守門山開き
2003年5月25日(日)
 守門岳(すもんだけ)は栃尾市、入広瀬村、守門村、下田村にまたがり、主峰の袴岳(1,537m)、青雲岳(1、496m)、大岳(1,432m)などからなる山の総称です。
成層火山の特徴である、大きな裾野を持つ雄大な山です。
私の住む、栃尾で守門山と言えば大岳(おおだけ)を指します。
クリックすると地図が見れます。

保久礼駐車場8:35 保久礼駐車場から大岳を望む

 栃尾市栃堀口からの登山です。当日は、天気も良く駐車場はすでに満車。道路わきにも車の列ができていましたが、なんとかスペースを確保。
途中、新潟市から来られた女性グループにヒッチハイクされちゃいました。
この他にも、入塩川口からのコースもあります。
保久礼小屋8:50 保久礼小屋を出発

 今年も地元、栃堀の青年会の皆さんが、味噌汁のサービスでお出迎え。
朝の5時からの準備だそうです。
来年は、お前がやれと指名を受けてしまいましたが・・・。
とってもおいしかったです。ご馳走様でした。
案内看板では、ここから大岳頂上まで約2時間の予定です。
キビタキ清水9:30 キビタキ清水

 登山の途中、喉をうるおしてくれる清水が湧き出しています。
そばには、まだ残雪が。
このすぐ上に、キビタキ非難小屋があります。 
ブナ林ブナ林

 登山道の脇に見えるブナ林です。
残雪の白と、新緑のコントラストが目に鮮やかです。このあたりから、涼風が心地よく迎えてくれます。
実際は写真とは比べ物にならないくらい、鮮やかな緑で感動的です。
不動平10:15 不動平から見た大岳

 ここから大岳まで、雪の上を歩きます。
去年は、このあたりに雪はほとんど残っていなかったのですが、今年はたっぷり有りました。
頂上の雪庇が楽しみです。
守門大明神10:35 大岳頂上に到着

 頂上には、守門大明神が祀ってあります。
金色の鐘は、ペンキ塗り立てです。さっき、スプレーを吹いてました。
今年もお賽銭を忘れちゃいました。神様ごめんなさい。
どこに行くにも財布は必要?
安全祈願祭11:00 大岳山頂で安全祈願祭

 この日は天気も良く、大勢の登山者で賑わいました。
山岳会関係者や遠路はるばる来られた方、最年長や最年少(4歳)の方々から玉串が奉納されました。
年長者や子供たちのほうが元気かもしれません(^_^;)
安全祈願のお札(裏)安全祈願のお札(表)登山安全祈願のお札

 安全祈願祭の後、登山者に配られたお札です。
幅36.5mm、高さ72mmの木製です。
あと、何枚貯められるのかな。
東洋一の大雪庇東洋一の大雪庇

 今年は残雪が多く、立派な雪庇になっていました。
東洋一の大雪庇落ちたら上がれそうにないほどの崖です。
ところで、世界一はどこなんでしょうか?
袴岳袴岳

 中央のとがった山が守門岳の主峰、袴(はかま)岳、右側のなだらかな山が青雲(あおくも)岳です。
去年は袴岳(守門岳)まで行ったのですが、今年は、ここ大岳でのんびりしてました。
天気は良かったのですが、遠くがかすんで新潟平野はよく見えませんでした。
袴岳頂上
   袴岳(守門岳)頂上 2002.5.26
楽しいランチタイム楽しいランチタイム

 雪の上でのランチです。
メニューは焼肉、カレーライス、カップラーメンなど様々。やっぱり隣りのは、おいしそうに見えます。
これが楽しみで登ってきたんです。家で飲むビールとは一味違いますね。
守門の花3守門の花2守門の花1守門の花

 駆け足での下山途中に咲いていた花々です。
保久礼のブナ林14:15 保久礼小屋に到着

小屋の周りには大きなブナの林がみごとです。この木々が私たちにきれいな水を与えてくれるんですね。
新緑のみずみずしさがまぶしいです。
刈谷田川の源流刈谷田川の源流

保久礼小屋の裏手には、刈谷田川の源流、母川が流れています。
この時期は雪解けの水が勢いよく音を立てています。
この、川の流れとブナ林は森の恵みと言う言葉がぴったり。
まさしく、とちおのたからものです。

 登山が趣味というわけではない私にとって、守門登山は地元栃尾を再認識する絶好の機会です。きれいな水と緑に囲まれて暮らせる、これは今の時代とっても贅沢なことなのかもしれません。
機会があれば体力の許す限り、何度でも登ってみたいものです。今度は子供をつれて。

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