| リカちゃんの結婚 |
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先日、反町隆史と松嶋菜々子の入籍が発表せれ、本人たち二人で記者会見が行われた。
理想のカップル、誰もが羨む美男美女の二人、みんなの祝福を受けて二人はきっとしあわせでいっぱいなことだろう。 ところが、あまり世間では盛り上がっていないような気がする。普通好感度調査のトップになるような女性の結婚である。もっと男性からも女性からも反応があっても良いはずである。
たとえば松田聖子の時は「離婚秒読み」とか、「郷ひろみのかわりの男」というやっかみとも冷静な分析とも言えないような世間の風評が舞ったり、「勇気ある恋多き女」「私もしてみたい」などの応援とも何とも言えない意見もあった。 木村拓哉と工藤静香の時もいろいろと応援ややっかみ、悪評、応援などワイドショウや女性週刊誌を飾ったと思う。良くも悪くも木村拓哉や工藤静香や松田聖子からは人間くさいところがあった。幸せになった実感だったのか、もしくは幸せになろうとした行動の匂いや味みたいなものがあった。最近の野口五郎と三井ゆりの場合もやっぱりこさかしいくらい人間くさい。
冒頭の二人はどうだろう?
あらかじめ交際をオープンにし、さわやかさを気取って理想のカップルをさりげないほどに完璧に表現してきた。それが意図したものか、本当にそうなのかはわからない。その中間報告があの記者会見である。 あの会見のダイジェストを報道で見る限りあれには、味も匂いもない。まるでリカちゃん人形の結婚記者会見をみているようだ。松嶋アンドロイドと反町ロボットが松嶋アンドロイドの主導で動いているという感じである。そして誰かのプログラム通りに動ききったという感じである。 これからもきっとアンドロイドとプログラマーの簡単な苦労しない筋書き道理に機械的な匂いのない結婚生活へと突入していくだろう。あくまでもリカちゃんとワタル君のように。その時あまりの反応のなさにプログラマーとアンドロイドがあわてて人間に戻るのだろうか?それともほくそ笑んでそのまま機械化していくのだろうか?
それにしても、僕は人間らしい喜怒哀楽や苦悩、歓喜を織り交ぜて恋をして、愛をつないでいきたいと思う。
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