シナリオ4でもフランスは行けそう
ナポレオン1815: ワーテルローで、シナリオ4はフランスが不利すぎると思って、今まで避けてきました。しかしシナリオ5で結構いろいろな作戦が見つかったので、シナリオ4でもやりようがあるのではないかと思い、やってみることにしました。
シナリオ3同様フランスを1VPだけ有利にし、子供がフランス、私が同盟軍です。
第1ターン、フランスはカードが良ければ、いきなりネイだけでプロイセンの前衛を攻撃・拘束するつもりでしたが、悪かったのでBinche前面に集結しました。同盟軍はステインメッツを下がらせ、一番遠いヒルを呼び寄せます。
第2ターン、5を引いたネイはいきなりカトルブラを占領し、他のフランス部隊も侵攻開始。プロイセン前衛は後退しますが、リニーにはたどり着けませんでした。
第3ターン、ネイはリニーも占領してしまい、プロイセン前衛は退路を失います。これは同盟軍かなり苦しい感じ。プロイセン前衛は横道に逃げますが、片方は足止めを食らい遅れてしまいました。イギリス軍はまだバラバラ。

第4ターン、ネイとデロンは小さな勝利をして、ズィーテンを隣に追いやり、ナポレオンはそこに戦力を集めました。
第5ターン、幸いイニシアティブを取った同盟軍は、また一歩プロイセン軍を後退させます。フランスは皇帝が体調不良だったので、慌ててこれを攻撃せず、5個軍団をプロイセン軍に接触させました。これで次ターンには、フランスが大勝利を得られるはず。
そして第6ターン、ナポレオンは総攻撃。戦闘カードも出して、これでフランスの勝ちは決まったか?ところが同盟軍は、なんと丁度このターンに後衛を引いていました。プロイセン軍は1損害と1疲労だけで後退してしまい、フランスは勝ちを逃してしまいます。ナミュールでもブリュッヒャーが先に戻って、退路を確保しました。

とは言え第7ターン、さらにナポレオンはプロイセン軍に交戦して来たので、プロイセン軍は敵のいるナミュールに大きな疲労を被りながら後退するはめになります。
そして第8ターン、同盟軍はまた救いのカードが来ることに期待しましたが、さすがにそうそう都合良くはいきません。しかし代わりに同盟軍はイニシアティブが取れました。ならばここでネイとデロンに先制攻撃だ。カードはフランス3枚に対してプロイセン10枚も。圧勝を確信するブリュッヒャー。ところがなんと結果は引き分け。ブリュッヒャー、お前ほんとに弱いな。
ただフランスはまた皇帝が体調不良だった上に強行軍も無く、このターンはナミュールに戦力を集めただけ。同盟軍はフランスの町も占領して再びVPが入り始め、やや有利になってきましたが、勝敗は次の大決戦次第でしょう。

第9ターン、ナミュール決戦はフランスが4損害差をつける勝利ですが、フランスは一度目の決戦を逃してしまったことで、この程度の勝利ではVPが足りなそう。ただ今回はかなり疲労も与えており、プロイセン軍は度重なる小さな戦闘と移動によるものも加えて、疲労が極限までたまっています。もう一撃を加えれば、直接損害に加えて疲労でもプロイセン軍を大きく削れるかもしれません。
そして最終ターン、ナポレオンは4個軍団で仕掛け、強行軍でプロイセン軍に届く目を出します。これで最後の勝負か?しかし残念ながら同盟軍の手には混乱がありました。ナポレオンは道に迷ってたどり着けず、同盟軍の勝利です。

結果的にフランスが負けたとは言え、第5ターンに同盟軍が後衛を引けていなければ、フランスが勝っていた可能性は高く、シナリオ4でも十分勝負になりそうです。特にこのネイが先行してプロイセン軍前衛の退路を断つ作戦は、かなり効果的でした。ただやはりシナリオ3同様、フランスはプロイセン軍を狙うしかなさそうで、作戦の幅は少ないかもしれません。
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