喉もとのナイフ
帰省したU1さんとImperial Stars II(Victory Point Games)をやりました。マップは星雲とアステロイドが多数散らばるセクター1です。
先攻となったU1さんは、互いのホームワールドの中間点にある星系を占領します。これは私のホームワールドを直接攻撃できる喉もとのナイフとなります。私も星雲を越えてU1さんのホームワールドに向かう別ルートの星系を占領しますが、前面の星系はやはりU1さんに押さえられてしまいます。
そこで私は左側に迂回してそちらに基地を建設し、連なる星系の支配を目指します。U1さんは別ルートの星系に基地を建設し、そこで戦力を増強して中央に圧力をかけてきます。
2サイクル目で私も敵基地前面に基地を建設。そこで生産した部隊と、ホームワールドに生産した戦艦2ユニットを、レッドラインで移動力を増加させて、喉もとのナイフを掃いに行きます。ここは通常の攻撃圏外だったことで手薄になっており、無損害でCA、CVLを撃沈し、占領に成功します。
この事態にU1さんは長考の結果、主力艦の届かない星系の奪還を諦め、私の基地を攻撃することを選びます。私もCLの迎撃で足止めし手いる間に、戦力をフルスタックまで増強して攻撃に備えます。しかしU1さんは生産の引きが良く、大型空母2ユニット、ドレッドノート2ユニットというほぼ最強の艦を揃えて攻撃してきました。

そしてU1さんはさらにコムボットで航空戦力を2増やし、9戦力で戦闘機ステップの攻撃を行います。私もコムボットは持っていたのですが、ここはまだ使い所ではないと考え3戦力のまま戦います。そして戦闘の結果はU1さんの攻撃は平均より少し高めで、こちらはCAを残して壊滅的損害を受けたのに対し、こちらの航空攻撃は1発も当たらず、4ユニットを損傷させたのみ。完敗です。
私は勝てないまでも、ある程度勝負になることを期待していましたが、非常に厳しい状況です。しかもU1さんは、私の外縁部の植民星系に小部隊での攻撃を仕掛けてきており、作戦ポイントの点でも厳しくなってきています。
このままでは負けが見えているので、私は残ったCAを脱出させて前に進め、喉もとのナイフから戦艦隊を出撃させて、前面で足止めをしていた工業プラットフォーム艦を破壊します。そして左側の基地で艦を生産し、出てきたCAを外縁防衛に向かわせます。しかしこれで間に合うのか?
というところで第2サイクルが終了ですが、2人とも思っていなかったことが起こります。U1さんの攻撃があまりにうまく行ったため、支配植民星系数でU1さんの方が上回っていました。これにより第3サイクルは順番の逆転が起こります。
チャンス!U1さんのホームワールドを守るのは、基地とCVLのみ。私はもう1枚持っていたレッドラインで移動力を増強し、CAと戦艦部隊を突入させます。ホームワールドを占領し、敵プレイヤーターンにも支配していれば勝利なのです。そしてこの時のために残しておいたコムボットを使い、攻撃側も全艦損傷しながら守備軍を全滅させます。
あとはここを守りきれば私の勝ちですが、一番近い所から距離4なので、U1さんは弱い船しか持って来られません。U1さんが2枚持っていたブーストも、引いたのはCLとDDで大した戦力になりません。結局私の航空攻撃が大当たりして反撃部隊は全滅し、私の逆転勝利となりました。
さて後々良く考えたりルールを読み直したりしてみると、こうしていれば結果が変わっていたかもというのがあれこれありました。例えばブーストは味方のいる所ならどこでも出せたので、移動した後に使っても良く、それなら遅くて強い船も連れて行けました。今回CLとDDだったから結果的には同じでしたが。また足止め部隊も1個ずつ動かせば、作戦ポイントは食うけど残りは通過できましたし、それだったらそもそも私はメテオで傷ついた敵にトドメを刺してリサイクルポイント(作戦ポイントに変換できる)を与えるべきではありませんでした。久しぶりなので色々抜けていました。
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