窮猫狼を噛む
 
 ナポレオン1815: ワーテルローの2戦目。前と同条件で、今度はY君がフランス、子供がイギリス、私がプロイセンです。


 第3ターン、今回もフランスは全軍前進を引いて、素早い前進。どころが第4ターン、ナポレオン直卒軍は道に迷って、シャルルロワで足止めされてしまいます。一方でプロイセン軍前衛も、一歩しか下がれませんでした。

(リニーのフランス旗は直し忘れ)

 そして第5ターン、主導権を取ったフランスはネイで退路を断ちます。このまま攻撃されると逃げ場の無いプロイセンは、ブリュッヒャーでネイを攻撃しに向かいますが、移動力が足りません。そのままナポレオンはプロイセン前衛を破り、ネイの所に追い立てて、追加疲労も与えました。そしてさらにジェラールの追撃を受け、包囲状態のプロイセン前衛は全滅。もうダメにゃ。


 第6ターン、ここでフランスが主導権を取ってしまったら、突出していたブリュッヒャーまでやられて、同盟軍は負けでしょう。しかし同盟軍は運良く主導権を取って、ブリュッヒャーは逃げ延びました。一方でウェリントンは、ワーテルローに積み上げたハイスタックを進め、フランス別動隊に隣接します。
 そして第7ターン。同時移動する軍団ごとに移動力が1下がるので、集結したプロイセン軍は一度には動かせません。かと言って別々に動かせば、残された部隊が各個撃破されてしまうので、プロイセン軍はもう逃げようがないのです。ナポレオン本隊は、ブリュッヒャー軍に接敵し、次ターンの決戦に備えました。またフランス別動隊はカトルブラに後退します。


 第8ターン、ナポレオンはブリュッヒャーに対して攻撃を開始。しかし実はさっき全滅したプロイセン前衛が、不利ながら善戦してかなりフランス軍に損害を与えており、フランスもそれほと有利ではありませんでした。結局フランスは勝ったものの小差で、VPはまだ5残っています。
 第9ターン、ナポレオンは強行軍を使い、ナミュールのプロイセン軍に再度決戦を挑もうとしますが、キャンセルされて失敗。フランス増援部隊はアトを占領したものの、ブリュッヒャーはナミュールに1戦力を残して後退し、ウェリントンの大軍はカトルブラに接敵してきました。

 こうされるとフランスはブリュッヒャーを攻撃できず、一見勝ち目が無さそうです。しかしフランスは連携作戦でナミュールとワーテルローに同時侵攻して、ぎりぎり勝利をもぎ取る手を密かに考えていました。ところがそうとも知らぬ同盟軍の放った軽騎兵が、偶然連携作戦を引き当てて捨て札にし、フランスの狙いは水泡に帰してしまいます。フランスはナミュールを攻めてあと1VPまで行ったものの、イギリスがカトルブラを攻撃してフランス別動隊を行動終了させ、同盟軍の勝利です。


 2回ともフランスがあと1VPまで行って、カードで覆されなければ勝てる所だったので、シナリオ3は11VPスタートで良いバランスのようです。
 一方シナリオ4はVPで調整したとしても、調整が大きくなり過ぎておかしなゲームになりそうです(フランスが小競り合いだけで勝ってしまうような)。そこで次はシナリオ5を、同盟軍ランダム配置の古参兵ルールでやってみようと思います。
 
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