初めてこのページに来てくださった方に

はじめまして。拙サイト管理人biwaと申します。どんな理由であっても、いらしてくださったこと、感謝申しあげます。さて、このページの公開趣旨について、少し長くなりますがお話をさせていただこうかと思います。

最初に、このページ全体として内容がとてもつらい体験談が主となることについて、「希望がない」というご指摘があったことについて。これは他の幾つかのページにも多分共通するところではないかと思います。拙サイト管理人自身が元・介護職員であったこと、についてもいくつかメール頂戴いたしました。

体験者でないとご理解いただけない部分も生じると思います。
個々のケースによっても違うので、その点どうかお含みおきをください。

この問題は、本当にきれいごとではすみません。
同居家族、親族の無理解による非協力・そして言葉の暴力は、今でもトラウマです。能力的に…と一任されて、全面的に受けてしまった私にも責任があります。が、言っている当人には全くそのつもりがなくても、必死でやっている現状に対しての容赦ない一言一言が今も忘れられないです。
「自分に余裕が無かったときのこと」だと、思えるようになるには今しばらく時間がかかってしまうと思います。
加えて、自分がかつて介護職員であったがゆえに、頼らざるを得ない福祉関係者の方々の「家族の心情への無理解」が見えてきます。気付けば腹が立ちます、しかしそれが実際、考えてみるとかつての自分の姿を鏡に映したそのものの姿です。二重の痛みを味わうものがあります。

祖母を出来る限り在宅で看たいという思いと裏腹に、私の体力の限界で施設入所に及んでしまいました。ベッドの空き待ちの人数はおおよそわかります。他にどれだけのご家族が悩んでいらっしゃるかも想像します。
大変な挫折感と罪悪感を覚え、当時、ひどく気持ちが落ち込みました。祖母の入所先に足を運べなくなった時期もありましたが、何とかその時期を乗り越えまして、今にいたります。現状と個人的な心情とのギャップは精神的にも肉体的にも残るところで、他の体験記を読むことは書籍などが今もつらくてなりません。こういう状況をなるべくは減らしていける環境を、今、在宅介護をされている方々、これから介護をされる方々のためにも強く望みます。

そのために、きれいごとでないそのままで体験を公開する次第です。
少しでもそれを改善するために私なりにしてきたことも含め、ご参照願います。

(管理人記:2003/04/03)
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