フルメタルジャケット
 
 今日は帰省したU1さんとHearts and Mindsをしました。66年からテト攻勢の68年までの3ターンシナリオで、U1さんが北・ベトコン、私が米・政府です。

 66年、北のキャンペーンはメコンデルタで、米側は無し。米・政府軍はメコンデルタから引き揚げていたので、北・ベトコンは3回キャンペーン条件を達成し、このターンのノルマ4ダヴを達成。ただ北・ベトコンの支配は2つ減って8になりました。
 67年は、北のキャンペーンがゾーン3のアイアントライアングル、米のキャンペーンがゾーン2のホワイトウィング。前の年に北の支配を減らしておいたことが奏功して、米側のキャンペーンがうまく行き、この年は2ダヴに留まります。ただ北も支配を1増やし、政府側はクーデター回避に資源を3失います。
 そしてテト攻勢の68年。北・ベトコンが勝つには9ダヴが必要で、少し大変そう。米・政府軍は再配置で要所Darlacを固めます。そして開始された北の攻撃は北部のフエ・ダナンに集中し、この一帯から米・政府軍を叩き出します。そしてフルメタルジャケットでThua Thienを支配したことで1ダヴを獲得。さらに襲撃でも追加打撃を与え、米軍は損害を免れたものの、政府軍の損害は10に達し、さらに2ダヴが入ります。
 しかし米・政府側もグエン・ヴァン・チューでクーデター防止コストを抑え、ペンタゴンペーパーで1ホークを稼ぎ、可能な所では支配を奪還していきます。果たして中北部を中心に支配を広げた北・ベトコンとどちらが勝ったのか?
 まず都市を6か所支配で3ダヴ。ゾーン2、3の境界州支配が5か所で1ダヴ。そして10地域支配で2ダヴと政府側の被害の方が多くて1ダヴ。全部合わせるとこのターンに入ったダヴは全部で丁度9。北・ベトコンがぎりぎり逆転勝利です。


 テト攻勢で、フルメタルジャケットを生かし、北ベトナムに溜まった戦力を有効活用し、都市も取れるフエ・ダナン集中攻撃を選んだのが、北・ベトコンの勝因でしょう。時間に合わせてシナリオの長さを調節でき、どこを選んでもバランスが取れているのが良いと思います。  
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