[光電管ハカイダーの言い訳記]
T-長岡ダートトライアル、光電管『箱』ハカイダー
今回は、ダートトライアラーに変身の高橋です。
関東のラリーでは度々お世話になり、
過去には某所で転落した際にもいろいろとお世話になっているので、
2年ぶりにT-長岡のダートラに出ることに。
場所は、新潟県唯一のダートラ場、トライアルゾーン新潟。
いつものようにクルマはレンタカー。
NCCS(新潟カークラブスポーツ)のEP82スターレットターボ。
去年借りたときよりは、多少良くなったとのことで
一応、VVCとかが付いたしく、一応、規定上C2クラスらしい?
事前整備は不要との連絡はあったが、
やっぱり壊れているのがNCCSスターレット。
まあ、今回はブレーキパッドを留めているクリップ脱落(つけ忘れ)I程度だっ
たので、
廃車のカローラから部品をくすねて前日の作業終了。
今回は大したこと無かった。
ダートラも最近は競技人口が少なく、
今回の新潟県シリーズT-長岡ダートトライアルは、
A1 7台 A2 14台 A3 4台
A4 13台 C1,2 5台 C3,D 3台
の合計46台。
我々は、C1,2クラス。5台となっているが、実は、2台5名。
RT雪椿の神蔵選手 シティ
NCCSスターレット 4人で乗り回し
の2台。
神蔵選手のシティは、ちゃっと作ってある改造車で、
ソレックスも付いている。
対してNCCSスターレットは....
・ロシア行きのバックヤードから拾われ...
・他の改造EP82から部品をもらい
・たまに部品を買えば、付け方判らずで文句を言う
・そして、前回はいいかげんな配線から火災
と、競技車の風上には置けない状態。
当然、神蔵選手シティにかなうとは思えない。
でも、クルマを比較しても仕方が無い!
なにしろ、身内4人の戦いが重要なのだ!
で、今回の4人は、走行順に
私 1ヶ月クルマに乗っていない。ダートラ1年ぶり。
木戸さん 昔、ファミリアでダートラ。復帰して1年くらい。
山田さん 愛車TA27セリカ。昔、ラリーでドラ、ナビ両方組んだ。
白川さん NCCS名物男。CK4Aランサーでラリー、ダートラ。
普通だったら、速い者順で、白川→山田→木戸→私か?
でも、NCCSスターレットは何が起こるか判らないから、予想はあてにならん。
ダートラは、なんと早朝から慣熟歩行が....
ラリーでは、道の上で走る、踊るは得意なのだが、
何事も無いのに朝から歩かされるとは...
おまけにコースは、ラリーだと『!L1絶対、曲がらん、すぐ、またR1』とか
ラリーでは考えられない設定。
急ブレーキは、ぶつかるときと落ちる直前だけだっていうのに...
改造車のゼッケンは後なので、ゆっくり他のエントラントの走りを見て、
知り合いと喋っていると、ちょうどよく自分の番に。
久々のダートラなので、ちょっと緊張。
それに、VVCとやらが付いてから初めてのスターレット。
スタートして、すぐに下りのショートストレート。
なんだか、クルマがふらふらして怖い...
で、左鋭角コーナー、進入でブレーキ大失敗。
人と全然違うところまで突っ込む....
その後は、どこを曲がればいいのか確認しながら走行。
当然、満足に走るわけが無い。
下りのロングストレートでは、なんだかクルマが暴れるし、よくわからん!
で、ゴール前の島周り。
パイロンの間を抜けて、島を回ってゴールのはずが、
島を回ってゴールラインに行くところで、スターレットの行き先は光電管
に...
“このままだと、光電管のところにいっちゃうな...”と思いながらも、
“どうにかなるだろう?”と言う、何の根拠も無い考えでいたら、
やっぱり光電管に...
目の前で光電管を囲っている箱が爆散!
や、やっちゃた...
ぶつかってから、“光電管はまずかったか...”と反省。
でも、運良く光電管自体は壊れず、箱だけがバラバラに...
ラッキー!
おかげで、T-長岡の輩からは、
『ブレーキ踏むとか、避けるとかしろ!』と怒られる。
そりゃ、そうだな!
ハンドルは、もう光電管まっしぐら状態。
光電管の箱をはねてからブレーキ。
こりゃ、人間が大問題。
でも、笛吹きはねたわけじゃないし、
CP車に激突したわけでもないから許してくれ....
ということで、光電管はねて計測不能ということで、ミスコース扱いに。
でも、明らかに遅かったから、まあいいか!
結局、1本目は、
神蔵選手 1分39秒(調子が悪くても、NCCSスターレットより速い)
白川さん 1分41秒
山田さん 1分41秒
木戸さん 1分50秒
私 光電管の箱 ¥2,000−
このままでは、『ダートラでも完走できない大馬鹿者』になりそうなので、
ちゃんと、昼休みにコースを歩くことに。
これで、もうどこを走ればいいのかは、判った!
(真のダートトライアラーは、朝の慣熟歩行で判るらしい?)
オフィシャルテントに行って、散々言い訳をして、
挙句、勝手にオフィシャル弁当のカレーを食う。
で、2本目。
なんか、フロアの下で排気漏れみたい?
“ガスケットでも切れたか?”くらいで何も気にせず搭乗。
1本目は、アクセル踏むとフラフラしてまっすぐ走ることもできなかった。
よく考えたら、アクセルは0 or 100状態。
判った、0−50−100作戦だ!
ということで、ちょっと頭を使って(?)、走ることに。
ちゃんと真っ直ぐ走るじゃん!
でも、コーナーはテケテケとゆっくり走る。
つ、つまんない...でも、とりあえず、完走だ!
で、無事、光電管もかわしゴール。
タイムは1分40秒。
1本目の神蔵選手のタイムには及ばず、白川さんとも1秒差。
条件よくなったから、こりゃ、また、ビリか?
木戸さんが乗るときには、さらに排気漏れの音が大きくなる。
でも、気にしない...
木戸さん 1分40秒
0.7秒差で私が勝っているらしい。
山田さんが乗るときは、完全に排気漏れ。
でも、走れそうだから、行け!とスタートラインに並んだら、
オフィシャルから戻れ!の指示。
何?
センターパイプが外れて、垂れ下がっていました....
オフィシャルから
『最終ゼッケンまでに修理できたら、走っていいです。』
と言われる。
何を言っているんだ!
工具はあっても、ジャッキもウマも無い。
おまけに暑い!
ということで、修理する気まるで無し!
で、結局、競技終了。
結果は、
C1,2クラス
優勝 神蔵選手 1分38秒
2位 私 1分40秒
3位 木戸さん 1分40秒
4位 白川さん 1分41秒
5位 山田さん 1分41秒
タイムだけ見ると、なんて緊迫した2〜5位争いなんだ。
でも、実態は....
おまけに、白川さんは“NCCSスターレット、3戦連続2本目出走ならず!”
ちゃっとクルマ作ろうよ....
今年初のメダルをいただき、
さらに、県外賞にT−長岡名物(?)のあぶらあげも頂く。
やっぱり賞品は、貰ってうれしい、食べておいしいが最高!
ということで、あぶらあげは美味しゅうございました。
銀メダルも頂いたから、これで運も上向きになるか?
これからのラリーに期待です。
でも、またダートラ出るかな...