お祭り騒ぎのその後で来るものは
 サッカーJ2のアルビレックス新潟が2003.11.23の大宮アルディージャ戦に勝利して見事J1に昇格を果たした。チーム結成から5年以上はかかっていたと思うがよく頑張って昇格したと思う。おめでとう。今この瞬間だけはその美酒によってもいいと思う。
 zoro的にプロスポーツについてアルビレックスをモデルに少し考えてみたので残していたいと思う。そんな大げさなことではないがこれからアルビレックスに起こるであろうことを予測しながら考えてみたい。
 2003年のアルビレックスの目標はズバリJ1昇格だった。その目標が達成されトップリーグに昇格し、2004はその中で戦っていく。まずは監督選びと戦力の整備であろう。今年も反町監督が昨年に引き続いて指揮を執ることのなっている。この決断は正しいかどうかは結果が証明してくれるだろうが、一抹の不安は残るのは事実である。アルビ自体がJ1とJ2を行ったりきたりしてそれでいいチーム変成なら反町監督でOKと思われる。
 反町監督の理論やリーダーシップはわからないがJ1昇格に3年をようしたという事実を考えれば役不足ではないか。市原がオシム監督を招いて成功し、大分がオランダから神戸やセレッソ大阪が海外から監督を招いている。なぜその判断にいたったのか?ということを考えればJ1で戦う監督を招聘することが残留の条件であろう。それには資金が必要である。
 次には戦力補強である。今の選手の三分の二くらいは入れ替えにしないとJ1では無理である。J2の優勝がやっとの選手では戦うことはできまい。他のチームのサブから有望な選手をハンティングしてくることになるだろうが他のチームに試合にでるかでれない選手で戦えるかどうかが疑問である。
 それではトップクラスの選手と契約するか、元代表クラスのベテランと契約するかだがやっぱり資金がいる。金のあるところは強いのである。ヤンキースしかり巨人軍しかりレアル・マドリードしかりである。選手にはつらい話ではあるがチームはJ1だが昇格を支えた選手はJ1にいけないということである。それが実力と現実である。
 じゃあプロスポーツを支える資金であるがアルビレックスには現在ビッグスポンサー(亀田製菓くらいか)がない。市民のチームで新潟県内の中小の企業のスポンサーやサッカーに興味のないような社長さんに新潟唯一のプロスポーツサッカーチームで地域振興ということで後援会費を払ってもらったり、一般の市民の後援会費で運営しているらしい。こちらはなかなか収入増は見込めない。後は入場料か。爆発的な入場者数を誇るアルビレックスだが、来年の入場者数はたぶん今年の半分くらいか。それは間違いなくアルビレックスが勝てなくなり、明確な目標を立てられないからだ。JI優勝が目標、はたまたJ1残留が目標になるのだろうが・・・。今年のアルビレックスは適当以上に勝って、目標が現実化していく中でにわかアルビサポーターが増えビッグスワンがいっぱいになることが多かった。しかし負ける試合を見に行くものは少ないだろう。
 アルビレックスの目標は何?J1で優勝するためにはいい監督、いい選手、いい環境をそろえることが必要。それに潤沢な資金と経営手腕が必要である。とにかく金。それにはビッグスポンサーが必要。しかし勝たないチームには金を出す奴はいない。宣伝効果がないからだ。なら金がない。それなら若い有望な選手を育ててビッグチームに売っていくチームを目標にするか。ジーコや川淵キャプテンにほめられているシステムはJ2やマイナーなバスケットやシンガポールリーグやアメリカの独立系のバスケットリーグのチームでしか通用しないシステムなのだ。つまり人件費(選手の年俸)がかからず、マイナーな曖昧な目標であればいいシステムをビッグなチームにどう適用していくかが運営の問題であろう。
 サポーターの質もこれからは問われていくだろう。アルビレックスがすればなんでも良いことみたいなフジテレビのバレーボール中継並みのレベルでは先が思いやられる。サッカーに対する厳しさがない。サッカーの試合を厳しく観戦しないで騒ぐことが目的のサポーターならサポーターとは呼べない。 
 ビッグスワン、朱鷺メッセと並んで新潟の見栄の象徴であるサッカーアルビレックス新潟の現実は厳しい。来年の今頃はアルビレックス新潟年間順位16位、ビッグスワンに閑古鳥なんてならないことを祈っているが、むしろそうなってもう一度J2からやり直してついてくるサポーターやシステムがほんとにいい身についたものになると思う。アルビレックスバブルがはじけないことを祈っている。そのためには勝ち続けること。プロスポーツは勝てなければ運営はないこと心しているとは思うが。かつてJ2川崎フロンターレはJ1ヴェルディ川崎より観客数が多かったチームであることを書き加えておく。
トップページへ