地域の茶の間   投稿者:広井   投稿日:Thu Feb 10 05:31:49 2005

被災者といえども若い人たちは会社に行っているわけで、日中は駐車場も閑散としている。
いつもぶらぶらと散歩している人も顔なじみになった。
ボランティアを誘ってはお茶のみをしている人もいるが、話し相手が欲しいのだろう。
ボランティアがお年寄りの話し相手になってくれることは、ありがたい。
「お茶ばっかり飲んでいるとどうかなりそうだ」と言いながら、近所の玄関先の雪まで片付けてくれる人もいる。
昨日は断水と言うことでボランティアさんと1軒1軒声をかけて回った。
共通の課題で自然と人が集まった。
「たまにお茶でも飲んでいかねぇかね」と言われたが、昨日はそんな余裕はなかった。
 
地域の茶の間というのは、先日紹介した河田珪子さんが提唱している活動だ。
田舎では昔からやってきたことで別に新しい活動だとは思わないが、新聞の記事のコピーをいただいた。
4〜5日前の新潟日報でも栃尾市の仮設住宅の集会所を「地域の茶の間」というタイトルで紹介していた。
 
泉水小学校では今日の午後児童会室を片付けて、来週から仮設の住民に開放してくれることになった。
敷物は?こたつは?ポット、茶碗は?細かいことはすべてボランティアさんにお願いしてある。
おばさん達の意見も聞いた方がいいだろう。
踊りの丸山先生を招いたら、などの意見もでているが、まさか授業時間に音楽はかけられないだろう。
町の体育指導員を招いてストレッチという意見もあった。でも体育指導員だって昼間は仕事をもっているし・・・
たまには保健婦さんに来てもらうのもいいかも知れない。
 
私は町の生涯学習推進委員として長寿塾の部長を5年もやってきた。
長寿塾のノウハウはボランティアさんに伝えてある。
長寿塾ではずせなかったのは、温泉をセットにした研修。平たく言えば日帰り温泉パック。
でもそれよりもっと人気があったのは子供達との交流。料理教室、昔話、竹とんぼなどなど。
そういう意味では学校の中に茶の間をつくるのだから、絶好のチャンスなのだが、先生方の考えはいかに?

 

憩い屋   投稿者:広井   投稿日:Thu Feb 10 22:21:26 2005

午後からボランティアさんと一緒に泉水小学校に行った。
教頭先生に会うときは質問事項をまとめておくように、と言っておいたのだが、しっかりまとめてきた。
今度のリーダーは大阪から来た女性だが、まとめ方を聞いているだけで、すばらしい人材だと思った。
 
次は仮設でおばあさんたちの希望を聞くことにした。
一人暮らしだけど、キーボードをひくというMさんと
「昼間はひとりでいつも寂しい」と言っているTさんに目をつけていた。
Mさんは留守だったが、Tさん宅で一緒にお茶を飲んでいた。話が早い。
 
ところが漬け物の話や昔話が始まって、なかなか本題が切り出せない。
ようやく部屋の名前を「憩い屋」にすることが、ほぼ決まった。
「行ごいや」(いこうよ)に掛けてある。
 
最初から絵に描いたような地域の茶の間ができるはずもない。
まぁ、じっくりとやりたい。

介護福祉士来る   投稿者:広井   投稿日:Mon Feb 14 17:42:30 2005

今日は泉水小学校仮設のボランティアに埼玉県の介護福祉士が来た。
2週間の長期滞在だそうだ。
 
朝の鯉の管理を終わらせて仮設に戻ったら、ボランティアリーダーに紹介された。
それまでは、いつものようにオペレーターの指示で雪かきをしていた。
オペレーターに声をかけた。
「あの人は介護福祉士だからもっとやってもらいたいことがある」
 
「あなたは雪かきなんてしなくてもいいから、独り暮らしの老人家庭を訪問してください」
午後から独り暮らしの家庭で一緒にお茶を飲んだ。
「明日から小学校で地域の茶の間を開設するけど、お茶のみばかりじゃしょうがないから
なにか良いアイディアはありませんか?」と聞いた。
「いろいろなレクリェーションができる」とおっしゃる。
いいタイミングでいい人が来てくださった。
 

アシモ来る   投稿者:広井   投稿日:Tue Feb 15 15:15:01 2005

今日は泉水小学校にアシモが来た。
田麦山小学校の生徒も見学に来た。
 
 
今日は雪かきボランティアで宮城県のお母さんと、埼玉県のお母さんが来た。
最近若いボランティアに慣れてしまっていたから、ちょっとビックリ。
「ひとりで来たんですか?」って聞いたら
「ボランティアは人を巻き込んでまでやるものじゃない」って答えに2度ビックリ。
午前中は相川でやっていただいたけど、午後はどこに行ったのだろう?
午後から雨が降ってきたのに、また雪かきをやっているんだろうか?などと心配したら
余計なお世話と言われそうです。
 

「いこいや」オープン   投稿者:広井   投稿日:Wed Feb 16 16:56:24 2005

お待たせしました。
集会所がない泉水小学校仮設に小学校の一室を借りて地域の茶の間ができました。
部屋の名前はひらがなで「いこいや」にしました。
ボランティアリーダーが昨日から畳を持ち込んだり、レイアウトを考えていました。
午前中は3人でしたが、長い風船で輪を作ったりして遊んでいきました。
それもボランティアさんが買ってきたものと思われます。
 
午後は7人のおばあちゃんがお茶のみをしていました。
いろいろ経費もかかるみたいだから、河田珪子さんからいただいた
義援金を活用させていただこうと、考えています。
 
 
泉水小学校ではようやく業者が来て、1回目の雪下ろしをやりました。
夕方3時にボランティアと重機をお願いして、玄関の階段の雪をきれいに片付けました。
学校と地域とボランティアがいい関係で進んでいます。
 
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