初めての宇宙へ
 
 子供とImperial Stars II(Victory Point Games)をしました。これは2つの宇宙国家が、残された未植民の星域の支配を巡って争うゲームです。今回は2人とも初めてなので、空間に何も無い簡単なセクター4のマップにしました。
 このゲームは、順番に4〜8まである5枚のチットを引いて、その数+支配植民星系数分のアクションポイントを得てアクションを行います。アクションは、移動、宇宙船の建造(コストの違うA、Bの2グループ内からランダムに引く)、植民(コストは1番近い味方星系までの距離で、そこの宇宙船を埋め込む)、修理などがあります。初めて植民した星系からは、いろいろ役に立つ惑星マーカーがもらえます。8のチットでは5ポイントの代わりに基地を作ることができ、基地でのみ宇宙船の建造、修理が行えます。沈んだ船を利用して、アクションポイントや惑星マーカーを買ったり、再生産に回したりすることもできます。
 戦闘は、艦載機(攻撃側がヒットを選ぶ、ロボット操縦)、ビーム(火力合計、防御側が損害選ぶ、威力大きめ)、艦載機の順に1ラウンドだけ行います。両軍の艦種は異なります。
 勝敗は敵本星を支配するか、終了時に植民、支配星系が多い方、同点ならユニット数の多い方が勝ちます。チットは全部引き終わるごとに1番少ないチットが抜かれ、残りが無くなったら終了です。

 序盤は互いに植民を優先しつつ、主力を相手に近づけていきます。強力な艦はやや移動力が低いのです。しばらくするとお互いの中間点付近に共に基地を建設し、ここから新造艦を作って、互いに手の届く微妙な位置にある星系にも、相手を警戒しながら植民を進めます。
 このような中で子供がメテオを引きました。これは1星系を指定し、そこにいる主力ユニット(2ステップ以上)に、1/2の確率で1損害を負わせるものです。子供は私の最大基地(スタック上限の6ユニット全て主力)にそれを使い、なんと6の内5ユニットに損傷を与えます。
 子供はそのまま到達可能な5ユニットでそこを攻撃し、大損害を与えます。私は近くの基地で生産し、惑星マーカーも使って何とか撃退しますが、その戦闘で基地を失ってしまいました。
 その後は終盤に向けて周辺の植民星系を取ったり取られたりしながら、最終ターンへ。植民星系が1つ少ない私は先番となり、最後の攻勢と植民を行います。これに対して子供もその両方へ最大戦力で反撃し、片方を奪取、もう片方を競合状態にします。
 その結果星系の植民と支配による得点は丁度同数。勝敗は残ったユニット数勝負となりました。そして数えていくと、子供の方が3つ位多く残っていました。

 プレイ時間は2時間ほどで、多少助言をし、惑星マーカーはオープンでやったものの、子供も特に詰まることもなくスムーズにプレイすることができました。初心者でもやりやすく、マップも4つあるなど変化がある好ゲームだと思います。

 
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