ヴァイキングレイダース
この土日で子供とStar borders:humanityをやり、練習シナリオと先週やった大変節を除く、残り5シナリオを全てやりました。順次リプレイを書いていきたいと思います。
まず今回はヴァイキングレイダース。帝国領に独立国家が襲撃してきたというシナリオです。初期戦力は互いに2コマずつと少なく、2ターン目から各プレイヤーターンに2コマずつランダムに補充プールに追加されていきます。ヴァイキングには最初から、ローゼン操縦装置(ワームホールをコスト無しで移動でき、退却も可能になり、そこに居ると補給ポイントももらえる)と、この星域の戦争優先権(実質収入増)のカードが与えられています。
実は後で気づいたのですが、このシナリオは普通のシナリオと違って、毎ターンのイニシアティブ決定がなく同じ順序なのに、普通どおりサイ振りをして先後を決めてやってしまいました。このシナリオでは互いの星域基地が攻撃されやすい位置に在るので、これにより先後の運が響きやすくなっていました。
子供は帝国を担当し、私はヴァイキング(駒は自由同盟の物)になります。カウントダウンは9です。
先攻のヴァイキングは、一発で基地を落とされてゲーム終了とならないよう、基地への接近路にある帝国惑星Oratioとワームホールの反対側の出口を、弱小なScoutとSmugglerで押さえ、さらに基地を要塞化します。帝国はすぐPatrollerでOratioを奪還に来て、Scoutは逃げ延びます。
危険な状態のカウントダウン8で、ヴァイキングは幸いComshipとGuardshipを手に入れ、帝国は無理せず前線を要塞で固めます。またヴァイキングは独立勢力との提携で隣接アステロイドから収入を得て、帝国は星域造船所で補充、出港の機能を高めます。
カウントダウン7で主力艦Starshipも手に入れたヴァイキングは、Comship、Escort×2と供に再度Ortioを攻め、Comshipの惑星攻撃も成功します。しかし帝国も着々と最強艦Destroyerを含む強力な艦隊を整備し、反撃に備えています。
そしてカウントダウン6には、帝国はその艦隊でOrtioに反撃し、反物質爆弾(艦を永久に除去する代わりに攻撃力と同数の命中を相手に与える)を使って、ヴァイキングを敗走させます。このままでは基地陥落の危機なので、主要な船を基地に戻し戦力を再建します。しかしあと2ターンで終了チェックが始まるというのに、1惑星も取れずに最後の基地惑星を守るのが手一杯とは、ヴァイキングに可能性はあるのか。

戦力を集めた星域基地にはさすがに帝国も手出しできず、カウントダウン5、4と現支配を維持する中、ヴァイキングはワームホールを回って帝国の後方惑星の占領に成功します。帝国は艦数が少ないことと、そこまでなら取られても優勢は失われないことから、これを放置します。ここで終了判定の目が1なら帝国の勝利でしたが出ず、戦闘は継続します。
カウントダウン3、惑星の支配で補給が豊富になったヴァイキングは、これを利用して大戦力を帝国星域基地に送り込み、反物質攻撃にも耐え、サブメゾン誘導コンピューターを使って帝国軍を撃退し、残ったComshipとSmugglerにより要塞を破壊します。これで次の番が来れば星域基地占領です。このシナリオでは敵星域基地を1ターン占領維持すると、サドンデス勝利なのです。
ここで帝国は基地を奪還するか、ヴァイキングの基地を奪うかの選択ですが、ヴァイキングの防衛艦隊を壊滅させて基地を奪い、同盟戦力の再建を阻止するほうを選びました。この戦闘で帝国は圧勝し、ほとんど一方的にヴァイキング艦隊を撃滅します。しかし2/3の成功率の要塞攻撃には失敗してしまいました。

ただそれでもそこを包囲したことで、支配惑星数では帝国が勝っており、このターンに終了すれば帝国の勝利です。しかし無情にも終了の目は出ず、ヴァイキングは次のターンの移動で、基地の奪還が不可能なように移動して支配を広げ、ヴァイキングの勝利となりました。
時の神に微笑んでもらえず惜しくも勝利を逃したものの、子供も健闘して互角の良い勝負となりました。特に私なら戦力減少を恐れて終盤まで残す反物質爆弾を、中盤から積極的に使って攻撃してくるのが印象的でした。
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