西遊記
今日のTriumph & Tragedyは、Y君が枢軸、子供が西側、私がソ連です。ソ連の私に特別新しい手はありませんでしたが、Y君の枢軸には何かありそうです。
36年、ソ連と西側が共に投資重視なのは、最近の私たちでは普通のことですが、今回は枢軸までもが投資重視。しかも収入11の内10までつぎ込むという大胆さ。技術の大規模開発でもするつもり?でも開発は結局1つだけ。どういう狙いなんだろう?他国は真意を量りかねます。
そして37年、やはりソ連も西側もいつも通りといった感じですが、枢軸が今度は4戦力以外の10全てをコマンドに投入します。枢軸はこれで外交を進めますが、保護国は多いものの衛星国化は他国に止められます。
38年には枢軸がスペイン、低地諸国、チェコを衛星国化。さらに工場増設を捨てて戦力も大強化します。イタリア軍までも。枢軸の狙いは何だ?フランス攻めには絶好な気がするけど。そしてここでソ連はルーマニアに対する枢軸の影響を一つ取り除きます。これでルーマニアは通商に。
ソ連はこのタイミングを捉えてルーマニア侵攻開始です。しかし一発では落とせず、この年はルーマニアを占領したのみ。一方枢軸はイタリア軍でユーゴを攻略しました。西側はフランスを強化します。
風雲急を告げる39年、枢軸はまたしても投資を捨てて戦力の大増産。この年開戦は間違いないでしょう。しかし西側はそれを見ても投資に振り分けます。大丈夫?
果たして枢軸は西側に宣戦しフランス侵攻。ドイツだけでなくイタリアやスペインからもフランスに殺到します。奇襲効果もあるしこれはすぐにパリ陥落か?と思いきや、歩兵だけの枢軸に対し、パリは要塞と戦車のみの大戦力で奇襲効果は完全に打ち消し。枢軸侵攻部隊は大打撃を受け、全滅一歩手前まで行きますが、西側の目が悪くわずかに生き残ります。
一方ソ連も枢軸に宣戦し、ユーゴの枢軸軍に攻めかかりますが、これも目が悪くこの年中には落とせませんでした。しかしもっとも悪いのは、枢軸は独伊合わせて大艦隊を組織しており、西側はフランス・イギリス本土とポーランド以外の収入が一切断たれてしまったことです。これでは西側はいずれ潰されてしまいます。そうか!これが枢軸の真意だったのか!

一旦は枢軸の攻撃を食い止めたものの、西側もソ連も多くのユニットを拘束されたため、40年にはステップが補充できず高い戦力のユニットが足りません。そのためソ連はベオグラードは落とすものの、そこから先へは進めません。他には空軍と空母でわずかにイタリア海軍1ステップを沈めたのみ。
また封鎖された西側は5生産力しかなく、北アフリカとスペインを通して陸路でインドまで通商路を繋ごうとしますが、ロンドンを完全封鎖されて繋がらず。再突入してきたドイツ軍に対してぎりぎりこの年は持ちこたえたものの、パリは風前の灯。来年は西側の収入はたった2になってしまいます。
41年、枢軸はついにフランスを降したものの損害は大きく、資源が少なくて収入が10しかないため戦力の補充も不十分で、この年は東側に備えるので精一杯です。
一方収入14で枢軸を上回るソ連でしたが、クロアチアが固いため、迂回ルートとして今だ中立のハンガリーを攻撃したものの失敗。枢軸に介入されて、コマンドカードを与えた上に戦力ごとハンガリーを奪い取られてしまいます。ああ、何しに行ったんだ。その後ソ連はダブルムーヴを利用してハンガリーを再攻撃するものの、また討ち漏らしてしまい、ユニットが大量拘束されます。粛清で失われた前線指揮官の穴は永遠に埋まらないのか。
42年、戦力を増強した枢軸はついにイギリスのグラスゴーに上陸。イギリスの要塞は辛くもこの年は持ちこたえますが、いつまで持つのか。
一刻の猶予も無いソ連は、残ったハンガリーを占領すると共に、完成した9戦力空軍によってベニスを空爆。一方的に3ステップの損害を与えます。この大損害にショックを受けた枢軸は、クロアチアを放棄してベニスに撤退。ソ連はクロアチア占領とベニス再爆撃後、クロアチアとタラントからベニスに突入します。しかし相変わらず絶悪のさいの目により、この年ベニスは持ちこたえます。
ここで勝負がつくか?43年。枢軸はロンドン攻撃!しかしロンドン要塞は強力で、枢軸部隊は大打撃を受けます。でも西側にはコマンドが無くて止めを刺せません。
ここでイタリア、ドイツに対して進撃を続けていたソ連は、遂にローマとそしてパリに突入。両方落とせば勝利です。それなりに戦力はあるはずですが、結果は?やはり粛清。どちらも落ちません。ぐああ。
ただこれが思わぬ効果を生みます。パリの部隊は実はイギリス上陸の第二波予定部隊だったのです。後詰のいなくなった枢軸は、ロンドン再攻撃を来年に持ち越します。
勝負の持ち越された44年。恐らく春の速いコマンドカードを持った方が勝ちになりそうです。順番が先になった枢軸は戦力優先で、コマンド引きは少なめ。既に良いカードを持っているのか?逆に春のカードを持っていなかったソ連は、コマンドカード10枚引き。果たして?
枢軸とソ連は双方春のコマンドカードを出します。枢軸は、C。やはり速かった。そしてソ連は、B!ソ連ぎりぎり先番。やった。
しかしまだ勝負は決まってはいません。ローマとパリを両方落とさなければなりませんが、パリには補給線を繋がず突入したので、ソ連軍は損耗していてぎりぎりです。まずローマ。ソ連の陸軍は無能でしたが、空軍は相変わらず優秀で、爆撃だけで片を付けます。そしてパリ。戦車3ステップの攻撃、はずれ。やばい。あとは歩兵1ステップの攻撃だけ。確率2分の1。どう?当たったー!辛うじてソ連は勝利を掴みました。

最終的にはたまたま勝てなかったものの、Y君の枢軸新戦略は非常に強力でした。西側はロンドンを封鎖されると極端に収入が減ってしまい、明らかに持ちこたえられません。今回西側は逆に海軍をあまりに作らな過ぎたので、状況の悪化に輪をかけてしまいました。そしてこの戦略にはネイバルレーダーが重要ですが、最初に投資を10枚引くというのがまた効果的でした。
今回はたまたま今までと違って、西側がパリ防衛策を取っていてフランス陥落が遅れ、枢軸の損害が増えたことと、枢軸の外交運が悪くルーマニアがソ連に取られたことで、難しい情勢になっていきましたが、普通だったら枢軸が勝っていたでしょう。
西側は海上戦力をおろそかにしないことと、ソ連は積極的にルーマニアを狙っていくなどの対策が必要そうです。
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