝れなくなるので、
  『これは栃木のコオロギに違いない!』と自己暗示。
  でも、カリカリ、カリカリ。
  栃木のコオロギは、無茶苦茶うるさい!

  明けて、土曜日、ラリー本番。
  まずは、しのいサーキットのSSから。
  炎天下の中、しのいサーキットを2周を3回の3SS。
  午後1時から6時まで、ダラダラとこのパドックで過ごすスケジュール。
  おまけにいやらしいソネット、
  しのいサーキットでのクルー以外のサービス行為禁止だって、
  何のために富山から来てると思っているんだ!
  やっぱりソネット...

  SS1
  前日の練習走行から、全然、横に乗っていて怖くない。
  ってことは、いけてないって事か?
  無難に2週走って、103.5秒。
  前日の練習に比べるとそれでもかなりいい。
  でも、全体から比べると...
  まあ、サーキットはおまけだからいいや!

  SS2
  今回のラリーで唯一怖かったSS。
  1周目のバックストレートのシケインで縁石に引っ掛け過ぎ。
  なにしろ、セリカは安定感だけはバツグンなので、
  それまでも、縁石は引っ掛けてきたのだが、ガッキーさん、調子に乗りすぎ!
  右、左で縁石に引っ掛けるが、左側でクラベルに入る寸前位まで引っ掛ける。
  左側の縁石を引っ掛けたとたん、タコ踊り!
  コースを仕切るタイヤバリアに向かって、大タコに...
  おいおい、頼むからコースアウトは、いやや!

  道の上にいてくれ〜

  ふらふらになって失速するが、コース上にいることが出来た!
  その後は、漠然と走行。
  タイムは当然悪く、106.1秒。
  まあ、コースアウトしなかっただけ、よしとするか!

  SS3も漠然と走ったようで、104.3秒。
  結局、サーキットは全然ダメ。
  Bクラスのトップタイムは、EG6シビックの飯泉選手のSS2 97.0秒。
  Aクラスは、加藤さんの102秒。
  シティにも負けてしまいました...
  でも、それ以上に真昼のサーキットで5時間もボーとしていたので、
  暑さに参る。ガッキーさんは特にバテ気味。

  やっと暗くなってから林道セクション開始。
  ここからが本当のラリー。
  でも、ソネットで使うところは、北関東ではよくある
  『狭くて、コーナーがきつくて、勾配も急!』なところ。
  九州のグラベルとは、まったく逆の感じ。
  ガッキーさんは、こういう道が嫌いみたい。
  どうも苦手意識があるところは、極端にタイムが悪くなるみたいだし...
  でも、無理すると九州の二の舞が...

  まずは、3Kmのハイアベ。
  久々にオープンCPからのスタート。
  チェックでカードをもらうときには、久々にチェックカードをもらうので、ちょっと緊張。
  途中、KINKS 4Lで、ちょいロスト。
  やっぱりKINKSの判断は難しい。
  結局、12秒遅れでCP IN。
  TOPグループはのれているから、やっぱり苦手意識大らしい。
  でも、ここでガッキーさんが一言。

   ガッキー 『林道は、ええわ!』

  やっぱり、ラリーは林道だ!

  そして、7.7Kmの林道を1.6Kmと5.4Kmに分けてSS。
  まずは1.6KmのSS4。
  無難にこなして、ゴール、99秒。クラスTOPは、89秒。
  つづいて、5.4KmのSS5。
  ここでも、またロスト。
  久々にまったく無口になってしまいました...
  テクニカルなセクションから高速気味のセクションになったところで
  『3Rlong すぐ 3R (短いストレート) 4L 4R 3Llong つづいて 3L』
  の『4L 4R』でよく判らなくなり、『3Llong つづいて 3L』あたりで完全にロスト!

   ガッキー 『おい!』

  とか言われるが、全然判らん!
  で、3行先、約500mくらいで、やっと復帰。
  久々にやっちまった....
  でも、どこでやったか判っているので、2本目は対処できそう。
  ということで、ペースノートのロストもあり、337秒。
  TOPは、306秒。実に、5.5Kmで、31秒負け。
  これが全日本戦の洗礼か?

  その後サービスに入るが、
  別に何も壊れたところもないので、何もすることもない。
  サービスの才木さんと石川君には、物足りなかったか?

  サービス後は、またSS4,5と同じSSをこなし、ハイアベ。
   SS6    98秒
   SS7   336秒
   ハイアベ  15秒おくれ
  ほとんど1本目と変わらず...まあ、ロストはしなかったけど。

  そして、7.7Kmの通しの最終SS。
  スタートでオフィシャルから
  『390m先にリタイヤ車ありますが、コースはクリアです。』と言われる。
  気合入りすぎの奴らがいるなあ...富山では、そうなったんだよな...
  と思いながら、スタート。
  4R後のS50でAE111レビンのテールが見える。
  何か、見たことある奴やな...ああ、LACKカラー、河野レビンだ...
  でも、なぜかリタイヤ車を見るとお得な気になる、何故?
  その後は、大した見物も無く、
  1ヶ所側溝に落ちるが、何事も無く復帰。
  で、481秒でゴール。
  ここはペースノートの読み応えがあった?
  しかし、TOPとは、またもやとんでもない差をつけられる。
  TOPは、やはり飯泉選手で435秒。実に46秒差。

  最終結果
   優勝 EG6シビック 飯泉・石田組  1512.1
   2位 ZZTセリカ   森・藤綱組    1534.6
   3位 AE111レビン 片糸・宮城組  1583.2
    :
    :
  12位 ZZTセリカ  稲垣・高橋組  1691.9

  実に莫大な大差を付けられたラリー。
  でも、それ以上にサーキットのだらけた暑さにやられたラリーでした。
  7.7Kmの林道がSSで使えるようになったのだから、いっそうのこと、
  『7.7Kmを5回使ってSS40Km弱』の思い切った設定にして欲しかった。
  それぐらいの大胆さが欲しかったな...ソネットのI会長!

  去年までのSS無しのソネットに比べたら格段の進歩か?

  そう考えると、今年のソネットはソネットラリーらしくなかった?

  しかし、このままでは栃木まで遠征する価値がないぞ、ソネットラリーは!

  ということで、無難に完走したソネットラリーでした。
  ガッキーさんとは、これにて今年の全日本戦のコンビは終了。
  セリカ1年目で、課題いっぱいって感じかな?
  でも、おかげでJAF戦スタンプラリーは着々と集まって、残り1個。
  名誉ある6個目のスタンプは、誰からもらおうかな?





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