尊厳死の意思表明について

尊厳死の意思表明について
	祖母は、ボケる以前、よく「管につながれて、無理やり生かされるのは嫌や」というということを言っておりました。医療も介護も可能な限り尽くされるべきですが、最早、延命目的のみの治療となる場合、それを望まないという意思を表明しておくことは出来ます。

その意思が固く、意識鮮明であり自筆出来る場合、法的に有効な書面を残すことでその希望を表すことが出来ます。書式を知人の看護士さんに教えてもらいましたので以下、記述します。

尊厳死（自然死）について

尊厳死（自然死）を望みます。

私が不治の病におかされたとき、人間らしい死を全うしたいので、下記の事項をお願いします。

1.延命治療は不要です（生命維持装置など）。
2.苦痛緩和は積極的にお願いします。

但し、麻薬などを用いたため死を早めることになっても、
その責任は私にあります。

以上のことは、私が人事不省に陥った折には、家族の責任者に全てを委任いたします。

住所：
署名：（最後に捺印）

　　二人の承認
　　住所：
　　署名：（最後に捺印）

　　住所：
　　署名：（最後に捺印）

この書面が必要と思われた場合、医療スタッフに示せばよろしいそうです。
　詳細は「日本尊厳死協会」というところにお問い合わせをお願いします。

管理人個人が以前、県の担当部署に問いあわせをしたところでは、
　（祖母のようにこのような書面を書けない状態に於いては）
　そういう意思表示が必要な段階で、家族が医療スタッフにその旨話せばよい、
　とのことでした。
　